NZドル円(NZD/JPY)の今後の見通し・予想を徹底解説|これまでの変動とその原因とは?
日本と赤道を挟んで向かい側にあるのがニュージーランドです。
ニュージーランドの南島は南緯40度から45度付近にあり、北緯に置き換えると東北地方から北海道の位置に相当します。
ニュージーランドといえばキウイフルーツを思い浮かべる人も多いと思いますが、世界屈指の酪農国家で農業国として有名です。
今回はニュージーランド円の現在のレートや変動要因、過去の変動とその原因、今後の見通しやおすすめのFX会社などについて解説します。
- NZドルは豪ドルと同じく資源国通貨として位置づけられている
- 隣国のオーストラリアの経済や最大の貿易相手国である中国経済の影響を強く受ける
- 農産物価格、特に乳製品の価格はNZドルの為替相場に大きな影響を与える
- コロナ禍では大幅な金融緩和を実施したが、2021年以降、インフレを抑えるため政策金利を引き上げた
- 過去には世界的な景気拡大やリーマンショック、新型コロナウイルスの感染拡大などによってNZドル円のレートが大きく変動してきた
- 今後も、オーストラリア経済や中国経済、乳製品価格、政策金利などの影響でNZドル円のレートが変動すると予想される。
日本のFX会社はNZドルを扱っていることが多いですが、GMOクリック証券もその一つです。
高いスワップポイントや狭いスプレッド提供により快適なトレードができます。
また、スマホツールの操作性も高く、登録なしでのデモ口座活用や同一口座でのバイナリーオプション取引も可能です。
GMOクリック証券の内容について確認したい方はGMOクリック証券公式サイトをご確認ください。
\最大55万円もらえる特典中!/
NZドル円現在の価格動向
NZドル円は2021年10月以降、円安NZドル高で推移しています。
世界経済が新型コロナウイルスの痛手から徐々に立ち直る中、投資家がリスクをとる「リスクオン」の動きが強まり、資源国の通貨を買う動きが見られ、豪ドル円が大きく上昇しました。
豪ドルと密接に関係するNZドルにも買いが入り、NZドル円も大きく上昇します。
また、政策金利の引き上げやロシア・ウクライナ情勢の悪化によって資源国である豪ドルの買いが集中したことも、NZドルが連動して上昇した要因と言われています。
NZドルのように、自国の状況だけではなく隣国の動向が通貨価値に影響を及ぼす場合、いち早く関連情報を仕入れるのが重要です。
2023年前半は一時的な下落を見せたものの、後半にかけては再度円安の加速によって上昇を見せた形です。
また、2023年11月にはニュージーランドで新政権が発足し、懸念の強さから一時的な下落を見せますが、現在は再度上昇傾向にあります。
スマホツールを活用したい方は、GMOクリック証券が最適です。
操作性が高く見やすい画面が提供されていることから、初心者でも使いこなせると評判が高いです。
また、高機能で操作性の高いスマホアプリを提供していることもあり、スマホアプリから登録不要でデモ取引ができることや、同一の口座でもバイナリーオプションのようなFX以外の取引ができる点も魅力となっています。
詳しくは、GMOクリック証券公式サイトをご確認ください。
\最大55万円もらえる特典中!/
NZドル円のレートの変動要因
NZドル円のレートはどのような理由で変動するのでしょうか。
主な変動要因を3点とりあげます。
- オーストラリア経済や中国経済の影響
- 農産物(乳製品)価格
- 政策金利
オーストラリア経済や中国経済の動向
1つ目の変動要因はオーストラリア経済や中国経済の動向です。
ニュージーランドにとって、建国以来強い結びつきを持っていたのが隣国のオーストラリアです。
ニュージーランドとオーストラリアはともにイギリス植民地としての歴史を持ち、独立後も貿易や軍事などの分野を中心に密接な関係を持っています。
2013年まではニュージーランドの最大貿易相手はオーストラリアで、為替の面では、現在でも豪ドル円とNZドル円は似た動きを示すことが多いです。
しかし、中国との貿易額が急増し、2014年以降は中国が最大の貿易相手となります。
したがって、オーストラリアや中国で大きな経済的イベントが発生すると、NZドルもその影響を受けてしまいます。
農産物(乳製品)価格
2つ目の変動要因は農産物(乳製品)価格です。
ニュージーランドの重要な産業は農業、特に酪農や畜産業です。
上の図はGDT価格指数(乳製品の国際価格の指標の一つ)と豪ドル・NZドルの関連を示したものです。
