銀/SILVER価格の今後の見通し・将来性を徹底解説!おすすめ証券会社やチャートを紹介
銀は古代から金に並ぶ貴金属として珍重されてきました。
精錬技術の向上などにより生産量が増えた結果、かつてのような希少性は失われてしまいましたが、工業用・宝飾用として需要があります。
今回は銀のこれまでの価格動向や今後の見通し、銀取引におすすめの会社や銀価格の変動要因、銀に投資する方法などについてまとめます。
- これまで銀は一時的な買い占めやシルバーショック、銀需要の増大などにより価格上昇したことがある
- 金利の上昇や景気後退により銀価格が下落する可能性がある
- 金価格の上昇やインフレの進行により銀価格が上昇する可能性がある
- 米政策金利や世界経済、インフレの動向が銀価格に影響を及ぼす
- 銀取引で短期間に利益を上げたいならレバレッジを利用できるCFD取引がおすすめ
銀に投資できる証券会社の一つにGMOクリック証券があります。
GMOクリック証券では銀だけではなく金といった貴金属だけではなく、原油・天然ガスといったエネルギー資源、大豆やコーンといった農産物などの取引もできます。
詳しくは、GMOクリック証券公式サイトをチェックしてみてください。
銀価格/SILVERのこれまでの価格動向
銀価格は今までどのように推移してきたのでしょうか。
銀の価格動向についてまとめます。
- 1970年~1990年:ハント兄弟による買い占め
- 1990年~2019年:シルバーショックによる価格高騰
- 2020年~2023年:新型コロナウイルスによる価格変動
1970年~1990年:ハント兄弟による買い占め
1970年代、銀価格は1オンス当たり4ドルから5ドルで推移していました。
1979年から1980年にかけて、石油会社を経営する富豪の一族だったハント兄弟はインフレに強く通貨としての価値を持っていた銀に注目し、先物市場で大量の銀を買い占めました。
その結果、9ドルほどだった銀価格は50ドル近くまで暴騰しハント兄弟は巨額の利益を上げます。
しかし、ヨーロッパからの銀の流入や先物取引の規制などによりハント兄弟は買いポジションを維持できなくなり銀の大暴落を引き起こします。
1990年~2019年:シルバーショックによる価格高騰
1990年代、銀価格は落ち着きを取り戻し1オンス5ドル付近で取引されます。
リーマンショックの直前に1オンス当たり20ドル付近まで上昇しますが、リーマンショックにより急落しました。
その後、徐々に値下げ分を取り戻し上昇基調に転じます。
大きな動きが見られたのは2010年から2011年にかけてのことで、太陽光発電の普及による需要見込みや金に比べ割安であったことなどから投機マネーが流入します。
金に比べて市場規模が小さい銀は巨額のマネーの流入により銀価格は急騰し、一時はハント兄弟の買い占めで記録した1オンス50ドル付近まで値を上げました。
この銀相場の急騰をシルバーショックといいます。
その後、銀相場は急落しますが1990年代よりもはるかに高い水準で推移します。
2020年~2023年現在:新型コロナウイルスによる価格変動も高値圏で停滞
2020年、新型コロナウイルスの影響で銀相場が大きく下落し、1オンスあたり12ドルを切る瞬間もありました。
しかし、その後銀価格は急回復し2020年7月以降は急上昇し1オンスあたり20ドル前後で変動します。
2022年3月以降になるとFRBの利上げなどによる影響で銀相場が下落しましたが、大きな下落には至らず、2023年11月現在は1オンスあたり22ドル前後で推移しています。
新型コロナウイルスの世界的流行は銀以外の商品にも大きな影響を及ぼしました。
GMOクリック証券なら、銀以外にも金といった貴金属をはじめ天然ガスや農産物などの商品CFDも取り扱っています。
相場が動くときは大きな利益を得るチャンスでもありますので、商品CFDの活用も視野に入れてよいかもしれません。
詳しくは、GMOクリック証券公式サイトをチェックしてみてください。
銀価格/SILVERの今後の価格の見通し
今後、銀価格はどのように推移するのでしょうか。
銀価格の見通しについてまとめます。
