株の口座開設方法は?必要なものや初心者におすすめの証券会社3選を紹介
株式投資のスタートは証券会社で証券口座を開くことですが、証券口座はどうやって開けばよいのでしょうか。
今回は、証券口座を開く前に知っておくべきことや口座開設に必要なもの、証券口座の開設方法、特定口座と一般口座の違い、おすすめの証券会社などについてまとめます。
- 株式投資をするには証券口座を開く必要がある
- 口座開設前に証券会社の手数料や取扱銘柄、単元万株の扱いの有無などについて知ることが大事
- 口座開設のためにはマイナンバー確認書類や本人確認書類、金融機関の口座が必要
- 特定口座・源泉徴収ありのほうが手間がかからず楽である
- おすすめの証券会社はSBI証券・楽天証券
証券会社と一口に言っても、日本には250以上の証券会社があり、どれを選ぶか迷ってしまうかもしれません。
その中で初心者の方に知っていただきたい証券会社がSBI証券です。
SBI証券はSBIグループに属する証券会社で、2022年3月期には国内株式個人取引シェア№1を獲得しました。
※通期の委託個人売買代金シェアで SBIネオトレード証券の数値を含む。
取り扱っている商品は国内株式のほかに外国株式、投資信託、債券、FX、先物オプション、金・銀・プラチナなど多岐にわたります。
また、手数料が安いことでも知られています。
SBI証券の取扱商品や手数料については、SBI証券の公式サイトをご確認ください。
Marketαでは公式LINEで仮想通貨(暗号資産)に関する情報を随時配信しています。
最新情報やキャンペーンを発信していますので、ぜひ登録しておいて見て下さい。
証券口座とは
証券口座とは証券会社で作る口座のことです。
投資家は証券口座に入金した資金を使って株式や債券、投資信託などの金融商品を購入します。
銀行でつくる銀行口座は生活資金の管理や給与・年金の受け取り、公共料金の支払いなどで使用されますが、銀行口座では一部の債券・投資信託を除き、金融商品の購入はできません。
証券口座は年々増加していますが、中でもネット証券の口座数は大幅に増えています。
ネット証券の大手であるSBIグループは、口座開設数が840万件を超えました。
※SBIグループとはSBI証券・SBIネオモバイル証券・SBIネオトレード証券・FOLIOのことです。
利便性の高さや商品ラインアップの豊富さが評価され、多くの個人投資家が証券口座を開設したからだと推測されます。
SBI証券のサービス内容や商品ラインアップ、手数料などについて知りたい方はSBI証券の公式サイトをご確認ください。
口座開設の前に知っておくべきこと
口座開設する前に知っておくべきことは何でしょうか。
知っておくべきことを5点まとめます。
- 手数料が異なる
- 取扱銘柄が異なる
- 単元未満株の扱いが異なる
- 証券口座は複数持てる
- 未成年でも口座を持てる
手数料が異なる
1点目は証券会社ごとに手数料が異なることです。
株式を購入したり売却したりする際、投資家は証券会社に手数料を払わなければなりません。
これらの手数料はまとめて「取引手数料」といいます。
証券会社にはSBI証券のようなネット証券と野村證券などのような店舗型証券がありますが、一般的に、ネット証券の手数料の方が安くなります。
また、1日のうちに何度も取引するデイトレードは取引回数が増えるため、取引手数料が増大します。
コストを削減するには手数料が低い証券会社を選ぶとよいでしょう。
取扱銘柄が異なる
2点目は取扱銘柄が異なることです。
証券会社によって取り扱っている金融商品や株式の銘柄が異なりますので、自分が取引したい銘柄を扱っている証券会社を選ぶのがベストです。
国内株式はほとんどの証券会社で大差ありませんが、外国株式はかなり格差があります。
米国株以外の外国株式となると、取り扱っている証券会社はかなり限られますので、しっかり調べてから口座を開設したほうがよいでしょう。
単元未満株の扱いが異なる
3点目は単元未満株の扱いが異なることです。
株式市場で売買される株は取り扱う最低株数(単元株数)が決まっていますが、東京証券取引所では原則、100株単位で取り扱われます。
※REIT(上場不動産投資信託)やETFは除く
単元未満株とは100株未満の株のことで、取り扱いの有無は証券会社によってことなります。
SBI証券の場合は「S株」という仕組みがあり、1株から単元未満株を購入可能です。
大きな資金を用意できない個人投資家にとって、利用しやすい仕組みだといえます。
証券口座は複数持てる
4点目は証券口座を複数持てることです。
1つの証券会社で口座を開設したとしても、他の証券会社でも別の口座を開設できます。
複数口座を開設することで、証券会社ごとの長所を生かした取引が可能です。
未成年でも口座を持てる
5点目は未成年でも口座を持てることです。
