会社勤めをしながらFXを取引したい、と思われた場合、勤務時間中の相場変動を不安に思われる方も多いでしょう。
一方で、チャートを見ていない間に自動的に売買を行ってくれるツールは、多く登場していますが、一体どれを選んだら良いのか、迷ってしまう方もいるのでは無いでしょうか。
今回は、数あるシステムトレード・ツールの中で、FXプライム by GMOの「ちょいトレFX」について、解説していきます。
特徴からメリットやデメリット、ちょいトレFXに向いている人、良い評判、悪い評判も紹介していく内容です。
- ちょいトレFXは、GMO社が運営するFXプライムの、システムトレード・ツール。
- プログラミングの知識無しで、ストラテジーの「自作(開発)」と「選択」が可能。
- 約5,000円という低い金額で始められる。
- 一方、「日本の早朝時間帯にスプレッドが拡大傾向」などのデメリットもあり。
- ストラテジー自作未経験者や、少額取引で始めたい人、ストラテジーの見直しができる方には向いている。
- FXのスキルを身に付けたい人や、完全放置で稼ぎたい方には向いていない。
今回の内容を通して、ちょいトレFXにご興味を持たれた方は、ちょいトレFXの公式サイトをご覧になってみて下さい。
ちょいトレFXとは?
ちょいトレFXは、金融事業などを手掛けるGMO社が運営するFXプラットフォーム「FXプライム」内で利用できる、システムトレード・ツールです。

サービス名 | ちょいトレFX |
FXプラットフォーム名 | FXプライムbyGMO |
運営会社 | 株式会社FXプライムbyGMO |
通貨ペア | 14種類 |
取引単位 | 1,000通貨 |
取引手数料 | 無料 |
取引ツール | パソコン用ブラウザ スマートフォン用ブラウザ |
公式サイト | ちょいトレFX |
2014年6月開始のサービスで、「プログラミング知識不要」で「ストラテジーを選ぶだけ」で、FXの自動取引が利用できるツールです。
今回は、そんなちょいトレFXのメリットやデメリット、向いている人・向いていない人、評判を見ていくことで、ちょいトレFXに関する理解を深める内容となっています。
本記事を通して、ちょいトレFXを体験してみたいと思った方は、ちょいトレFXの公式サイトをご覧になってみて下さい。
ちょいトレFXのメリット
次に、ちょいトレFXのメリットを解説していきます。
- プログラミングの知識無しで、ストラテジーの「自作(開発)」と「選択」が可能
- スマートフォンに特化した画面から操作ができる
- 最低投資金額は約5,000円前後と低額で、手数料無料
- 各種手数料が無料
プログラミングの知識無しで、ストラテジーの「自作(開発)」と「選択」が可能
ちょいトレFXを利用するメリット1つ目は、プログラミングの知識無しで、取引戦略(ストラテジー)の「自作(開発)」と「選択」が可能な点です。
一般的に、FXを取引する際は、取引の戦略(ストラテジー)検討とその実行を、自身の裁量で行います。
ただ、普段会社勤めをしている方などは、逐一チャートを確認できない時もあるでしょう。
そんな時に活用できるツールが、「FX自動取引ツール」です。
FX自動取引ツールには、主に以下の3種類があり、ちょいトレFXは「自作(開発)」と「選択」どちらも可能です。
- 開発型
- 選択型
- リピート型
よって、ちょいトレFX1つだけで、自身の分析に沿った取引戦略(ストラテジー)の自作と、すでに用意されている取引戦略(ストラテジー)の型の選択、どちらも可能なのです。
スマートフォンに特化した画面から操作ができる
ちょいトレFXを利用するメリットの2つ目は、スマートフォンに特化した画面から操作ができることです。

FXで扱う外国為替は日々刻々と変化するため、パソコン用ブラウザを使用していない時でも、価格や自身のポジションを確認したい、という方も多いでしょう。
ちょいトレFXなら、スマートフォンに最適化された画面より、自身の資産の運用状況の確認などが可能です。
