JPYC(JPYコイン)とは?今後の見通しや将来性を徹底解説
仮想通貨の第一人者はビットコイン(BTC)ですが、ビットコイン(BTC)は決済通貨としては価格変動が大きいため不向きです。
ビットコイン(BTC)の価格は、2021年11月には1BTC=760万円を超えてましたが、2022年一時は1BTC=200万円台まで落ち込むこともありました。
価格変動が大きいということは、支払う商品の価格の変動も大きくなります。決済通貨としてより利用価値が高まるよう日本円に連動したステーブルコインがJPYC(JPY Coin)です。
今回の記事では、JPYC(JPY Coin)を解説します。
- JPYC(JPY Coin)は、日本円と連動するステーブルコイン
- JPYC株式会社が開発運営を行なっている
- 前払式支払手段扱いとなっている
- 決済利用する際の問題点
- JPYC(JPY Coin)の価格維持するメカニズム
- 対応ネットワークは6種類
- 松坂屋銀座で利用可能
- 「JPYCv2」へアップデート
- JPYC(JPY Coin)の買い方
仮想通貨を決済通貨とするメリットは、銀行など第三者を介さずpeer to peerで送金することが可能な点です。
つまり、振り込み手数料が安く、外国への送金も非常に簡単です。しかし、全ての仮想通貨が決済通貨に向いているわけではありません。例えばビットコイン(BTC)は、決済通貨としては不向きです。
理由は、価格変動幅が大きいため、支払い価格も同様に変動してしまうからです。
価格変動を抑えたステーブルコインが数種類ありますが、日本円に連動したステーブルコインがJPYC(JPY Coin)です。JPYC(JPY Coin)は、日本円と連動しているステーブルコインのため、価格変動は従来の仮想通貨と比較し小さいです。
仮想通貨取引を始めるには、国内取引所のアカウント作成を行う必要があります。
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JPYC(JPY Coin)とは?
JPYC(JPY Coin)とは、どのような通貨なのでしょうか。JPYC(JPY Coin)は、日本円と連動するステーブルコインです。
JPYC株式会社が、JPYC(JPY Coin)の開発運営を行なっています。
名称 | JPYC |
シンボル | JPY Coin |
現在の価格(2023年12月現在) | ¥0.9758 |
時価総額(2023年12月現在) | ー |
時価総額ランキング(2023年12月現在) | 3324位 |
入手できる取引所 | 国内取引所:なし 海外取引所:UniSwap,HoneySwap,QuickSwap |
詳細 | JPYC公式サイト |
JPYC(JPY Coin)は、日本円と連動するステーブルコインで、JPYC株式会社が開発運営を行なっています。JPYC株式会社は、東京都千代田区に本社がある日本の会社です。
JPYC(JPY Coin)を国内で決済手段で利用するために、前払式支払手段扱いとなっています。前払式支払手段とは、プリペイドカードのようなもので、JPYC(JPY Coin)はブロックチェーン上に構築されたプリペイドコインです。
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JPYC(JPY Coin)の特徴
JPYCの特徴について確認してきましょう。
- 仮想通貨の問題点を解決する
- 価格を維持するメカニズム
- 買い物で利用できる
- 対応ネットワークの拡大
仮想通貨の問題点を解決する
仮想通貨に注目が集まるものの決済で利用するためには様々な問題点があります。
問題点は以下の通りです。
- 価格変動の大きさ
- ステーブルコインの担保資産(ドルなど)の不正利用
- 高額な手数料や決済までの時間
決済通貨として利用する際に仮想通貨の価格変動は致命的な問題点となります。
価格変動の大きさ
なぜなら、支払う商品の価格が変動するからです。
ビットコイン(BTC)を例にあげるとこのような変動になっています。
TradingViewから引用します。
- 2021年11月21日:1BTC=7,471,971円
- 2022年 11月17日:1BTC=2,319,200.12円
- 2023年12月29日:1BTC=5,975,585.11円
もし1BTCの商品を決済するとすると、支払うタイミングにより日本円換算で約430万円もの差が出ることになります。
これでは、決済通貨としては機能しません。
ステーブルコインの担保資産(ドルなど)の不正利用
ドルと連動しているステーブルコインにテザー(USDT)があります。
テザー(USDT)は、米国のTether社が発行している仮想通貨で、米ドルを担保資産としています。
しかし、Tether社が担保資産の米ドルを不正利用するリスクは常にあります。
