レバナスとは?特徴やメリット・デメリットを徹底解説

レバナス
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株式投資を行っている方なら、最近よく「レバナス」という言葉を耳にするのではないでしょうか。

レバナスは、「レバレッジ」と「NASDAQ100」を組み合わせた言葉で、インデックス型の投資信託にあたります。

一般的なインデックス投信に比べて、レバレッジ効果で最大2倍の価格変動幅になるため、より大きなリターンを狙いたい方におすすめです。

安全な資産と組み合わせて投資することで、ポートフォリオ全体の収益性が高まるでしょう。

本記事では、レバナスの特徴やメリット、投資する際の注意点を徹底的に解説します。

この記事からわかること
  • レバナスとは、「レバレッジ」と「NASDAQ100」を組み合わせたインデックス型の投資信託
  • 株価指数NASDAQ100の2倍の値動きになるよう調整されている
  • レバレッジのおかげで元手は少額で済み、なおかつ大きなリターンが狙える
  • その分、価格が下落したときの損失が大きくなるので、リスク管理が重要となる
  • 2種類あるレバナスのうち、信託報酬の安い「楽天レバレッジNASDAQ100」がおすすめ

これからレバナス投資を始める方には、楽天証券がおすすめです。

楽天証券は、信託報酬の安い「楽天レバレッジNASDAQ100」を取り扱っているほか、NISA口座を活用して一部の利益を非課税にできます。

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目次

レバナスとは?

レバナス(レバレッジNASDAQ100)とは、「レバレッジ」と「NASDAQ100」を組み合わせた言葉で、大和アセットマネジメントや楽天投信投資顧問が販売しているインデックス型の投資信託です。

ここでは、レバナスの特徴や仕組みについて詳しく解説します。

レバナスの仕組み
  • レバレッジは少額資金で大きなリターンを狙う方法
  • NASDAQ100はナスダック市場の上場100社の株価指数
  • 大和アセットマネジメントと楽天投信投資顧問の2社が提供

レバレッジは少額資金で大きなリターンを狙う方法

レバレッジ取引とは

レバレッジとは、少額の元手で多額の取引額を運用できるようにする投資手法です。

たとえば、5万円の元手に対して10倍のレバレッジをかけると、最大50万円までの金融商品を購入できるようになります。

少額の資金しか用意できない方にとって、大きなメリットとなる手法だといえるでしょう。

また、レバレッジをかけた倍率の分だけ、価格変動幅が大きくなるのも特徴のひとつです。

仮に価格上昇幅が1%だとすると、5万円の取引金額なら500円の利益にしかなりませんが、50万円分を取引していたなら、利益額が5,000円と上記の10倍になります。

つまりレバレッジは、少額資金で大きなリターンを狙う手法といえます。

NASDAQ100はナスダック市場の上場100社の株価指数

NASDAQ100は、米国ナスダック市場に上場する上位100社によって構成される株価指数です。

アップルやマイクロソフト、アマゾン、テスラなど、米国を代表する企業の銘柄が含まれています。

レバナスは、このNASDAQ100の価格に連動するような構造を採用しています。

また、レバレッジが2倍に設定されているため、NASDAQ100の2倍のボラティリティ(価格変動率)となる仕組みです。

米国の景気が好調なときは、レバレッジの効果により高い利益率が期待できるでしょう。

大和アセットマネジメントと楽天投信投資顧問の2社が提供

レバナスは、大和アセットマネジメントが販売する「iFreeレバレッジNASDAQ100」と、楽天投信投資顧問が販売する「楽天レバレッジNASDAQ100」の2種類に分かれます。

