走って考え、止まらず進む。仕事もマラソンも一緒です

DS2部 T.N さん

現在の担当プロジェクトについて教えてください。

今は、通信会社さん向けのネットワーク構築プロジェクトを担当しています。プロジェクトマネージャーとして全体を見つつ、上位プロジェクトのPMOとしても関わっているところです。

実は、同じエンドユーザー様向けのアプリ開発プロジェクトには、当社の社員が10年以上継続して関わっているのですが、ネットワーク構築の方には私が先行して1人で入ったという状況です。いわば“開拓隊”のような立ち位置ですね(笑)。今後はプロジェクトの規模を広げていくフェーズに入っています。

長くお付き合いのあるお客様なので、表に出ない要望や意図もくみ取りながら、上位のPMさんをサポートしています。

現場の雰囲気はどんな感じですか?

今の案件では私一人で動いていますが、アプリ開発チームと連携して、日々相談や情報共有をしています。以前はそちらのチームに所属して、後輩の育成にも携わっていたので、いまは自分が育てたメンバーが次の世代を育てているというのが、ちょっと感慨深いですね。

私は一括請負案件を多く任されています。リスクもありますが、人材育成の場としてはとても有効だと感じています。最初は不安でしたが、上司に「コストとタスクを管理して計画通りに進めれば、必ずゴールにたどり着ける」と言われた言葉が今でも支えになっています。

やりきった!と感じた経験はありますか?

20年近くやってきているので、正直「どれを挙げようか」と迷いますが…特に印象に残っているのは、「見極めることの難しさ」ですね。

頑張っても成果が出ず、進捗が遅れて、「これはまずいぞ」と感じることもありました。ただ、焦っても何も変わらない。積み上がった課題は、一つひとつ解決していくしかないんですよね。

まずはクリティカルパス上の重要なタスクを優先して、他の作業はお客様と調整しながら順序を見直すなど、全体の帳尻を合わせていきました。スケジュールと要員調整、この2軸を丁寧に計画的に進めることがプロジェクト成功の鍵だと感じています。

最近気になっている技術や領域はありますか?

ちょうど今、アプリ開発とは異なるネットワーク構築という新しい分野に取り組んでいて、すごく刺激を受けています。

ノーコードアプリが普及してきたことで、「私たちがやってきた技術がどんどん自動化されていくのでは?」という不安もありましたが(笑)、むしろ上流の設計や要件定義の重要性がさらに増すと感じています。

ノーコードは便利でも、要件が曖昧だと曖昧な結果しか出てきません。だからこそ、私たちSEが「どこがリスクか」「どこを明確にする必要があるか」を見抜き、お客様と丁寧に対話していく力が、これからますます大切になると思っています。

プライベートはどんなふうに過ごしていますか?

ここ3年ほど、フルマラソンに取り組んでいます。ベストタイムは3時間37分で、来年はサブスリー(3時間切り)を目指しています。

横浜、アクアライン、湘南国際など、色々な大会に出ているのですが、東京マラソンは…毎年応募しているのにまだ当選できていません(笑)。

走っているときって、仕事のことを整理しながら考えるのにちょうど良いんですよ。気づいたら数十キロ走っていた、なんてこともあります。

あと、マラソンって「一人の時間」を持てるのがいいですね。
「3時間飲みに行ってくる」は家族に言いづらくても、「3時間走ってくる」は案外許してもらえるんです(笑)。今や、私にとってマラソンは心と体のメンテナンスです。

これからエンジニアとしてのキャリアを考える人へメッセージをお願いします。

最初のうちは「言われたことを正しくやる」だけで精一杯かもしれません。でも、少しずつでいいので、「これは何のために頼まれているのか?」と考える癖をつけてみてください。

依頼の背景や目的が見えるようになると、自分から提案ができるようになります。そしてその姿勢が、チームやお客様からの信頼につながっていきます。

それと、成功も失敗も、必ず「理由」があります。
失敗は反省しやすいですが、成功したときほど油断しがち。でも「なぜうまくいったのか?」を分析しておくと、次にも活かせます。

そうした姿勢を持てる方なら、きっとどこまでも成長できると思います。ぜひ、自分の可能性に期待して、前向きにキャリアを切り拓いていってほしいですね。

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