- 金利上昇により銀価格下落の可能性がある
- 景気後退により実需が減少すると銀価格下落の可能性がある
- 金価格が上昇すると連動して銀価格も上昇する可能性がある
- インフレが長期化すると銀価格が上昇する可能性がある
金利上昇により銀価格下落の可能性がある
1つ目のポイントは金利上昇により銀価格下落の可能性があることです。
金利が上昇すると、金利収入が得られる債券の人気が高まる一方、金利を生まない金や銀の人気が下がります。
2023年現在、FRBはインフレが収まるまでは利上げを続けるとしているため当面は高金利が続くと考えられます。
そうなると、米国債などの魅力が高まり、金や銀を売って債券を購入する動きが見られ銀価格が下落する可能性があります。
短期的な目線で見ると、銀価格が上昇する可能性は薄いとの見方が多いです。
景気後退により実需が減少すると銀価格下落の可能性がある
2つ目のポイントは景気後退で実需が減少し銀価格が下落する可能性があることです。
銀は貴金属としてのイメージが強いですが、実際にはエレクトロニクス産業や太陽光発電用途といった実需の需要が半数以上を占めます。
実需は景気が後退すると減少してしまうため、金利上昇などが原因で景気が悪くなれば銀の売れ行きが悪くなり価格が下落するかもしれません。
金価格が上昇すると連動して銀価格も上昇する可能性がある
3つ目のポイントは金価格と連動して銀価格が上昇する可能性があることです。
金と銀は同じ貴金属というカテゴリーにあり、上昇・下落のタイミングにある程度の相関性が見られます。
たとえば、シルーバーショック前後の金相場と銀相場を見ると、一時的な高騰(シルバーショック)を除き、金と銀の価格に連動性が見られます。
そのため、金価格が上昇すると銀価格も上昇する可能性があります。
ただし、金価格が下落すれば銀もそれに連動して下落する可能性もありますので留意しておかなくてはなりません。
インフレが長期化すると銀価格が上昇する可能性がある
4つ目のポイントはインフレが長期化すると銀価格が上昇する可能性があることです。
インフレとは物の価値があがり、通貨の価値が下がる現象のことです。
通貨のまま持っているとインフレ時には価値が目減りしてしまうため、何らかの「物」に変えてしまった方が資産を保全できます。
金や銀は資産としての価値があるため、インフレ対応として銀を購入する動きが見られるかもしれず、そうなれば銀価格が上昇する可能性があります。
2023年11月段階、FRBは金利を引き上げてインフレを抑制しようとしていますが、FRBの想定以上にインフレ圧力が強かった場合、金や銀が買われて高騰する可能性は否定できません。
GMOクリック証券では、無料デモ口座も用意されているのでデモ取引をしながら必要な知識を吸収できるようになっています。
詳しくは、GMOクリック証券公式サイトをチェックしてみてください。
銀価格/SILVERの価格変動要因
銀価格が変動する要因にはどのようなものがあるのでしょうか。
変動要因を3つ取り上げます。
- 米金利の動向
- 世界経済の動向
- インフレの動向
米金利の動向
1つ目の変動要因は米金利の動向です。
2020年に新型コロナウイルス対策で急低下していた米国金利は、2022年に入ると一気に引き上げられました。
これにより金利低下の期待は急速にしぼみ、銀相場の下落に拍車をかけます。
0.25%だったアメリカの政策金利は2023年11月の段階で5.25~5.50%にまで引き上げられています。
FRBが金利を引き上げるのか、それとも利上げをやめるのかによって銀価格も変動すると予想されます。
2023年現在は利上げペースも鈍化していますが、FRBはタカ派姿勢を崩していないことから、2023年後半も利上げの可能性はあると予想されている状況です。
世界経済の動向
2つ目の変動要因は世界経済の動向です。
銀は貴金属であると同時に実需がある金属です。
世界景気が後退し、半導体製品や太陽光発電設備の需要が減少してしまうと銀の需要が減り、銀価格が低下する可能性があります。
その反面、世界経済がよくなれば実需が増加し銀価格が上昇する可能性もあります。
インフレの動向