未成年口座は満18歳未満の未成年でも持つことが可能ですが、親権者の同意などの条件を満たさなければなりません。
また、成人年齢が引き下げられたため、満18歳以上であれば通常の証券口座を持つことも可能となりました。
ネット証券の多くは手数料が割安で利用しやすいですが、中でも群を抜いているのがSBI証券です。
SBI証券の現物取引アクティブプランは競合他社と比べても手数料が割安です。
取引金額が大きくなっても手数料が割安なのはとても助かります。
SBI証券の手数料について詳しく知りたい方は、SBI証券の公式サイトをご確認ください。
口座開設に必要なもの
口座開設に必要なものは何でしょうか。
必要なものを3つ取り上げます。
- マイナンバー確認書類
- 本人確認書類
- 金融機関の口座
マイナンバー確認書類
1つ目がマイナンバー確認書類です。
基本的には、マイナンバー通知カードやマイナンバーカードがあれば、マイナンバー確認書類として認められます。
本人確認書類
2つ目が本人確認書類です。
本人確認書類として認められるのは以下の書類です。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 住民基本台帳カード(写真付き)
- 日本国パスポート
- 住民票の写し
- 各種健康保険証
- 印鑑証明書
これらの書類のうち1つを口座開設手続きの前に用意しましょう。
金融機関の口座
3つ目が金融機関の口座です。
金融機関の口座は証券口座の入出金のために必要です。
入出金にかかる手数料は投資家の負担となりますので注意しましょう。
入出金手数料を少しでも節約したいのであれば、証券会社が指定する銀行の口座を開くのがおすすめです。
SBI証券の場合、住信SBIネット銀行などの銀行口座を持っていると手数料が無料な上、WEBサイトからの入金依頼が即座に買付余力に反映される即時入金サービスが利用できます。
SBI証券の入金システムや即時に入金の詳細について知りたい方は、SBI証券の公式サイトをご参照ください。
口座開設方法
ここからは、SBI証券を例に実際に口座を開設する方法についてまとめます。
- 口座開設申込
- 本人確認書類の提出
- 初期設定
口座開設申込
口座開設を申し込む前にメールアドレスの登録が必要です。
メールアドレス登録後、SBI証券から送られた認証コードを入力することで申し込みがスタートします。
画面の指示に従い、住所等の情報入力や各種規約の確認を行いましょう。
口座開設方法はネットと郵送の2パターンから選べますが、ネットで口座開設の方が早く取引を始められるのでお勧めです。
本人確認書類の提出
本人確認書類の送付はスマホと郵送で選べますが、ここではスマホでの提出方法を解説します。
顔写真付きのマイナンバーカードを持っている場合、それだけで本人確認書類として有効です。
通知カードしかもっていない場合は、運転免許証と組み合わせることが必要です。
スマホを持っていない場合は、以下の組み合わせで書類を用意しSBI証券に郵送します。
スマホを持っている場合は最短で翌営業日に、郵送の場合は数日中に審査が終了し口座を開設できます。
初期設定
審査が終了すると初期設定に進みます。
勤務先や銀行口座の登録が済み、証券口座への入金が終わると株取引が可能となります。
SBI証券で口座開設を申し込むと、これら一連の流れは1日で終えることができ、最短で翌日から取引可能です。
スピード感があるのがSBI証券を含むネット証券の長所といえるでしょう。
SBI証券ではS株(単元未満株)の取扱もあるため、証券口座に入れられる金額が少なくても株取引を始められます。
さらに、手数料が安いというメリットもあるので初心者でも利益を上げやすい証券会社であるといえます。
S株の詳細や手数料について知りたい方は、SBI証券の公式サイトをご確認ください。
特定口座と一般口座の違い
証券口座には特定口座と一般口座があります。
それぞれの違いについて解説します。
- 特定口座とは
- 一般口座とは
特定口座とは
特定口座とは証券会社が投資家に代わり、保有する投資商品の損益を計算し「年間取引報告書」を作成してくれる口座のことです。
特定口座には源泉徴収ありと源泉徴収なしの2種類があります。
源泉徴収ありの特定口座は納税も投資家に代わって行ってくれるため、確定申告が不要となります。
源泉徴収なしの特定口座の場合は、証券会社が作成した年間取引報告書に基づき、確定申告を行って納税します。
一般口座とは
一般口座とは、特定口座やNISA(少額投資非課税制度)口座に入っていない金融商品を管理する口座です。
証券会社は年間取引報告書などを作成してくれませんので、投資家自身で年間の損益を計算して確定申告しなければなりません。
特定口座と一般口座のどちらを選ぶこともできますが、特定口座・源泉徴収ありの場合、確定申告不要となるため初心者向けだといえます。
