海外FXをおすすめしない理由やデメリットとは?おすすめの国内会社を紹介
海外FXは、ハイレバレッジが可能などのメリットがある一方で、おすすめできない理由も数多く存在します。
そのため、まずはメリット・デメリット、海外FXのリスクをしっかりと把握したうえで取引するようにしてください。
この記事では、海外FXのメリット・デメリットと併せて海外FXのリスクを紹介していきます。
また、おすすめの国内FX会社を紹介していくので、FX会社選びの参考にしてください。
- 海外FXはメリットよりもデメリットが多い
- 海外FXは初心者には向いていない
- 海外FX業者には違法な会社も存在する
- 海外FXと国内FXは課税方法が異なる
- おすすめの国内FX会社
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海外FXとは
海外FXとは何か?また、国内FXとの違いについて詳しく解説していきます。
- 海外のFX業者を利用して取引すること
- 海外のFX業者が金融庁の認可を受けていない
- 海外FXは違法ではない
海外のFX業者を利用して取引すること
海外FXとは、海外に拠点を置いているFX会社を利用してFX取引をすることです。(※国内法人を持つ会社は除く)
国内FX業者と違い、レバレッジの上限が高く取引ツールが豊富にあるのが特徴で、主にFX取引の経験が豊富な中級者〜上級者が海外FXを行なっています。
海外のFX業者が金融庁の認可を受けていない
国内FXと海外FXの違いは、金融庁の認可を受けているかどうかという点です。
国内でFX取引サービスを提供している会社は、金融庁の認可を得たうえで事業を行なっているので、法律に基づき安全な運営が行われています。
一方で、海外FX業者は、金融庁の認可を得ていないため国内の会社と比較して安全性に欠けます。そのため、利用する際は安全な業者か見極めて利用しなければいけません。
海外FXは違法ではない
海外FX会社を利用して取引することは違法ではありません。金融庁から警告が出ているため、違法だと勘違いしている方がいますがそうではありません。
本来、国内でFX取引業を行う場合は金融庁の認可が必要になりますが、海外FX業者は日本人向けにサービスを行なっているわけではないので、金融庁の認可を受ける必要がないのです。
そのため、海外FX業者を利用して取引すること自体は違法行為ではありません。ただ、先述した通り安全性が確保されていないので海外FXの利用はおすすめしません。
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海外FXのメリット・デメリット
ここでは、海外FXのメリット・デメリットを紹介していきます。
【海外FXのメリット】
- 高いレバレッジをかけて取引ができる
- MT4・MT5などを利用できる
【海外FXのデメリット】
- 金融庁の認可を受けていないため信頼性が低い
- 出金拒否などのトラブルにあう可能性がある
- 利益が出た場合の税金が高い
- 国内FXと比較してスプレッドが広い
- 日本語でのサポートが受けられない
海外FXのメリット
高いレバレッジをかけて取引ができる
海外FXを利用するメリット1つ目は、高いレバレッジをかけた取引ができることです。
レバレッジとは、証拠金を担保にして自己資金以上のお金を運用する取引方法。
日本では、2008年にできた法律によってレバレッジの最大倍率は25倍までと決められています。
一方で海外では明確な制限がないため、FX会社によっては3,000倍ものレバレッジをかけて取引することが可能です。
ー | レバレッジ | 法律による制限 |
国内FX業者 | 25倍 | あり |
海外FX業者 | 約3,000倍 | なし |
高いレバレッジをかけられる場合、少ない資金で大きな利益を狙えるというメリットがあるため、これを目当てに海外を行う人がいます。
MT4・MT5などを利用できる
海外FXを利用するメリット2つ目は、MT4やMT5といった取引ツールを利用できる点です。
MT4・MT5とは、取引の分析に利用できるツールのことで、海外のFX会社ではこのMT4が標準搭載されているため取引の分析をスムーズにすることができます。
国内でもMT4を搭載したFX会社はありますが、極端に数が少ないので自分の好きな会社を選び利用することもできません。
また、その他ツールの連携なども海外のFX会社の方が容易にできるので、この点がメリットとなっています。
海外FXのデメリット
金融庁の認可を受けていないため信頼度が低い
海外FX1つ目のデメリットは、海外FX業者の信頼度の低さです。
国内のFX会社は、金融庁の審査を受けてサービスを行なっているので一定の質が保たれていますが、海外のFX会社は審査を受けていないので、質の悪い業者に当たる可能性があります。
