バンカーズとは?融資型クラウドファンディングサービスの特徴とメリット・デメリットを徹底解説

バンカーズ
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バンカーズはソーシャルレンディングともよばれる融資型クラウドファンディングのプラットフォームです。

2020年にサービスを開始した比較的新しい会社ですが、旧SBIソーシャルレンディングを合併するなど活発に活動し、注目を集めています。

今回はバンカーズの概要やバンカーズのメリット・デメリット、旧SBIソーシャルレンディングとの合併、よくある質問などについてまとめます。

この記事からわかること
  • バンカーズは融資型クラウドファンディングサービスを提供する事業者
  • メリットは10,000円から投資できることや利回りが高いこと、リスク分析を公表していることなど
  • デメリットは元本保証されていないことや途中解約できないこと
  • 2022年5月に不正融資で廃業した旧SBIソーシャルレンディングを合併し事業規模を拡大

バンカーズはクラウドファンディングの一種である「融資型クラウドファンディング」を実施している会社です。

少額から投資できることや高い利回りが得られること、利益が予想しやすいことなどがあり人気のサービスです。

ただし、元本保証ではないため、投資に当たってはリスクの理解が必要不可欠です。

詳しい内容について知りたい方はバンカーズの公式サイトをご確認ください。

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目次

バンカーズ/Bankersとは?

バンカーズはどのような企業でしょうか。

バンカーズの概要や融資型クラウドファンディングについて解説します。

バンカーズ/Bankersとは?
  • バンカーズの概要
  • 融資型クラウドファンディングとは何か

バンカーズの概要

バンカーズの概要
サービス名バンカーズ    
サービス開始年2020年12月
過去の予定分配率1.86~6.00%
過去の運用期間3か月~24カ月
公式サイトバンカーズの公式サイト

バンカーズは2020年12月から融資型クラウドファンディングのサービスを開始した会社です。

企業への融資を通じて比較的高い利回りを得られるため注目を集めているサービスです。

1口1万円という比較的少額から投資に参加できるため、資金面で不安のある投資初心者にとっても検討する価値がある投資ではないでしょうか。

バンカーズの投資案件や運用利回り、運用期間など具体的な内容について知りたい方はバンカーズの公式サイトをご覧ください。

融資型クラウドファンディングとは何か

融資型クラウドファンディングとはクラウドファンディングの一種で、金銭的なリターンを伴う金融商品です。

クラウドファンディングはインターネット上で不特定多数の人から少しずつ資金を調達することで、金銭的なリターンが得られる融資型のほかに支援金額に応じた商品やサービスを提供する購入型、リターンを求めない寄付型などがあります。

このうち、最大の事業規模を誇るのが融資型でソーシャルレンディング名で知られています。

バンカーズ
https://www.bankers.co.jp/contents/beginner.html

融資型クラウドファンディングでは。クラウドファンディング事業者(今回の場合はバンカーズ)が投資家から資金を募り借手に融資します。

借手は利子をつけて事業者に返済し、事業者は利子の一部を分配金として投資家に還元します。

バンカーズ/Bankersのメリット

バンカーズでの投資にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

メリットを4点取り上げます。

バンカーズ/Bankersのメリット
  • 10,000円から投資できる
  • セイムボート出資をしている
  • 利回りが高い
  • リスク分析の結果を公表している

10,000円から投資できる

1つ目のメリットは10,000円から投資できることです。

最低投資金額は事業者によって異なりますが、バンカーズの場合は10,000円から投資できるため比較的少額から融資型クラウドファンディングを始められます。

公式サイトの「ファンド一覧」から融資案件の詳細を見ることができ、予定分配率や運用機関などの情報を確認できますので、それを見てから投資金額を決定してもよいでしょう。

セイムボート出資をしている

2つ目のメリットはバンカーズもセイムポート出資をして投資家とリスクを共有していることです。

セイムボート出資とはファンドの運用者であるバンカーズも投資家と同じように出資することで、「セイムボート(同じボート)」にバンカーズも投資家も乗ることで、互いを運命共同体と位置付けています。