パソコンを持参していない、開けない時にも、いつでも確認できる事が魅力です。
最低投資金額は約5,000円前後と低額で、手数料無料
ちょいトレFXを利用するメリット3つ目は、最低投資金額は約5,000円前後と低額で、手数料無料であることです。
自動取引ツールの有無に関わらず、FXを始めるのに必要な初期投資費用が、10万、50万と求められるケースが多くあります。
一方ちょいトレFXなら、わずか1,000通貨で始められる、大変低い投資金額が特徴です。
この「通貨」とは、FX取引において頻繁に使用される単位で、ドル円の場合、1,000通貨を取引したい場合の取引金額は、140円/ドル×1,000通貨(ドル)=140,000円となります。
ただ、ちょいトレFXでは最大25倍までのレバレッジが掛けられるため、この1,000通貨、つまり140,000円の取引に求められる金額は、140,000円÷25=5,600円となるのです。
当然、レバレッジが掛かっているので価格の変動時には損をする可能性はありますが、FXや自動取引ツールを体験してみたい、という方も気軽に始められる金額と言えるでしょう。
また、取引手数料が常に無料であることも見逃せません。
これは、取引数量の大小を問わず、適用されます。
このように、ちょいトレFXなら、元手や手数料を気にする事無く、気軽にFXや自動取引ツールの利用が始められるのです。
各種手数料が無料
ちょいトレFXの4つ目のメリットは、各種手数料が無料である点です。
「取引手数料」だけではなく、システムトレード・ツール利用に掛かる「システムトレード利用料」や、ご自身の裁量で取引した場合の「マニュアル手数料」が、一切掛かりません。
したがって、余計な手数料の心配をせず、取引に集中できることが、ちょいトレFXを利用するメリットと言えます。
メリットをみて、興味を抱いた方は、ちょいトレFXの公式サイトをチェックしてみてください。
ちょいトレFXのデメリット
ここで、ちょいトレFXを利用するデメリットも見ていきましょう。
- スマートフォンからはストラテジーの「自作」はできない
- スプレッドが、日本の早朝時間帯に拡大する傾向
スマートフォンからはストラテジーの「自作」はできない
デメリットの1つ目は、スマートフォンからはストラテジーの「自作」はできないことです。
「ちょいトレFXのメリット」2つ目で、「スマートフォンに特化した画面から操作ができる」ことを述べましたが、使用できる機能は、「運用状況の確認」「作成済みのストラテジーの運用開始・停止」「ポジションの決済」です。
新たに取引戦略(ストラテジー)の作成を行いたい場合は、パソコン用ブラウザからのアクセスが求められる点に、注意が必要です。
スプレッドが、日本の早朝時間帯に拡大する傾向
デメリットの2つ目は、スプレッドが、日本の早朝時間帯に拡大する傾向であることです。
スプレッドとは、買値と売値の差で、この差額は取引所側の利益となります。
スプレッドが発生する理由は、流動性が低い、つまり取引参加者が少なくなる時間に、実際の取引額と取引所側が仕入れた金額に開きが出るためです。
実際、ちょいトレFXが公式情報として公開している通り、午前4:00から午前9:00の間に、どの通貨ペアのスプレッドも拡大している事が見受けられます。
2022年8月8日から9月2日の実績を確認すると、NZ(Newzealand)ドルと円の組み合わせでは、午前9:00〜翌午前4:00のスプレッドは3銭であるにも関わらず、午前4:00〜午前9:00は23銭となっています。

取引数量が少ないと気にならない金額も、取引金額が大きくなるほど、スプレッドとして支払う額も大きくなります。
ちょいトレFXを利用するに当たり、この早朝時間帯のスプレッドが開く点はデメリットと言えるでしょう。
ちょいトレFXが向いている人
ここまで、ちょいトレFXの特徴とメリット、デメリットを解説してきました。
