WealthNavi(ウェルスナビ)の評判・口コミを徹底解説|メリットやデメリットは?
1996年の金融ビックバン以来、日本の投資環境は大きく変化しました。
こうした変化の一つとして誕生したのがロボアドバイザーで、ウェルスナビはロボアドバイザーの中でも知名度が高いサービスです。
ウェルスナビとはどのようなサービスなのでしょうか。
今回はウェルスナビの内容やメリット・デメリット、向いている人・向いていない人、ウェルスナビに関するよくある質問などについてまとめます。
- ウェルスナビは全自動で投資をしてくれるロボアドバイザーのサービス
- メリットは全自動で投資してくれることや分散投資してくれること、自動でリバランスしてくれること
- デメリットは最低投資金額が高めであることや手数料が高いこと
- 投資に時間を割けない人や投資初心者、ロボアドバイザー投資に興味がある人はウェルスナビが向いている
- 手数料を抑えたい人や短期間で利益を上げたい人はウェルスナビでの取引に不向き
ウェルスナビは、投資に関する様々なアドバイスをしてくれるロボアドバイザーです。
自分で金融商品を選ばなくても、自動で世界各地に分散投資してくれます。
買付・積立・リバランスを自動で行ってくれるため、ほぼ全自動で投資が可能です。
ウェルスナビのサービスについて詳しく知りたい方は、ウェルスナビの公式サイトをご参照ください。
WealthNavi(ウェルスナビ)とは?
サービス名 | WealthNavi(ウェルスナビ) |
運営会社 | ウェルスナビ株式会社 |
サービス開始 | 2016年1月 |
最低投資金額 | 10万円 |
自動積立金額 | 月1万円から |
運用コスト | 預かり資産×年率1.1% (税込) 3,000万円を超える部分は年率0.55%(税込) |
公式サイト | ウェルスナビの公式サイト |
ウェルスナビは2016年にスタートしたロボアドバイザーサービスで、ETFを利用して世界50か国・12,000銘柄に自動で投資することができます。
金融資産の選定から売買・積立・保有銘柄を入れ替えるリバランス・税金の最適化といった資産運用に関するほぼすべてのことを自動で行ってくれますので、投資経験が浅い人でも安心して利用できます。
その結果、2023年7月段階で預かり資産が90,00億円を突破しました。
ウェルスナビのサービスや運用方法について知りたい方は、ウェルスナビの公式サイトをご参照ください。
WealthNavi(ウェルスナビ)のメリット
ウェルスナビにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
メリットを4点取り上げます。
- 全自動の資産運用サービスを受けられる
- 分散投資でリスクを軽減できる
- 自動でリバランスをしてくれる
- 自動積立ができる
全自動の資産運用サービスを受けられる
1つ目のメリットは全自動の資産運用サービスを受けられることです。
ウェルスナビは5つの質問に答えるだけで、顧客にとって最適な資産配分を提案してくれます。
5つの質問により顧客がのぞむ資産運用の形が見えてくるので、それに応じたポートフォリオが提案されます。
※ポートフォリオとは金融資産の組み合わせのこと
ポートフォリオを組むときに重要なのは、顧客がどの程度のリスクを許容できるかです。
一般に、リスク許容度が大きくなればなるほどリターンも大きくなります。
若い人であれば、投資で損失を負っても回復できる可能性が高いため大きなリスクをとることができます。
しかし、年配の人であれば投資の損失が人生設計に大きな影響を与えかねないため、リスク許容度を小さく設定する必要があるのです。
分散投資でリスクを軽減できる
2つ目のメリットは分散投資でリスクを軽減できることです。
多くの投資関連書籍で分散投資が推奨されるのは、一つの資産や一つの地域への集中投資はリスクが大きいからです。
ウェルスナビでは世界50か国に投資することで投資対象を分散し、リスクを最小限にします。
全世界に投資することで、一部の国や地域の経済状況が悪化しても他の地域の成果によって損失のカバーができる仕組みです。
自動でリバランスをしてくれる
3つ目のメリットは自動でリバランスしてくれることです。
投資を続けていると、資産価値の増減により特定の資産の割合が増えてバランスが崩れることがあります。
そんな時に必要なのが、資産バランスを見直して再調整するリバランスですが、自分で行うのはかなりの手間がかかります。
自分で資産運用していると、リバランスの必要性がわかったとしても、何をどうすればよいか考えて実行するのが大変です。
銘柄の再検討・保有資産の売買・ポートフォリオの再確認とやるべきことがたくさんあるからです。
しかし、ウェルスナビでは全自動ですべてお任せにできます。
自動積立ができる
4つ目のメリットは自動積立ができることです。
ウェルスナビは、入金された資金を自動で割り振って資産を購入します。