どちらも、NASDAQ100を指標に値動きが2倍になることを目指すという点は同じです。

ただし、投資家のコストとなる販売手数料と信託報酬が異なります。

信託報酬は楽天レバレッジNASDAQ100のほうが安いため、こちらの商品を選ぶことをおすすめします。

楽天証券は、楽天レバレッジNASDAQ100を取り扱っている数少ない証券会社のひとつです。

同じレバナスでも信託報酬を下げられるほか、ネット証券なので販売手数料がいっさいかかりません。

これからレバナス投資を始める方は、楽天証券を検討してみてはいかがでしょうか。

レバナスのメリット

レバナスのメリットは次の通りです。

レバナスのメリット
  • 高い資金回転率が期待できる
  • リスク分散効果を狙える
  • NISAの対象に含まれている
  • 少額の予算で済む

それぞれのメリットを詳しく解説します。

高い資金回転率が期待できる

レバレッジの仕組みが反映されているレバナスは、一般的な投資信託よりもボラティリティが高くなります。

NASDAQ100指数の値動きが最大2倍になるよう設定されているからです。

つまり、安く買って高く売るという基本的な投資手法が成功した場合、得られる利益も2倍になります。

一般的な投資信託では短期的に大きな利益を得られない、と悩んでいる方には、資金回転率の向上が見込めるレバナスがおすすめです。

リスク分散効果を狙える

レバナスには、米国を代表する100社の株式が組み込まれているため、おのずとリスク分散効果を狙えます。

個別の株式に100%の資金を投じた場合に比べて、レバナスのように分散投資をしている場合は、たとえ1社の業績が悪くて株価が下落しても、ほかの銘柄で損失をカバーできます。

リスクヘッジが重要となる株式投資では、レバナスのような分散投資の仕組みが理に適っています。

2023年10時点におけるレバナスの構成上位10銘柄は次の通りです。

銘柄構成比率
アップル10.5%
マイクロソフト9.2%
アマゾン5.1%
エヌビディア4.2%
メタ・プラットフォームズ3.7%
テスラ4.8%
アルファベット・クラスA3.1%
ブロードコム2.9%
コストコホールセール2.1%
野村アセットマネジメントの資料をもとに作成

こうした構成銘柄は、各企業の業績によって定期的に見直されます。

投資家としては、わざわざ個別銘柄の決算情報や株価を調べて、選び分ける必要がありません。

NISAの対象に含まれている

レバナスは、一般NISAとジュニアNISAの対象商品です。

NISAとは、決められた金額内で投資を行うと、一定期間の利益が非課税になる制度です。

一般NISAは、年間120万円以内の投資枠で最長5年間、ジュニアNISAは未成年者を対象に、年間80万円の投資枠で最長5年間の非課税期間が設けられています。

たとえば、毎月レバナスを10万円(年間120万円)購入したとしても、NISA口座に加入していれば、本来発生するはずの20.315%の税金がかかりません。

このNISAを最大限に活用できるのがレバナスのメリットだといえるでしょう。

ただし、年間40万円の投資枠を最長20年間非課税にできる、つみたてNISAには対応していないので注意が必要です。

少額の予算で済む

本来、株式を購入しようと思うと、単元(100株)ごとに注文する必要があります。

仮に購入したい銘柄の株価が1,000円だとすると、最低でも10万円の資金が必要です。

一方のレバナスは、積立投資にも対応しているため、数百円程度の資金で済みます。

そのなかでも楽天証券なら、最低100円からレバナスを購入できます。

少額投資でリスクを抑えたい方には楽天証券がおすすめです。

レバナスのデメリット

前述した通り、レバナスにはメリットが多いものの、次のようなデメリットも存在します。

レバナスのデメリット
  • ほかの投資信託に比べて信託報酬が高い
  • 米国市場の景気後退で大きな損失を被りやすい
  • もみ合い相場に弱い

レバナス投資をする際は、このようなデメリットには十分に注意しましょう。

ほかの投資信託に比べて信託報酬が高い

信託報酬とは、投資信託の運用・管理費として販売会社に支払う手数料です。

iFreeレバレッジNASDAQ100の信託報酬は年間0.99%楽天レバレッジNASDAQ100は年間0.77%と、ほかの投資信託に比べて高めの手数料が設定されています。

たとえば、投資信託のなかでも人気が高い「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の信託報酬は約0.11%、「SBI・V・S&P500」は約0.09%程度です。