万が一不正利用したとなると、米ドルとの価格連動は破断する可能性が高まります。
高額な手数料や決済までの時間
もし保有している仮想通貨を日本円に換金し商品の支払いに利用する際にも問題が生じます。
仮想通貨取引所で日本円に換金する際の手数料や日本円をATMから引き落とす手数料と手間などです。
これらが、仮想通貨を利用した決済に利用しようとする問題点です。
価格維持するメカニズム
JPYC(JPY Coin)は、前払式支払手段により、1JPYC=1円となっています。
では、どのような仕組みで価格を維持しているのでしょうか。
以下の4パターンを解説します。
- 1JPYC<1円の時(1円を下回る場合)
- 1JPYC>1円の時(1円を上回る場合)
- JPYC株式会社が業務を廃止したとき
- JPYC株式会社が破産したとき
1JPYC<1円の時(1円を下回る場合)
JPYC株式会社が、供託金を法務局に供託する。
もしくは、金融機関保証を受け二次流通の価格上昇を狙います。
1JPYC>1円の時(1円を上回る場合)
JPYC株式会社が、公式サイトにて、1JPYC=1円で売却し続けます。
すると、1JPYC=1円に近づき価格が安定すると考えられています。
JPYC株式会社が業務を廃止したとき
JPYC株式会社から1JPYC=1円で払い戻しを受けることが出来ます。
JPYC株式会社が破産したとき
JPYC株式会社が破産するとJPYC(JPY Coin)は利用できなくなります。
しかし、保有しているJPYC(JPY Coin)は、イーサリアムに刻まれています。
破産手続きの後に、保有者に弁済される手続きがとられます。
買い物で利用できる
JPYC(JPY Coin)は普段の買い物でも利用することができます。
Vプリカギフトと呼ばれるインターネット上のVisa加盟店で使用できるプリペイドカードに、JPYC(JPY Coin)を入金することで、Amazonや楽天などでオンラインショッピングが可能になります。
Vプリカギフトは実店舗での使用ができないため、インターネット上のみに限られますが、買い物の支払いにJPYC(JPY Coin)を利用することができます。
対応ネットワークの拡大
JPYC株式会社は、2021年1月27日にJPYC(JPY Coin)発行しました。
2022年5月には、JPYC(JPY Coin)の累計発行枚数が10億枚を超えました。
このように発行枚数が増えている背景には、対応ネットワークの拡大があります。
2023年12月現在、JPYC(JPY Coin)は、以下のネットワークに対応しています。
- イーサリアム(Ethereum)
- ポリゴン(Polygon)
- シデンネットワーク(Shiden Network)
- グノーシス(Gnosis)
- アバランチ(Avalanche)
- アスターネットワーク(Astar Network)
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JPYC(JPY Coin)の現在の価格動向
1JPYC=1円と連動しているJPYC(JPY Coin)の価格変動はあるのでしょうか。
CoinMarketCapから引用します。
ここ1年の価格は、1JPYC<1円が多くなっています。
これは、Terra(LUNA)の暴落に伴う市場全般の価格暴落に起因しているものと考えられます。
1JPYC=1円を保つために、前述した「1JPYC<1円時の対応」がとられています。
今後も日本円と連動するステーブルコインであるJPYC(JPY Coin)に注目される方はBITPointの公式サイトを確認してみてください。
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JPYC(JPY Coin)の今後の見通し・予想
JPYCの今後の見通しについては3点考えられます。
- 松坂屋銀座で利用可能に
- 「JPYCv2」へアップデート
- JPYC Grant
松坂屋銀座で利用可能に
2021年12月6日、松坂屋銀座でJPYC(JPY Coin)を決済として利用することができるようになりました。
- 松屋銀座の対象売場にて、商品を選択する(200万円未満の商品が対象)
- 取り置き票に記入
- 合計金額相当のJPYC(JPY Coin)を当日中にJPYC株式会社へ送付
- (翌営業日に送付確認後)松屋銀座にて商品の受け取り(配送も可能)
決済方法は、上記の通りで少し手間がかかりますが、日々の買い物を仮想通貨で決済できる新たな取り組みです。
このような日常の買い物の支払いでJPYC(JPY Coin)が利用できるようになるとさらに認知が高まります。
「JPYCv2」へアップデート
2022年5月21日に「JPYCv1」から「JPYCv2」にアップデートされます。
2022年5月22日0時から、以下のネットワークでは「JPYCv2」に対応したトークンが発行されました。
- ポリゴン(Polygon)