GDTが下落すると豪ドル高NZドル安になり、上昇すると豪ドル安NZドル高になっているのが見て取れます。
乳製品の輸出が好調だと、NZドルが買われやすくなるのでNZドルに投資する場合は、GDTの動向にも注意が必要です。
政策金利
3つ目の変動要因は政策金利です。
2021/7 | 2021/8 | 2021/10 | 2021/11 | 2022/2 | 2022/4 | 2022/5 | 2022/7 | 2022/8 | 2022/11 | 2022/12 | 2023/2 | 2023/03 | 2023/04 | 2023/05 | 2023/06/ | 2023/07 | 2023/08 | 2023/09 | 2023/10/ | 2023/11 | 2024/4 |
0.25% | 0.25% | 0.50% | 0.75% | 1.00% | 1.50% | 2.00% | 2.50% | 3.00% | 3.50% | 4.25% | 4.25% | 4.75% | 5.25% | 5.50% | 5.50% | 5.50% | 5.50% | 5.50% | 5.50% | 5.50% | 5.50% |
ニュージーランドの中央銀行であるニュージーランド準備銀行(RBNZ)は2021年10月から利上げを繰り返してきました。
2022年4月以降はインフレを抑え込むために利上げペースを加速しています。
この間、日本は政策金利を-0.10%に据え置いているため、NZドルとの金利差が大きくなり、円安NZドル高の状況が続いています。
2024年4月時点でNZドルの金利は5.50%と高い水準となっています。
今後も、RBNZが金利を引き上げ続ければ日本との金利差がさらに大きくなり、NZドル円のレートが今以上に円安NZドル高となる可能性も否定できません。
しかし、2023年5月以降は利上げが実施されておらず、金利は高止まりするとの声も多いです。
2022年はNZドル円以外の通貨も変動率(ボラティリティ)が高くなっています。
変動率が大きいと、大きな利益を上げられる半面、損失も拡大しがちです。
NZドル円の取引は、GMOクリック証券が最適です。
詳しくは、GMOクリック証券公式サイトをご確認ください。
\最大55万円もらえる特典中!/
NZドル円のこれまでの変動とその原因
NZドル円はこれまでどのように変動してきたのでしょうか。
順を追って変動と原因について解説します。
- 2001年~2007年:世界的な好景気
- 2008年~2009年:リーマンショック
- 2009年~2014年:世界経済の回復
- 2014年~2016年:原油安や政策金利引き上げによるNZドル安
- 2020年:新型コロナウイルス流行による急落
2001年~2007年:世界的な好景気
2001年のITバブル崩壊は世界経済に大きなダメージを与えましたが、001年後半以降、徐々に景気が回復します。
それにつれてNZドル円の為替レートも円安NZドル高の方向に動きました。
2001年には1NZドル=50円の前後で推移していた相場は2007年6月には1NZドル=95円台をマークします。
2008年~2009年:リーマンショック
2008年9月、アメリカの大手投資銀行リーマンブラザーズ社が破綻したことに端を発した金融の混乱(リーマンショック)は世界中に広がりました。
このとき、NZドルは大きく売られ2009年1月には1NZドル=45円まで下落します。
しかし、混乱が収まるにつれて徐々に値を戻し、2009年末には1NZドル=65円の前後まで回復します。
2009年~2014年:世界経済の回復
世界経済がリーマンショックの混乱から徐々に立ち直ると、それに連動するかのようにNZドル円の為替相場も上昇しました。
景気の拡大・回復期には資源国の通貨が買われやすくなり、その流れに乗ってNZドルも買われたと考えるとよいでしょう。
2014年10月には1NZドル=92円前後の高値を記録しました。
2014年~2016年:原油安や政策金利引き上げによるNZドル安
2014年に入りRBNZは数回にわたって利上げし、政策金利を2.5%から3.5%まで引き上げました。
これにより景気が減速したため、RBNZは2015年から2016年にかけて政策金利を3.5%から1.75%まで引き下げます。
すると、それと連動するようにNZドル円のレートも円高NZドル安の方向に動きました。
また、この時期は原油価格が低迷した時期でもあり、資源国通貨が売られる傾向が強かったのもNZドル売りに拍車をかけたといえます。