これらを踏まえて、ちょいトレFXでの取引に向いている人は、一体どういった人なのでしょうか。
- 取引戦略(ストラテジー)の作成が未経験の方
- 少額からFXや自動売買を始めたい方
- 定期的にストラテジーと運用結果の見直しができる人
取引戦略(ストラテジー)の作成が未経験の方
まずは、取引戦略(ストラテジー)の作成が未経験の方です。
FXの自動取引ツールの3種類がある内、「開発型」は売買戦略を自由に決められる一方、相場の値動きを分析する手法である「テクニカル分析」の知識が求められます。
一方、ちょいトレFXでは、既に用意された取引戦略(ストラテジー)も選ぶことができるため、自作に求められる深い知識の学習と手間を省くことができます。
よって、これまでに取引戦略(ストラテジー)を自作したことがないが、自動取引ツールを利用したい人にとっては、ピッタリの仕様と言えるでしょう。
少額からFXや自動売買を始めたい方
次に、少額からFXや自動売買を始めたい方です。
前述のように、ちょいトレFXは、約5,000円前後の初期投資から始められるため、大きな金額を用意すること無く利用ができます。
FX自体が初めての方、FX取引は経験があるが、自動売買ツールの利用は未体験の方、どちらにとっても魅力的な点と言えるでしょう。
定期的にストラテジーと運用結果の見直しができる人
最後に、定期的にストラテジーと運用結果の見直しができる人です。

「自動取引ツール」という名前から、利用すれば何もしなくとも、勝手に稼げるというイメージを抱くかもしれません。
実際のところ、ストラテジーを設定したらすぐに稼げるという事はまれで、微調整を繰り返すことで、長期的に見て利益を得られるツールです。
よって、チャートの前に張り付く事は訳では無いながらも、ストラテジーの設定と、運用結果の見直し、見直しに基づくストラテジーの再設定、というサイクルを実行できる方は、ちょいトレFXの利用に向いている、と言えます。
上記の特徴に一つでも当てはまる方は、ちょいトレFXの公式サイトを覗いてみてはいかがでしょうか。
ちょいトレFXが向いていない人
一方で、ちょいトレFXに向いていない人はどういった人でしょうか。
- FX取引のスキルを身に着けたい方
- 完全放置で稼ぎたい方
FX取引のスキルを身に着けたい方
ちょいトレFXに向いていない人の1つ目は、FX取引のスキルを身に着けたい方です。
ちょいトレFXのような自作型、選択型の自動取引ツールを利用すると、型が予め用意されているため、深い知識が無くとも取引が出来てしまいます。
よって、自身でチャートを分析し、自分の裁量で売買の判断を行う事は求められず、FX取引のスキルが身に着きにくいでしょう。
再現性のあるスキルを身に着けたい方、プロのFXトレーダーを目指す方などは、ちょいトレFXには向いてないかもしれません。
完全放置で稼ぎたい方
ちょいトレFXに向いていない人の2つ目は、完全放置で稼ぎたい方です。
先に述べた通り、自動売買ツールとは言えど、ちょいトレFXで勝率を上げるには、定期的なストラテジーの見直しと運用結果の確認が求められます。
よって、可能な限りチャートを見ずに、放置して稼ぎたいという方には向いていないでしょう。
自身の見直しや再設定を少なくしたい方は、決まった法則で売買を繰り返す「リピート型」の自動取引ツールを選ぶと良いかもしれません。
ちょいトレFXの評判/口コミ
そんなちょいトレFXの評判や口コミを見てみましょう。
ちょいトレFXの良い評判/口コミ
#FXプライム の #ちょいトレFX。自作の #ロジック で3週間運用。利益率5.97%。勿論、この先の相場いかんですが、ある程度の収益は見込めそう。さらに充実を図ろう!#fx #fxch #自動売買 #kawase #為替
@FXeveryday7pips
昨日の23時頃から、ちょいトレFXを始めてみたのですが、バックテスト通りの結果で意外と利益が出るのかもしれない。
@gbpjpy99