積立回数は月1回・月5回・毎月複数回定額・カスタムの4パターンから選択可能です。
一度設定してしまえば、あとはウェルスナビが自動でやってくれます。
初心者の方でも簡単に資金運用ができるので、気になる方は、ウェルスナビの公式サイトをチェックしてみてください。
WealthNavi(ウェルスナビ)のデメリット
ウェルスナビのデメリットは何でしょうか。
デメリットを2点取り上げます。
- 最低投資金額が10万円からである
- 手数料が割高である
最低投資金額が10万円からである
1つ目のデメリットは最低投資金額が10万円必要なことです。
ウェルスナビは最初に10万円を入金することが条件となっているので、開始前に必ず用意しなければなりません。
しかし、10万円入金後は毎月1万円から積立ができますので、少額で継続した投資が可能となります。
手数料が割高である
2つ目のデメリットは手数料が割高であることです。
ウェルスナビの手数料は1.1%と決められているため、自分で株や投資信託を購入するよりも割高になります。
手数料には長期割引のサービスが適用されるため、投資期間が長いほど手数料が安くなります。
投資金額が50万円以上であれば、徐々に手数料が下がり5年目以降は0.90%となり、200万円以上であれば2年半後には0.90%となります。
全自動で投資をしてくれることを考えると、1%は決して高い手数料ではないのではないでしょうか。
WealthNavi(ウェルスナビ)が向いている人
ウェルスナビに向いているのはどのようなタイプの人でしょうか。
向いている3つのタイプを紹介します。
- 投資に時間を割けない人
- 投資初心者や投資の知識に自信がない人
- ロボアドバイザーに興味がある人
投資に時間を割けない人
投資に時間を割けない人は、ウェルスナビの利用が向いています。
ウェルスナビは、最初のポートフォリオ決定や取りうるリスクの選択、毎月の入金額や回数を決めたら、あとは全自動で投資してくれますので、顧客が投資に割く時間がほとんどいりません。
仕事は忙しいが、将来に備えて資産運用したいと考えている人にとってウェルスナビはとても便利なサービスだといえるでしょう。
投資初心者や投資の知識に自信がない人
投資初心者や投資の知識に自信がない人もウェルスナビの利用が向いています。
株式投資で利益を出すにはチャートの読み方であるテクニカル分析や、企業や国の基礎的条件であるファンダメンタルズの理解が必要となります。
初心者にとって、これらの知識を一気に身につけるのは大変です。
ウェルスナビであれば投資の知識が無くても全自動で投資に関するすべてのことをやってくれます。
ロボアドバイザーに興味がある人
ロボアドバイザーに興味がある人もウェルスナビの利用に向いています。
近年、ロボアドバイザーのベースとなるAIの技術が飛躍的に向上し、投資の可能性を広げています。
自分の投資の幅を広げるため、ロボアドバイザー投資を取り入れるのも選択肢の一つです。
向いている人の条件を満たしている方は、ぜひこの機会にウェルスナビの公式サイトをチェックしてみてください。
WealthNavi(ウェルスナビ)が向いていない人
ウェルスナビでの投資が向いていないのはどのような人でしょうか。
不向きな2つのタイプについて紹介します。
- 手数料を安く抑えたい人
- 短期で利益を上げたい人
手数料を安く抑えたい人
手数料を安く抑えたい人は、ウェルスナビでの投資に不向きです。
ウェルスナビの手数料は1.1%ですが、インデックスファンドの信託報酬0.1~0.2%と比べると割高です。
コストをできるだけ抑えて投資したいのであれば、割高になりがちなロボアドバイザーを避け、自分で信託報酬が低い投資信託やETFを選んで売買したほうがよいでしょう。
短期で利益を上げたい人
短期間で利益を上げたい人もウェルスナビでの投資に不向きです。
ウェルスナビの投資方針は「長期・積立・分散」が基本であり、短期間で大きな収益を上げるような仕組みではありません。
短期間で資産を大きく増やしたいのであれば、株式やFXなど他の金融商品の売買をした方が良いでしょう。
WealthNavi(ウェルスナビ)の評判/口コミ
次に、WealthNavi(ウェルスナビ)の評判/口コミを解説していきます。
実際に利用しているユーザーのリアルな声を参考にしてみてください。
WealthNavi(ウェルスナビ)の良い評判/口コミ
11/2 12:00
これは身をもって実証。
楽ラップよりウェルスナビが良い。
WealthNavi最強説ある。
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ウェルスナビは個人のリスク許容度に応じて確実性の高いリターンを獲得できる点に強みがあります。
リスク許容度4なら、そのリスクにおいて最も高いリターンを確実に目指すのがウェルスナビです。
株式型の投資信託のリスクの大きさを許容できる場合、ウェルスナビは不要といえるかもしれません。
Twitter
ウェルスナビが金の銘柄を変更予定!