3つ目の変動要因はインフレの動向です。
一般に、インフレが進めば通貨の価値は下落し、金や銀のような実物資産の価値が上昇します。
通貨のまま保有しているよりも金や銀に変えて資産が目減りしないようにするためです。
今後、インフレがどのように進むかによっては銀価格が大きく変動する可能性もあります。
今後の動向によって価格が変動するのは銀ばかりではありません。
日本やアメリカ、ヨーロッパの株価も大きく変動するかもしれませんが、見方を変えれば大きな利益を得られるチャンスでもあります。
GMOクリック証券では豊富な株式CFDを取り扱っているので、相場が上昇しても下落しても利益を得られるチャンスがあります。
株式CFDの取扱銘柄について知りたい方はGMOクリック証券公式サイトをチェックしてみてください。。
銀価格/SILVERに投資する方法
銀や関連商品に投資するにはどのようにすればよいのでしょうか。
投資方法についてまとめます。
- 現物取引
- 先物取引
- 投資信託・銀ETF
- CFD取引
現物取引
現物取引とは銀地金を売買することです。
銀地金は貴金属メーカーや地金商などが取り扱っており、店頭売買やオンラインで販売されています。
CFD取引と異なりレバレッジをかけられないため、保有するにはまとまった金額が必要となります。
ただ、銀は変色やさびのリスクがあるため、現物で保有する場合は空気に触れないようにするなど保管方法・保管場所に注意しなければなりません。
先物取引
先物取引とは将来の価格を予想し、一定期間後にあらかじめ取り決めた条件で売買することです。
たとえば、上の例では鈴木さんは宝飾店から3か月後に10万円でダイヤモンドを購入する契約をしています。
仮に、ダイヤモンドの価格が上昇し、15万円分の価値があったとしても宝飾店は10万円で売却しなければならず、鈴木さんは5万円の利益が得られます。
先物取引には価格変動リスクを小さくする効果があるのですが、期限が来たら必ず取引しなければならないという約束があります。
先物取引には権利を売買する「オプション取引」の知識が必要となるため、初心者には手が出しにくい取引です。
十分に知識を得て、先物取引の特徴を理解してから取引に参加したほうがよいでしょう。
投資信託・銀ETF
銀を扱った投資信託や銀ETFを購入・売却することもできます。
投資信託やETFは投資家から資金を集め、プロが運用する金融商品で銀も投資対象となっています。
投資信託もETFも基本的な仕組みは似ていますが、ETFならリアルタイムで売買できるため投資信託よりも換金性が高く、管理コストも投資信託よりも安く済みます。
CFD取引
CFDとは現物をやり取りせず、売買の差額のみをやり取りする取引方法のことです。
FXと同じく証拠金をCFDを扱っている証券会社に預け、それを元手に取引を行います。
CFD取引のメリットはレバレッジをかけられることで、商品CFDの場合は20倍のレバレッジがかけられるので、小さな資金でも大きな利益を上げられる可能性があります。
GMOクリック証券ではCFD取引のデモ口座が提供されているので、リスクをかけることなくCFD取引の基礎が学べます。
詳しくは、GMOクリック証券公式サイトをチェックしてみてください。
銀価格/SILVERの取引におすすめの会社
銀関連の取引でおすすめの会社を紹介します。
- GMOクリック証券
- IG証券
- 楽天証券
GMOクリック証券
銘柄種類 | 株価指数CFD 商品CFD バラエティCFD 株式CFD |
レバレッジ | 株価指数CFD:10倍 商品CFD:20倍 バラエティCFD:5倍 株式CFD:5倍 |
取引手数料 | 無料 |
公式ページ | GMOクリック証券の公式ページ |
関連記事 | GMOクリック証券の評判 |
GMOクリック証券はGMOグループに属する証券会社です。
株式や投資信託・先物取引・バイナリーオプション・CFD取引など様々な金融商品を取り扱っています。
CFD取引では株価指数や商品、株式などを取り扱っています。
取り扱っている金融商品の詳細や取引ルールについて知りたい方はGMOクリック証券の公式ページをご確認ください。