#fx #USDJPY サブ口座でちょいトレ。 112.950で10万通貨程度。 この勢いだと114.500の抵抗帯はブレイクして115円を超えそうな雰囲気。 暫くホールドして様子見。 そのまま120円目指してもエエんやでw
@ufotopgun
ロジックやバックテストなど、事前に設定した取引戦略(ストラテジー)が的中し、実際に利益を出した方の声が見受けられます。
ちょいトレFXの悪い評判/口コミ
最近シストレに興味を持って、初心者でも簡単に始められるというFXプライムのちょいトレFXを動かしているのだが、思った通りに約定してくれない❗️
というか、チャート機能が貧弱で、シグナルで取引してるのか確認のしようがない❗️
他社のチャートではシグナル出てるのにな…
@Ryo71065229
ちょいトレFX 自動系も運用ストップ 理由は上昇系では利益出るけど 下落には弱いから そろそろ下落があってもおかしくないし、上昇のボラも少ないので。 3月から運用開始でも別に構わないかな。
@chicken_de_katu
#FX#自動売買#ちょいトレ#いもFX 100万円チャレンジ 結局-10万で先週から停止してます
もう始動しないかもw
@chicohichi_k5
後ろ向きな評判だと、「思ったように約定がされない」「下落相場では利益が出にくい」「損をしてしまった」との声がありました。
このようなネガティブな面はありながらも、実際に利益を出している人もいるため、ちょいトレFXを上手に活用するには、少額で実際にトレードを行ってみるのも、一つの手でしょう。
ちょいトレFXのよくある質問
最後に、ちょいトレFXに関する、よくある質問を見ていきましょう。
- ちょいトレFXの「バックテスト」機能とは何ですか。
- ちょいトレFXは初心者に向いていますか。
- ちょいトレFXのスマートフォン用アプリはありますか。
ちょいトレFXの「バックテスト」機能とは何ですか。
バックテスト機能とは、自身が設定したストラテジーが、過去の為替レートにおいて、どのような運用成績を出すのか、検証する機能の事です。
このバックテスト機能により、実際に運用する前にストラテジーが有効かどうか、検証する事ができます。
ちょいトレFXは初心者に向いていますか。
「初期投資金額が安い」「ストラテジーを選ぶだけで始められる」点では、初心者にとって、始めやすいと言えるでしょう。
一方、「ちょいトレFXの悪い評判/口コミ」でご紹介したように、想定通りに約定がされない事や、損を被ってしまうこともあるようです。
ご利用者にとっての使いやすさも関連するため、少額で試してみた上で、ご自身との相性を見てみると良いでしょう。
ちょいトレFXのスマートフォン用アプリはありますか。
アプリはありません。
よって、スマートフォン用のブラウザを利用しましょう。
ちょいトレFXの評判/口コミまとめ
ここまで、ちょいトレFXを利用するメリットとデメリット、評判などを解説してきました。
今回の内容をまとめます。
- ちょいトレFXは、GMO社が運営するFXプライムの、システムトレード・ツール。
- プログラミングの知識無しで、ストラテジーの「自作(開発)」と「選択」が可能。
- 約5,000円という低い金額で始められる。
- 一方、「日本の早朝時間帯にスプレッドが拡大傾向」などのデメリットもあり。
- ストラテジー自作未経験者や、少額取引で始めたい人、ストラテジーの見直しができる方には向いている。
- FXのスキルを身に付けたい人や、完全放置で稼ぎたい方には向いていない。
FXやシステムトレード・ツールの利用が初めての方には向いているものの、定期的なストラテジーの見直しが求められるツールである事が分かりました。
よって、画面の前に張り付く必要は無いながらも、利益を出すには、チャートの理解やストラテジーの設定など、知識に基づいた操作を行うことが求められる、と言えるでしょう。
初心者の方や、少額取引を行いたい方などは、ぜひちょいトレFXの公式サイトを確認してみてください。