- シデンネットワーク(Shiden Network)
- グノーシス(Gnosis)
アバランチ(Avalanche)、アスターネットワーク(Astar Network)はすでに「JPYCv2」対応しています。
「JPYCv2」へのアップデートの目的は以下の通りです。
- 需要増への対応
- セキュリティとガバナンス強化
また、2022年8月にはイーサリアムのアップデートにも対応しました。
JPYC Grant
JPYC(JPY Coin)プロジェクトでは、「JPYC Grant」を募集しています。
「JPYC Grant」とは、JPYC(JPY Coin)エコシステムに貢献することで、JPYCを獲得できるプログラムです。
- エコシステムを拡大するための助成金
- 最大100万JPYCの助成
- 助成対象者はあらゆる貢献者
JPYC(JPY Coin)を発展させていくための開発などに付与されるものであり、最大100万JPYCが助成されます。
助成対象者はあらゆる貢献者であり、個人や法人、DAOなどとなっています。
JPYC(JPY Coin)の買い方
JPYC の購入方法について解説していきます。
- 国内取引所:BITPoint
- JPYC(JPY Coin)取り扱っている海外取引所
- JPYC(JPY Coin)の購入方法
国内取引所:BITPont
取引所名称 | BITPoint(ビットポイント) |
取り扱い通貨数 | 22種類 |
取引手数料 | 取引所の手数料:無料 ※販売所で売買するとスプレッドの負担 |
入金手数料 | 即時入金:無料 銀行振込:無料 ※振込手数料は顧客負担 |
出金手数料 | 振込手数料を顧客が負担 |
提供サービス | 現物取引 つみたて レンディング ステーキング |
公式サイト | BITPointの公式サイト |
関連記事 | BItPointの評判 |
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JPYC(JPY Coin)取り扱っている海外取引所
JPYC(JPY Coin)取り扱っている海外取引所は以下の通りです。
- UniSwap
- HoneySwap
- QuickSwap
JPYC(JPY Coin)の購入方法
JPYC(JPY Coin)の購入方法は2種類です。
- 銀行振り込みで購入
- 仮想通貨で購入
購入する際には、「MetaMask」など個人ウォレットが必要になります。
MetaMaskのはじめ方は、下記の記事を参考にしてみてください。
銀行振り込みで購入
- 購入金額を決める
- ネットワークを選択する
- 個人ウォレットの送信先アドレスを入力する
- 購入者情報を入力する(氏名・メールアドレス)
仮想通貨で購入
仮想通貨で購入する場合は、個人ウォレットを接続します。
JPYC(JPY Coin)に関するQ&A
ここまでで、JPYC(JPY Coin)の特徴や価格動向、今後の予測、買い方を解説しました。
最後のパートでは、よくある質問に対してQ&A方式で解答していきます。
- JPYC株式会社について教えてください
- JPYC(JPY Coin)はいくらから購入できますか
- JPYC株式会社について教えてください
-
JPYC株式会社の概要は、以下の通りです。
JPYC株式会社の概要- 設立日:2019 年 11 月
- 本社:東京都港区芝公園4-8-12 猫来坊2階
- 資本金:2,653万円
- 事業内容:古物営業法に基づく古物商および古物市場の運営/前払式支払手段の発行
- JPYC(JPY Coin)はいくらから購入できますか
-
10,000円分から購入できます。他のステーブルコインとは違いある程度まとまった金額からしか購入できないのはデメリットと言えるでしょう。
JPYC(JPY Coin)のまとめ
JPYC(JPY Coin)の特徴や価格動向、今後の予測、買い方、Q&Aを解説しました。JPYC(JPY Coin)は、JPYC株式会社が開発運営を行なっている日本円と連動するステーブルコインです。
決済する通貨は、価格変動が小さい方が優れています。JPYC(JPY Coin)の決済が国内で広がっていくかに注目です。
- JPYC(JPY Coin)は、日本円と連動するステーブルコイン
- JPYC株式会社が開発運営を行なっている
- 前払式支払手段扱いとなっている
- JPYC(JPY Coin)の価格維持するメカニズム
- 対応ネットワークは、イーサリアム(Ethereum)をはじめ6種類
- 松坂屋銀座で利用可能
- 「JPYCv2」へアップデート
- JPYC(JPY Coin)の購入方法
JPYC(JPY Coin)の保有を考えている方は、ぜひこの機会にBITPointの公式サイトを確認してみてください。
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