運用コストが高いということは、長期的に保有するほど手数料が大きな負担となります。

つまり、レバナスは長期投資というより、短期投資向けの金融商品だといえるでしょう。

米国市場の景気後退で大きな損失を被りやすい

レバナスは米国の銘柄を扱っている以上、米国景気の影響を強く受けます。

米国内の金利上昇や地政学リスクの増大などにより、米国景気が後退局面に陥ると、レバレッジをかけている分、大きな損失を被りやすくなります。

レバレッジには、価格上昇幅を増加させるとともに、価格下落幅をも増大させてしまう性質があるからです。

レバナスの場合は2倍のレバレッジが効いているため、価格が下落した場合は損失額が2倍に膨らんでしまいます。

もみ合い相場に弱い

もみ合い相場とは、相場が明確な上昇トレンドや下降トレンドを描くことなく、短期的に価格の上下動を繰り返している状態を指します。

レバナスのようなレバレッジをかけている金融商品は、もみ合い相場になるとズルズルと価格が下がってしまう性質があります。

長期に渡って一本調子で上昇する局面でない限り、利益を確保するのが難しいということです。

このような点からもレバナスは長期保有には向いておらず、短期投資向けの金融商品であることがわかります。

レバナスの取引方法

続いては、レバナスに投資するための手順や方法を詳しく解説します。

レバナス投資を始めるための手順
  1. 証券会社の口座を開設
  2. 本人確認書類のアップロード
  3. 証券会社にログインしてレバナスを購入

ここでは楽天証券を例に出して、具体的な口座開設から銘柄の購入方法までを紹介します。

1. 証券会社の口座を開設

楽天証券の公式サイトにアクセスし、画面右上の「口座開設」をクリックします。

レバナス

楽天会員と楽天会員以外の項目が表示されるので、該当するほうをクリックしましょう。

楽天会員ではない場合、以下のようにメールアドレスを登録します。

レバナス

登録したアドレス宛てにメールが届くので、なかに記載されているURLをクリックします。

すると、口座開設手続きの画面へと自動的に移動します。

2. 本人確認書類のアップロード

画面の案内に従って本人確認書類の画像をアップロードしましょう。

レバナス

楽天証券で利用できる本人確認書類は次の通りです。

楽天証券の本人確認書類
  • マイナンバーカード(通知カードは不可)
  • 運転免許証
  • パスポート
  • 各種健康保険証
  • 在留カード・特別永住者証明書
  • 住民基本台帳カード
  • 住民票の写し
  • 印鑑登録証明書

上記のうち1点の書類を選び、画面に表示されている部分に画像をアップロードします。

レバナス

アップロード後、画面下の「本人確認書類を提出」をクリックすると次の画面に進みます。

続いては、氏名や住所、電話番号といった個人情報を入力します。

レバナス

ここまでの入力が済めば、口座開設手続きは完了です。

審査完了後、1週間程度すると郵送で書類が届くため、そのなかに記載されているID・パスワードを使って楽天証券にログインしましょう。

3. 証券会社にログインしてレバナスを購入

楽天証券にログインできるようになったら、検索ページからレバナスを探します。

「レバナス」と入力すると、「楽天レバレッジNASDAQ100」という該当商品が表示されます。

商品名をクリックすると詳細ページに移行するので、その画面からスポット購入や積立注文のいずれかの発注を行いましょう。

レバナス

購入する際は、発注数量を記入するだけで簡単に手続きが完了します。

レバナスを取引するなら楽天証券

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取扱商品国内株・米国株・新興国株
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国内債券・外国債券
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楽天証券では、「楽天レバレッジNASDAQ100」と「iFreeレバレッジNASDAQ100」の両方のレバナスを取り扱っています。

ただし、内容はほとんど変わらないため、信託報酬の安い「楽天レバレッジNASDAQ100」を選ぶのが良いでしょう。

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レバナスの注意点

レバナス投資を行ううえで注意すべきポイントは次の2点です。

2つの注意点
  • 利確と損切りポイントを決めておく
  • テクニカル分析を学ぶ

利確と損切りポイントを決めておく

前述したように、レバナスは短期投資向けの金融商品です。

だからこそ無理な長期保有は避け、短期間で手仕舞いできるよう、事前に利確・損切りポイントを決めておきましょう。

このような「出口」となるポイントを定めておかなければ、思うように値段が上昇しないからといって決済のタイミングがつかめず、塩漬けになってしまう可能性があるからです。