これが #ロボアド の価値だと思います。
私達のかわりにしっかり定期で銘柄を見直してくれるんです。
実際、#ウェルスナビ はかなりしっかり運用してると思う。
Twitter
ウェルスナビの長所は手間がかからないことです。
加えて、相場の変化に応じて資産のリバランスをしてくれることもロボアドバイザーの長所といえるでしょう。
ただ、リスク許容度によってはウェルスナビでも大きな損失を抱えてしまうので、自分がどの程度のリスクをとれるか判断したうえで、投資方針を決めるべきでしょう。
WealthNavi(ウェルスナビ)の悪い評判/口コミ
(ウェルスナビ体験3まとめ)
・40代男性
・ウェルスナビを利用
・初回10万円入金後、毎月1万円積立
・現段階では-1%。リスク許容が大きかったか。
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ウェルスナビ解約に2回ほどメールやり取りした上に書類出さないといけないのか
クソやなクソ
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実は一時期、ウェルスナビにも手を出してた時期がある。
インデックスファンドやETFに比べて手数料高く、結果的にはやめてしまった。
今はどうなんだろう。やるべき?やらない?
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ウェルスナビの弱点はコストが高いことです。
インデックスファンドやETFと比べると手数料が高いため、市場の状況次第では手数料負けしてしまいます。
ウェルスナビを利用するときは、市況を踏まえ、自分が取れるリスクを計算したうえで投資方針を決定するとよいでしょう。
また、解約時の対応への不満もあるようですので、ある程度の手間がかかると認識しておきましょう。
WealthNavi(ウェルスナビ)のよくある質問
ウェルスナビについてのよくある質問を3点取り上げます。
- ウェルスナビで出た利益について確定申告は必要ですか?
- ウェルスナビでNISA口座の利用はできますか?
- ウェルスナビで損失を出すことはありますか?
ウェルスナビで出た利益について確定申告は必要ですか?
原則必要です。
特定口座・源泉徴収ありに設定している場合は、ウェルスナビで税金関係のことを処理してくれますので、自分で確定申告する必要がありません。
ただし、特定口座・源泉徴収なしに設定している場合や一般口座の場合は自分で確定申告しなければなりません。
ウェルスナビでNISA口座の利用はできますか?
利用できます。
ウェルスナビでは、NISA口座を使ったロボアドバイザー取引ができます。
詳しい内容については、ウェルスナビの公式サイトをご参照ください。
ウェルスナビで損失を出すことはありますか?
あります。
ウェルスナビのリスク許容度は全部で5段階あり、リスク許容度が高いほど利益を高められる代わりに損失が大きくなる可能性があります。
リスク許容度1でも損失が出る可能性はありますが、債券中心の運用であるため損失を抑えられます。
自分が取れるリスクを計算し、市況が低迷しているときにどの程度の損失まで耐えられるかシミュレーションすることが大事です。
WealthNavi(ウェルスナビ)の評判/口コミまとめ
今回はウェルスナビについてまとめました。
- ウェルスナビは全自動で投資をしてくれるロボアドバイザーのサービス
- メリットは全自動で投資してくれることや分散投資してくれること、自動でリバランスしてくれること
- デメリットは最低投資金額が高めであることや手数料が高いこと
- 投資に時間を割けない人や投資初心者、ロボアドバイザー投資に興味がある人はウェルスナビが向いている
- 手数料を抑えたい人や短期間で利益を上げたい人はウェルスナビでの取引に不向き
ウェルスナビは非常に画期的なロボアドバイザーサービスです。
リスク許容度や最低限の質問に答えるだけで顧客に適したポートフォリオを提案してくれるからです。
しかも、長期投資につきものの資産バランスの崩れに対しても、自動でリバランスしてくれるため手間が省けます。
その反面、手数料が高いことや投資の自由が利かないことなどもあるため、短期間で利益を上げたい人には不向きなサービスです。
「投資を始めたい、でも、なかなか時間が取れない。」
そんな人ほど、ウェルスナビを検討する価値があるのではないでしょうか。
ウェルスナビの詳しい内容について知りたい方は、ウェルスナビの公式サイトをご参照ください。