IG証券
銘柄種類 | ・株式CFD ・株価指数CFD ・商品CFD ・債券先物CFD |
レバレッジ | ・株式CFD:5倍 ・株価指数CFD:10倍 ・商品CFD:20倍 ・債券先物CFD:50倍 |
取引手数料 | ・株式CFD(日本株):最低110円 ・株式CFD(米国株):最低16.50ドル ・株価指数CFD:無料 ・商品CFD:無料 ・債券先物CFD:無料 |
公式ページ | IG証券の公式ページ |
関連記事 | IG証券の評判 |
IG証券はロンドンに本拠地を持つ国際的な証券会社です。
現物をやり取りしないCFD取引に強みがあり、17,000以上のCFD銘柄を取り扱っています。
今回取り上げている銀のような商品に関するCFDは取引手数料が無料ですので低コストで取引可能です。
IG証券の取扱CFDや取引ルール、取引手数料について知りたい方はIG証券の公式サイトをご確認ください。
\最大50,000円もらえるキャンペーン中!/
楽天証券
銘柄種類 | 株価指数CFD 商品CFD |
レバレッジ | 株価指数CFD:10倍 商品CFD:20倍 |
取引手数料 | 無料 |
公式ページ | 楽天証券の公式ページ |
楽天証券は大手ネット証券の一角で高い顧客満足度を得ている証券会社で、日本株や米国株・投資信託・CFD取引・FXなど幅広い金融商品を取り扱っています。
CFDで取り扱っているのは株価指数CFDと商品CFDです。
特に商品CFDは20倍のレバレッジで取引できるので小さな資金で大きな金額の取引が可能です。
取り扱っている株価指数や商品について知りたい方は楽天証券の公式サイトをご確認ください。
銀価格/SILVERのよくある質問
銀価格に関するよくある質問についてまとめます。
- 銀のCFD取引にはどの程度の資金が必要ですか?
- CFD取引で銀の現物は得られますか?
- 銀ETFは銀の現物と交換できますか?
銀のCFD取引にはどの程度の資金が必要ですか?
証券会社の最低取引数量にもよりますが、数千円から銀のCFD取引に参加できます。
現物取引に比べるとかなり少ない金額で取引を開始できるので、少額資金から投資をしたい人にとって便利です。
CFD取引で銀の現物は得られますか?
得られません。
CFD取引は現物を直接やり取りせず、取引によって生じた差額のみをやり取りするため、手元に銀の現物が残ることはありません。
銀ETFは銀の現物と交換できますか?
一定の口数以上ETFを保有していると銀と交換できることがあります。
ただし、銀の現物交換を引き受けている証券会社と引き受けていない証券会社があるため、それぞれの証券会社にお問い合わせください。
銀価格/SILVERのまとめ
今回は銀価格/SILVERについてまとめました。
- これまで銀は一時的な買い占めやシルバーショック、銀需要の増大などにより価格上昇したことがある
- 金利の上昇や景気後退により銀価格が下落する可能性がある
- 金価格の上昇やインフレの進行により銀価格が上昇する可能性がある
- 米政策金利や世界経済、インフレの動向が銀価格に影響を及ぼす
- 銀取引で短期間に利益を上げたいならレバレッジを利用できるCFD取引が最適
銀は金と並ぶ代表的な貴金属であり、古くから投資の対象となってきました。
しかし、金に比べると市場規模が小さいため価格変動が激しく、投機の対象となってきた歴史があります。
ハント兄弟による買い占めやシルバーショック時の価格の乱高下、新型コロナウイルス流行前後の激しい値動きなどが代表的な価格変動といえます。
今後、銀相場は米国政策金利の上昇や景気後退により下落する可能性がある一方、金価格の上昇やインフレの進行により価格が上昇する可能性もあります。
価格変動が激しいということは、それだけ、短期間で利益を上げられる可能性が高いことを意味します。
そのような性質を持つ銀を20倍までのレバレッジをかけられる商品CFDで扱うとさらに大きな利幅が狙えます。
GMOクリック証券では、豊富なCFD銘柄を扱っているので、分散しながら低リスクの取引が可能な証券会社です。
詳しくは、GMOクリック証券公式サイトをチェックしてみてください。