海外FX業者の中には、違法なサービスを行なっている業者もあるので、この点は海外FXを行うデメリットとなります。
出金拒否などのトラブルにあう可能性がある
海外FX2つ目のデメリットは、出金拒否などのトラブルにあう可能性が高いという点です。
海外のFX会社は、入出金に関するルールが複雑になっていることが多く、知らないうちにルールに違反してしまい出金を拒否されることがよくあります。
また、出金を拒否するだけでなくアカウントを凍結され永久に出金できなくなった方も数多くいるので、こういった点が海外FXのデメリットとなります。
利益が出た場合の税金が高い
海外FX3つ目のデメリットは、利益が出た場合の税金が高いという点です。
国内FXで利益が出た場合は、申告分離課税の対象となるので税率は20%ほどで済みますが、海外FXは累進課税が適用されるので、最高で45%まで課税されてしまいます。
もし、同じ金額の利益が出ても海外FXの方が損をする可能性が高いので、この点もデメリットとなります。
所得額 | 海外FX(所得税率) | 国内FX(所得税率) |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 20% |
195〜330万円以下 | 10% | 20% |
330〜695万円以下 | 20% | 20% |
695〜900万円以下 | 23% | 20% |
900〜1,800万円以下 | 33% | 20% |
1,800〜4,000万円以下 | 40% | 20% |
4,000万円以上 | 45% | 20% |
国内FXと比較してスプレッドが広い
海外FX4つ目のデメリットは、国内のFX業者と比較してスプレッドが高く設定されている点です。
国内では、ほとんどの会社でスプレッドが0.2銭ほどに固定されているのに対して、海外では1.5〜2.0銭ほどでスプレッドが推移しています。
1回の取引では大きな差になりませんが、取引回数の多い方はスプレッドだけで大きな出費となるのでこの点がデメリットとなります。
日本語でのサポートが受けられない
海外FX5つ目のデメリットは、日本語でのサポートが受けられない点です。
日本に法人を持たない業者は、日本語対応していない所がほとんどなので、英語などの外国語がわからない人は取引するだけでも大変です。
また、なにか問題が発生したときは全て外国語で対応しなければいけないので、この点がデメリットとなります。
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そのため、FX取引初心者で取引に不安がある方でも安心して利用できます。
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海外FXをおすすめしない理由・リスク
海外FXは、たくさんのデメリットやリスクがありますが、なかでも特におすすめできない理由を2つ紹介していきます。
- ハイレバレッジ取引による損失リスク
- 違法なサービスを行なっている会社がある
- 信託保全が義務化されていない
ハイレバレッジ取引による損失リスク
海外FXは、ハイレバレッジ取引によって少額で大きな利益を狙える一方で、多額の損失を出すリスクがあるため初心者にはおすすめできません。
国内FXは最大倍率25倍となっており海外FXと比較すると見劣りしますが、適切な方法で取引すれば十分に資金を増やすことができます。
ハイレバレッジは一攫千金の夢があると思うかも知れませんが、FX取引では小さな利益を積み重ねることが重要なので、初めの内は低レバレッジで取引することをおすすめします。
違法なサービスを行なっている会社がある
海外FXをする際は、違法なサービスを行なっている会社もあるので注意しなければいけません。
悪質な業者の中には、入金後操作ができなくなるものや、多額の利益が出た時点でアカウントを凍結するなど、詐欺まがいの行為をしている会社があります。
一方、金融庁から認可を受けた国内FX業者は、法律にのっとり健全なサービスを提供しているので安心して利用できます。
信託保全が義務化されていない
海外のFX会社では、信託保全の義務化が行われていないため、資金を失ってしまうリスクがあります。
信託保全とは、証拠金として預かったお金と会社のお金を分けて、顧客の資金を信託会社に預けて管理する制度のことです。
国内では、万が一のときに備えて信託会社へ顧客の資金を預けているため、FX会社が倒産した場合でも自分が預けた資金はほぼ確実に返還されます。
しかし、海外ではこの信託保全が義務化されていないので、FX会社が倒産した場合は資金を失う可能性があるのです。
このように、海外FXにはあらゆるリスクがあるため、初心者のうちは国内のFX会社を利用して取引することをおすすめします。