レバナスはレバレッジがかかっている以上、保有期間が長期になるほど信託報酬のコストが大きな負担になるほか、突然の価格暴落によって大きな損失を抱えてしまうリスクがあります。

レバナスは短期投資に向いていることをよく理解したうえで、必ず利確・損切りポイントを決めておきましょう。

テクニカル分析を学ぶ

レバナスは短期間で運用する必要があることから、テクニカル分析への理解が必須です。

テクニカル分析は、ローソク足や移動平均線などを駆使して、過去の値動きから今後の価格やトレンドを予測する手法です。

上述した利確・損切りポイントを決めるためにも、エントリー時のトレンドを正確に把握したうえで、どの程度の利益を望む(損失を覚悟する)のかを判断しなければなりません。

最近では、動画やアプリなどで手軽にテクニカル分析を学べるため、あらかじめ基本的なテクニック程度は理解しておきましょう。

レバナスに関するよくある質問

最後に、レバナスに関するよくある質問をご紹介します。

レバナスに関するよくある質問
  • レバナスを取り扱っている証券会社は?
  • NASDAQ100とS&P500の違いは?

レバナスを取り扱っている証券会社は?

楽天証券、SBI証券、auカブコム証券などがレバナスを取り扱っています。

そのなかでも特に楽天証券をおすすめする理由は、数少ない「楽天レバレッジNASDAQ100」を取り扱っている証券会社だからです。

「楽天レバレッジNASDAQ100」は、大和アセットマネジメントが提供する「iFreeレバレッジNASDAQ100」よりも、信託報酬が約0.2%低く設定されています。

基本的な仕組みや内容はどちらも変わらないため、コストの安い楽天版レバナスのほうがお得です。

レバナス投資を始めてみたい方は、楽天証券を検討してみてはいかがでしょうか。

NASDAQ100とS&P500の違いは?

投資信託を構成する銘柄数に違いがあります。

S&P500は、米国の時価総額上位500社の銘柄が組み込まれています。

また、ナスダック市場のみを対象とするNASDAQ100に対して、S&P500はナスダックとニューヨーク証券取引所を対象としているのも違いのひとつです。

S&P500は、米国市場の約80%をカバーしているので、NASDAQ100よりも米国景気の影響を受けやすく、市場全体の成長性に期待している方に向いています。

一方のNASDAQ100は、IT系の関連銘柄が多いため、米国のテクノロジーの進化に期待している方と相性が良いでしょう。

レバナスのまとめ

今回は、レバナスの特徴やメリット、投資する際の注意点などをご紹介しました。

この記事のまとめ
  • レバナスとは、「レバレッジ」と「NASDAQ100」を組み合わせたインデックス型の投資信託
  • 2倍のレバレッジが設定されている分、一般的な投資信託よりも利益率が向上する
  • 100社分の株式が組み込まれており、リスク分散効果が高い
  • 長期的な保有には向いておらず、短期投資向けの金融商品だといえる
  • 短期投資向けだからこそリスク管理を徹底し、テクニカル分析への理解も必要

レバレッジが組み込まれている点は、メリットにもデメリットにもなり得ます。

米国景気が好調なときは大きな利益が期待できる一方で、相場が下降トレンドにある際は、損失が広がりすぎないよう、徹底したリスク管理が求められます。

そのため、レバナスは、ある程度短期投資に慣れた方に向いているでしょう。

米国の成長性に期待して、さっそくレバナス投資をスタートしたい方には楽天証券がおすすめです。

楽天証券は、信託報酬の安い「楽天レバレッジNASDAQ100」を扱う数少ない証券会社のひとつなので、より有利にレバナスを運用できるでしょう。

気になる方は、さっそく楽天証券の公式サイトから口座を開設してみてはいかがでしょうか。

監修者

Market α 編集部です。仮想通貨・為替・株式投資などの多岐に渡る金融情報を、初心者の方々から上級者の方々まで参考にすることができるように配信しています。

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