SBI証券では特定口座で金融資産を管理するのはもちろんのこと、iDeCoやNISAも取り扱っています。
SBI証券は100円から投資信託が購入でき、積立NISA対応の投資信託ラインアップも豊富です。
iDeCoやNISAを活用して長期的な節税効果を得つつ、金融資産を積み上げるのによい条件が整っているといえます。
iDeCoやNISAの対象となっている投資信託や節税の仕組みについて詳しく知りたい方は、SBI証券の公式サイトをご参照ください。
おすすめの証券会社
おすすめの証券会社3社を紹介します。
SBI証券
名称 | SBI証券 |
取扱銘柄 | 国内株式 外国株式(米国など9か国) 投資信託 FX 債券 金・プラチナ 先物オプション取引 など |
最低取引株数 | 1株(S株) |
取引手数料 | 0円~(1日の約定代金が100万円以内の場合) |
スマホアプリ | あり |
公式サイト | SBI証券の公式サイト |
SBI証券はSBIホールディングス傘下の証券会社です。
国内株式や外国株式、投資信託、FX、債券など幅広い金融商品を扱う総合的なネット証券会社です。
SBI証券のメリットの一つが単元未満株であるS株を取り扱っていることで、これにより少額投資でも有名企業の株式を保有できるようになりました。
また、1日の約定代金が100万円以内であれば手数料が無料になるコースもあるため、個人投資家にとって利用しやすい条件が整っているといえます。
取扱商品や単元未満株、手数料について確認したい方は、SBI証券の公式サイトをご確認ください。
楽天証券
名称 | 楽天証券 |
取扱銘柄 | 国内株式 外国株式 投資信託 FX 債券 金・プラチナ 先物オプション取引 CFD など |
最低取引株数 | 100株 |
取引手数料 | 0円~(1日の約定代金が100万円以内の場合) |
スマホアプリ | あり |
公式サイト | 楽天証券公式サイト |
楽天証券はSBI証券と並ぶ大手ネット証券で、商品ラインアップも遜色ない証券会社です。
買い物などで貯めた楽天ポイントを使い、国内株式や米国株式などの購入資金として利用できます。
また、CFD取引も行うことができるため、少額で取引することもできます。
楽天ポイントを使った投資などについて詳しく知りたい方は、楽天証券の公式サイトをご確認ください。
LINE証券
名称 | LINE証券 |
取扱銘柄 | 国内株式 投資信託 FX CFD |
最低取引株数 | 1株 |
取引手数料 | 55円~ |
スマホアプリ | あり |
公式サイト | LINE証券の公式サイト |
LINE証券はメッセージアプリLINEの関連会社が運営する証券会社です。
LINE証券の特徴はスマホとの相性の良さで、取引のほとんどすべてをスマホだけで行うことができます。
最低取引株数はSBI証券と同じ1株からで、定期的に買付取引コストが無料となる「Afternoon Sail」を実施しています。
他のネット証券に比べ歴史が浅い分、大胆なキャンペーンを実施するため目が離せません。
LINE証券の最新情報やいちかぶの詳細について知りたい方は、LINE証券の公式サイトをご参照ください。
株 口座開設のまとめ
今回は株式投資のための口座開設についてまとめました。
- 株式投資をするには証券口座を開く必要がある
- 口座開設前に証券会社の手数料や取扱銘柄、単元未満株の扱いの有無などについて知ることが大事
- 口座開設のためにはマイナンバー確認書類や本人確認書類、金融機関の口座が必要
- 特定口座・源泉徴収ありのほうが手間がかからず楽である
- おすすめの証券会社はSBI証券・楽天証券・LINE証券
株式投資をするには、証券会社で証券口座を開かなければなりません。
証券会社を決める前に、手数料や取扱銘柄、単元未満株の扱いなどについて調べ、自分が希望する投資ができるか確認する必要があるでしょう。
口座開設にはマイナンバー確認書類や本人確認書類が必要ですので、開設前に準備しておきましょう。
特定口座・一般口座のどちらにするか迷っているのであれば、確定申告不要で証券会社のサポートが手厚い特定口座・源泉徴収ありを選ぶのが無難です。
証券会社は多数存在していますが、低コストで商品ラインアップが多い証券会社となると限られています。
その条件を満たす証券会社の一つがSBI証券です。
SBI証券は国内株式や外国株式、債券、FXなど幅広い商品ラインアップがありつつ、低コストでそれらの金融商品に投資できるという大きなメリットがあります。
加えて、2022年11月からロボアドバイザー「FOLIO」の利用も可能となりました。
銘柄選びや保有する金融資産のリバランスなどを全自動で任せられるサービスで、投資初心者でも安心して利用できます。
FOLIOのサービス内容やSBI証券の取扱金融商品について知りたい方は、SBI証券の公式サイトをご確認ください。