2020年:新型コロナウイルス流行による急落
2017年から2019年末にかけて、NZドルは緩やかに円高NZドル安の方向に動いていました。
大きな動きが見られたのは2020年3月です。
新型コロナウイルスの爆発的な流行により世界中が混乱し、NZドル円は大きく下落しました。
これに対応するためRBNZは大胆な金融緩和を実施、政策金利を一気に0.25%まで引き下げます。
しかし、NZドル円は円安NZドル高で推移しました。
通常であれば大幅な利下げは通貨安につながるのですが、新型コロナウイルス対策として世界各国が一斉に金利を引き下げたため、NZドルだけ下落するような現象は起きませんでした。
NZドル円に限らず、為替動向を正確に予測するのは非常に困難です。
そんな時に頼りになるのがチャート分析機能です。
たとえば、GMOクリック証券では移動平均線やボリンジャーバンド、RSI、ストキャスティクスなどの指標を利用できます。
どのような指標が利用できるかは、GMOクリック証券公式サイトをご確認ください。
\最大55万円もらえる特典中!/
NZドル円の今後の見通し・予想
NZドル円は今後どのように推移するのでしょうか。
NZドル円の動向に影響を与える事柄についてまとめます。
- オーストラリアや中国の経済動向
- 乳製品などの農産物価格の動向
- 政策金利の動向
オーストラリアや中国の経済動向
1つ目のポイントはオーストラリアや中国の経済動向です。
NZドルと豪ドルは強い相関性を持っているため、オーストラリアの政治・経済の動向はNZドルにも強い影響を与えると考えられます。
それに次いで重要なのが中国の経済動向です。
中国では2022年のゼロコロナ政策以降、深刻な経済悪化を迎えており、連動してニュージーランド経済の悪化を懸念する声が多いです。
乳製品などの農産物価格の動向
2つ目のポイントは乳製品などの農産物価格の動向です。
NZドルは豪ドルと同じく資源国通貨に位置付けられていますが、産出資源が異なります。
オーストラリアが石炭や鉄鉱石といった鉱産資源を産出・輸出しているのに対し、ニュージーランドの輸出品はチーズやバターといった乳製品やキウイなどの果物、食肉や羊毛といった畜産物がメインです。
乳製品価格を含む農産物価格の動向は国の経済に大きな影響を与え、通貨の価値も左右します。
景気が減速し、乳製品価格などが下落すればNZドル円で円高NZドル安となるかもしれません。
政策金利の動向
3つ目のポイントは政策金利の動向です。
2024年4月段階でニュージーランド政策金利は5.50%で、インフレ傾向が続く限り、政策金利は高い水準を維持すると考えられています。
そうなると、日本円との金利差がますます開き、円安NZドル高となる可能性が高まります。
RBNZが利上げのペースをどのようにするかによって、為替レートは大きく変わるでしょう。
金利差が開くと気になるのがスワップポイントではないでしょうか。
金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売ると金利の差額分をスワップポイントとして得られます。
GMOクリック証券では、公式サイトで直近のスワップポイントや過去のスワップポイントについて公開しています。
各通貨ペアのスワップポイントについて知りたい方は、GMOクリック証券公式サイトをご確認ください。
\最大55万円もらえる特典中!/
NZドル円を取引する上でおすすめのFX会社
NZドル円取引をするうえでおすすめのFX会社を3社紹介します。
- GMOクリック証券
- LINE FX
- GMO外貨
GMOクリック証券
取引手数料 | 無料 |
スプレッド(NZドル/円) | 0.7銭原則固定 |
スワップポイント(NZドル/円) | 138円 ※2024年4月時点 |
通貨ペア数 | 20通貨 |
特典 | 最大550,000円キャッシュバック特典など |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
強制ロスカット基準 | 100% |
公式ページ | GMOクリック証券公式サイト |
関連記事 | GMOクリック証券評判 |
GMOクリック証券はGMOグループに属するFX会社です。
GMOクリック証券の魅力は、FXだけではなく様々な金融商品を取り扱っていることです。
取扱商品は株式、投資信託、先物OP、CFD、そしてFXと多岐にわたります。
FXに限れば、デモトレードが利用できることやスプレッドが狭くスワップポイントが高いこと、取引ツールが使いやすいことなどがメリットとして挙げられます。