運用に失敗すると投資家だけではなく運用者であるバンカーズも損害を被るため、投資家とバンカーズの利害が一致し、ファンドの信用性を高めることにつながります。

利回りが高い

3つ目のメリットは利回りが高いことです。

バンカーズファンド一覧

バンカーズの過去の予定分配率は1.86~6.00%ですが、メガバンクの一角である三菱UFJ銀行のスーパー定期預金の金利は0.002%にすぎません。

両者を比較するとバンカーズが圧倒的に高利回りであることがわかります。

東京証券取引所に上場されている株式の配当利回り平均2%台前半であることを踏まえると、かなり高い利回りだといえるでしょう。

リスク分析の結果を公表している

4つ目のメリットはリスク分析の結果を公表していることです。

バンカーズ

ファンド一覧のページにアクセスし、”プロジェクト概要1:融資”を選択すると融資のスキームや担保能力、融資先の詳細などと一緒に、バンカーズが考えるリスク分析の結果が示されています。

これらの資料を読み込んだうえで、ファンドに投資するべきか否か決定するとよいでしょう。

ファンド実績やファンド一覧など具体的な内容についてはバンカーズの公式サイトをご覧ください。

バンカーズ/Bankersのデメリット

バンカーズにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。

デメリットを2点取り上げます。

バンカーズ/Bankersのデメリット
  • 元本保証がない
  • 途中解約ができない

元本保証がない

1つ目のデメリットは元本保証がないことです。

バンカーズに限らず、融資型クラウドファンディングの最大のデメリットは貸し倒れリスクです。

事業者が融資相手への調査を怠ったり、社会情勢などの変化により返済が不能になってしまうと投資資金を回収できなくなり、貸し倒れになってしまいます。

銀行預金であれば1,000万円まで保証されますが融資型クラウドファンディングでは最悪の場合、投資資金の全てを失うこともあります。

途中解約ができない

2つ目のデメリットは途中解約ができないことです。

融資型クラウドファンディングでは運用期間中の途中解約はできません。

そのため、運用期間中に現金が必要なったとしても、投資資金を回収して資金需要に対応するといったことはできません。

資金管理計画をしっかりみなおし、少なくとも運用期間中に必要としない余剰資金で投資するようにしましょう。

バンカーズで今すぐ投資してみたい!という方はバンカーズの公式サイトをご確認ください。

旧SBIソーシャルレンディングとの統合

2022年5月9日、バンカーズは旧SBIソーシャルレンディングと統合しました。

この件に関して経緯をまとめます。

旧SBIソーシャルレンディングとの統合
  • SBIソーシャルレンディングとは
  • SBIソーシャルレンディングの廃業
  • バンカーズと旧SBIソーシャルレンディングの統合

SBIソーシャルレンディングとは

SBIソーシャルレンディングは大手金融グループのSBIホールディングスの子会社で、2011年に融資型クラウドファンディング(以下、ソーシャルレンディング)に参入した事業者でした。

ソーシャルレンディングの規模拡大に伴いSBIソーシャルレンディングも事業規模を拡大します。

2017年から2019年に続発したトラブルによりmaneoをはじめとする多数のソーシャルレンディング事業者が貸し倒れや遅延を発生させます。

この間、SBIソーシャルレンディングでは問題が発覚しておらず、maneoの没落後は業界最大手となっていました。

SBIソーシャルレンディングの廃業

2021年2月、SBIソーシャルレンディングは融資先企業のモニタリングに不備があることを公表しました。

不備があるとされたのは太陽光発電関連会社「テクノシステム」社への関連融資で総額383億円に上ります。

ソーシャルレンディングでは貸し付けを受けた事業者(この場合は、テクノシステム)は融資された資金を目的外に流用できません。

しかし、資金繰りが悪化していたテクノシステムは融資を流用し、それが2021年2月に発覚したのです。

その後、SBIソーシャルレンディングは新規の貸し付けを停止し、ファンド購入者に対しては親会社のSBIホールディングスが損失を補填しました。

こうした事態を受けてSBIホールディングスはSBIソーシャルレンディングの廃業を決定します。

バンカーズと旧SBIソーシャルレンディングの統合

2022年3月30日、バンカーズはSBIソーシャルレンディングの全株式の取得と両社の統合を発表しました。

2022年5月9日、バンカーズを存続会社とする合併について発表がありました。

旧SBIソーシャルレンディングの利用者はバンカーズで取引を継続できます。

バンカーズは旧SBIソーシャルレンディングで問題になった融資先の審査方法を厳格化し、厳しい基準を満たした企業のみに投資すると発表しています。

また、メリットでも述べたようにリスク情報の開示を積極的に行うことで顧客の信頼獲得に努めています。

バンカーズ2周年記念キャンペーンとは(現在終了)