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おすすめの国内FX会社
おすすめの国内FX会社を紹介していきます。それぞれの特徴を詳しく解説していくので、参考にしてください。
GMOクリック証券
取引手数料 | 無料 |
スプレッド(米ドル円) | 0.2銭原則固定 |
通貨ペア数 | 20通貨 |
特典 | 最大550,000円キャッシュバック特典など |
最小取引単位 | 1,000通貨(※南アフリカランド/円とメキシコペソ/円は10,000通貨単位) |
強制ロスカット基準 | 100% |
公式ページ | GMOクリック証券の公式サイト |
関連記事 | GMOクリック証券の評判 |
さらに、スプレッドも業界最狭水準を誇り、海外のFX会社よりも手数料を抑えて取引ができます。
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GMO外貨
取引手数料 | 無料 |
スプレッド(米ドル円) | 0.2銭原則固定 |
通貨ペア数 | 24通貨 |
キャンペーン | 最大550,000円キャッシュバックキャンペーンなど |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
強制ロスカット基準 | 50% |
公式ページ | GMO外貨の公式サイト |
関連記事 | GMO外貨の評判 |
GMO外貨は、スワップポイントとスプレッドの低さが魅力のFX会社です。
スワップポイントは「MINKABU FX部門」で第1位を獲得しており、米ドル円は1日103円、トルコリラ円に関しては1日254円で取引できます。(※相場によって変動)
スプレッドも業界最狭水準を誇り、指定の時間内であれば原則スプレッド固定で取引できるため、手数料を気にせず利用できます。
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松井証券
手数料 | 無料 |
スプレッド(米ドル円)※ | 0.2銭~ |
通貨ペア数 | 20通貨ペア |
キャンペーン | 現金最大1000,000円をプレゼント |
最小取引単位 | 1通貨 |
強制ロスカット基準 | 50%、60%、70%、80%、90%(選択可) |
公式ページ | 松井証券FXの公式サイト |
関連記事 | 松井証券FXの評判 |
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海外FXと国内FXの比較
最後に、海外FXと国内FXの比較をしていきます。それぞれの特徴を見て自分にどちらが合っているか判断してください。
比較 | 海外FX | 国内FX |
---|---|---|
レバレッジ | 〜3,000倍(明確な制限なし) | 〜最大25倍 |
ロスカット基準 | 低い | 高い |
スプレッド | 広い(平均1銭以上) | 狭い(平均0.5銭以下) |
最低取引単価 | 平均1,000通貨 | 平均1,000通貨 |
安全性 | 業者によって大きく異なる | 一律して安全性が保たれている |
取扱銘柄 | 多い | 少ない |
追証 | なし | あり |
税率 | 累進課税(15~55%) | 分離課税(最大20.315%) |
おすすめ | × | ◯ |
上記の通り、海外FXはレバレッジの上限が高く追証もないため、ロスカットなどを気にせず取引できることがわかります。
しかし、スプレッド(手数料)の低さや安全性の高さ、税率の低さは国内FXの方が優れていると言えます。
どちらもメリット・デメリットがありますが、取引するうえで一番重要なポイントは「安全に取引できるかどうか?」という点なので、やはりおすすめは国内FXになります。
また、レバレッジに上限があり、ロスカットの基準が高い国内FX業者の方が、資金を守るのには適しているので、初心者の方は国内のFX会社から利用するようにしてください。
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海外FXをおすすめしない理由まとめ
海外FXのメリット・デメリットおよび海外FXのリスクについて解説しました。
- 海外FXはメリットよりもデメリットが多い
- 海外FXは初心者には向いていない
- 海外FX業者には違法な会社も存在する
- 海外FXと国内FXは課税方法が異なる
- 海外FXは安全性に欠ける
海外FXは、レバレッジの高さなど魅力的な部分もありますが、それ以上に大きなリスクを抱えることになるのでおすすめはできません。
国内FXは、安全性を保ちながら質の高いサービスを受けられるので、初心者のうちは国内のFX会社を利用して取引するようにしてください。
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