また、高機能で操作性の高いスマホアプリを提供していることもあり、スマホアプリから登録不要でデモ取引ができることや、同一の口座でもバイナリーオプションのようなFX以外の取引ができる点も魅力です。
GMOクリック証券では全ての取引商品での収益がランキング化される独自イベント「トレードアイランド」を開催しています。
現在は、最大550,000円キャッシュバック特典を実施しています。
特典内容やデモトレードの方法やスプレッドなどについてはGMOクリック証券の公式サイトをご覧ください。
\最大55万円もらえる特典中!/
LINE FX
取引手数料 | 無料 |
スプレッド(NZドル/円) | 0.8銭 |
スワップポイント(NZドル/円) | 131円 ※2024年4月時点 |
通貨ペア数 | 23通貨 |
キャンペーン | 最大305,000円キャッシュバックキャンペーン |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
強制ロスカット基準 | 100% |
公式ページ | LINE FXの公式サイト |
LINE FXはメッセージアプリ大手のLINEの関連会社が運営しているFX会社です。
取扱通貨ペアは23通貨あり、今回取り上げたNZドル円も取り扱っています。
LINE FXの強みは手数料が無料である点とアプリが使いやすいこと、1,000通貨単位の取引ができることです。
2024年4月現在、最大で100万5,000円キャッシュバックされるキャンペーンが開催されていますので、興味がある方は、LINE FXの公式サイトで取引方法などをご確認ください。
GMO外貨
取引手数料 | 無料 |
スプレッド(NZドル/円) | 1.2銭原則固定 |
スワップポイント(NZドル/円) | 129円 ※2024年4月時点 |
通貨ペア数 | 24通貨 |
キャンペーン | 最大550,000円キャッシュバックキャンペーンなど |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
強制ロスカット基準 | 50% |
公式ページ | GMO外貨の公式サイト |
GMO外貨もGMOインターネットグループのFX会社で、今回紹介している3つのFX会社の中で最も多い24通貨ペアを取り扱っています。
GMO外貨の長所は取引手数料が無料であることやスプレッドが狭いこと、1,000通貨から取引できることなどです。
取引ルールなど詳しい内容について知りたい方は、GMO外貨の公式サイトをご確認ください。
また上記以外にもさまざまなFX会社がありますのでぜひFXおすすめ会社ランキングの記事を確認してみてください。
NZドル円の予想・見通しまとめ
今回はNZドル円の予想や見通しについてまとめました。
- NZドルは豪ドルと同じく資源国通貨として位置づけられている
- 隣国のオーストラリアの経済や最大の貿易相手国である中国経済の影響を強く受ける
- 農産物価格、特に乳製品の価格はNZドルの為替相場に大きな影響を与える
- コロナ禍では大幅な金融緩和を実施したが、2021年以降、インフレを抑えるため政策金利を引き上げている
- 過去には世界的な景気拡大やリーマンショック、新型コロナウイルスの感染拡大などによってNZドル円のレートが大きく変動してきた
- 今後も、オーストラリア経済や中国経済、乳製品価格、政策金利などの影響でNZドル円のレートが変動すると予想される。
NZドルは豪ドルと同じく資源国通貨として扱われますが、ニュージーランドの資源は乳製品をはじめとする農畜産物です。
そのため、農産物価格の動向はNZドルのレートに大きな影響を与えます。
隣国オーストラリアや最大の貿易相手国である中国の影響が非常に大きい国でもありますので、ニュージーランドだけではなく、それらの国の経済指標の発表にも注意が必要です。
また、2024年4月段階ではインフレ抑制のため金利が高い水準なので、今後も金利方針には注視したほうがよいでしょう。
NZドル円の取引は、高水準の取引環境を提供しているGMOクリック証券が最適です。
高いスワップポイントや狭いスプレッド提供により快適なトレードができます。
また、スマホツールの操作性も高く、登録なしでのデモ口座活用や同一口座でのバイナリーオプション取引も可能です。
GMOクリック証券の内容について確認したい方はGMOクリック証券公式サイトをご確認ください。
\最大55万円もらえる特典中!/