バンカーズキャンペーン
https://www.bankers.co.jp/note/investment-campaign202210/

選べるe-GIFTキャンペーンでは、2023年4月~2023年9月までの毎月末において、運用中の残高が30万円以上の方全員に、運用残高に応じて選べるe-GIFTをプレゼントします。

友達紹介キャンペーンでは、Bankersの会員が、まだ会員ではない友人・知人を紹介して、友だちにおいて会員登録および出資が完了することで、選べるe-GIFTにまつわる2つの特典をプレゼントします。

バンカーズでは定期的にお得なキャンペーンを実施しているので、ぜひこの機会にバンカーズの公式サイトをご確認ください。

バンカーズ/Bankersのよくある質問

バンカーズについてよくある質問を3点取り上げます。

バンカーズ/Bankersのよくある質問
  • バンカーズでの取引が向いているのはどんな人?
  • バンカーズでの取引が不向きなのはどんな人?
  • 分配金の確定申告は必要ですか?

バンカーズでの取引が向いているのはどんな人?

バンカーズでの取引が向いているのは投資に時間を割けない人や少額から投資をしてみたい人です。

融資型クラウドファンディングは株やFXと異なり出資金の運用中の増減がなく、途中での売却(途中解約)ができないため、一度投資したら満期になるまですることがありません。

また、10,000円から投資できるので資金が少ない人でもチャレンジできます。

バンカーズでの取引が不向きなのはどんな人?

バンカーズでの取引が不向きなのは短期間で高いリターンを得たい人です。

融資型クラウドファンディングは短くても1カ月単位、長ければ1~2年単位で行う取引ですので、結果が出るまである程度時間がかかります。

しかし、株式やFXの場合は相場の状況によって短期間で高い利益を得ることも可能です。

投資資金が目減りするリスクをとっても良いから短期間で利益を上げたいという人にとって、時間がかかるソーシャルレンディングは不向きといえるでしょう。

分配金の確定申告は必要ですか?

必要です。

融資型クラウドファンディングの利益は雑所得とみなされ、他の所得と合算する総合課税の対象となります。

雑所得の合計が20万円以上になる場合、確定申告しなければなりません。

もし、雑所得合計が20万円以下であれば確定申告は不要となりますが、住民税の申告が別途必要となるかもしれません。

税金に関することは最寄りの税務署、国税庁または税理士にご相談ください。

バンカーズ/Bankersのまとめ

今回はバンカーズについてまとめました。

この記事のまとめ
  • バンカーズは融資型クラウドファンディングサービスを提供する事業者
  • メリットは10,000円から投資できることや利回りが高いこと、リスク分析を公表していることなど
  • デメリットは元本保証されていないことや途中解約できないこと
  • 2022年5月に不正融資で廃業した旧SBIソーシャルレンディングを合併し事業規模を拡大

バンカーズはソーシャルレンディングとも呼ばれる融資型クラウドファンディングを展開する事業者です。

少額から投資できることや利回りが高いこと、リスク分析を公表していることなどで顧客の信頼を確保しようとしています。

しかし、融資型クラウドファンディングには元本保証がなく貸し倒れリスクがあることや途中で解約できないなどのデメリットがあるため、利用する際は資金計画に注意しなければなりません。

2022年5月、バンカーズはかつて業界第1位だったSBIソーシャルレンディングと合併しました。

これにより事業規模が拡大され、さらなる発展が期待されています。

融資型クラウドファンディングは株式やFXと比べ、投資にかける時間を圧倒的に短縮できることや得られる利益予測がしやすいという特徴があります。

まだ、導入されてからの歴史が浅いためすべての資金をバンカーズなどの融資型クラウドファンディングに預けるのはリスクがありますが、リスク分散の観点からも利用を検討する価値はあります。

バンカーズで扱っている案件や想定利回り、取引ルールなどについて知りたい方はバンカーズの公式サイトをご確認ください。

監修者

Market α 編集部です。仮想通貨・為替・株式投資などの多岐に渡る金融情報を、初心者の方々から上級者の方々まで参考にすることができるように配信しています。

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