Coincheck(コインチェック)の評判・口コミを徹底解説|メリット・デメリットや手数料は?
Coincheckは、コインチェック株式会社が運営する仮想通貨取引所です。
今回はCoincheckの概要やサービス内容、メリット・デメリット、口コミ・評判、おすすめできる人・できない人、Q&Aなどについて紹介します。
Coincheckは2012年に設立され、2014年から運営を開始した仮想通貨交換業者です。
仮想通貨ブームに乗り、順調に業務を拡大しましたが、2018年1月に仮想通貨「NEM」が流出する事件が発生し、苦境に陥りました。
その後、マネックスグループにより買収されます。
事件後、セキュリティは大幅に強化され、経営を多角化し新たなサービスを次々と立ち上げ、現在に至ります。
初心者などは利用しやすい取引所となっていますので、国内取引所でアカウントを保有されていない方はぜひ公式サイトを確認して見て下さい。
コインチェックの概要
名称 | Coincheck(コインチェック) |
取扱通貨数 | 29種類 |
取引所手数料 | 無料 |
販売所手数料 | 無料 ※手数料相当額:0.1〜5.0% |
入金手数料 | 銀行振込:無料(振込手数料は顧客負担) |
出金手数料 | 407円 |
提供サービス | 販売所 取引所 Coincheck NFT Coincheckつみたて 貸暗号資産サービス Coincheckでんき Coincheckガス Coincheck IEO |
レバレッジ取引 | 取扱なし |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
Coincheckは、マネックスグループに属する仮想通貨交換業者です。
取り扱っている仮想通貨はビットコインやリップル、イーサリアムなどの他にモナコインなども含む全29種類で、業界最大級の取扱数を誇ります。
仮想通貨の販売所や取引所の運営をはじめ、近年注目されているNFTや仮想通貨のつみたてサービス、貸暗号資産サービスなども行っています。
さらに、CoincheckでんきやCoincheckガスなどの事業も開始し、電気料金やガス料金の支払いにビットコインを使えるようにするなど、経営を多角化させています。
また、企業やプロジェクトが必要としている資金の調達を支援するCoincheck IEOなど新しいサービスにも乗り出しています。
かつて、Coincheckは暗号資産の流出事件を起こした事業者として大きな批判を受けました。
しかし、現在はマネックスグループの傘下に入り経営が刷新されて安全性の高い取引所へと生まれ変わっています。
新しくなったCoincheckに興味をお持ちでしたら、ぜひ、Coincheck(コインチェック)公式サイトをチェックしてみてください。
コインチェックが提供するサービス
Coincheckは、仮想通貨の交換にとどまらず新たなサービスを展開しています。
今回は、新しいサービスの中から4つの事業を紹介します。
- Coincheck NFT
- Coincheckつみたて
- 貸暗号資産サービス
- Coincheckでんき
Coincheck NFT
Coincheck NFTは、日本初となる暗号資産交換業者によるマーケットプレイスです。
マーケットプレイスとは、売り手と買い手が自由に参加できるインターネット上の取引市場のことです。
たとえば、自分が作り出したNFT作品(絵画やイラストなどのデジタルアートが代表)をCoincheck NFTに出品すると、購入希望者は仮想通貨で代金を支払い、そのNFT作品を購入します。
今後、NFT市場が拡大すれば、NFTを取引する場(NFTマーケットプレイス)の需要が高まると予想されています。
Coincheckつみたて
Coincheckでは、仮想通貨のつみたてサービスである「Coincheckつみたて」を行っています。
毎月1万円から積み立てを始められ、月に一度だけ買付する”月イチつみたてプラン”と毎日買い付ける”毎日つみたてプラン”のどちらかを選べます。
月イチつみたてプランは、毎日つみたてプランよりも変動幅が大きいので、利益や損失が大きくなります。
Coincheckつみたては、入金から購入まですべて自動で行うので、購入タイミングで迷うことがありません。
なお、口座振替手数料や積立サービス手数料は無料です。
貸暗号資産サービス
貸暗号資産サービスとは、保有している仮想通貨をCoincheckに貸し出し、その見返りとして利用料を得られるというものです。
利用料は仮想通貨で支払われます。
対象の仮想通貨は、ビットコインやイーサリアム、リップル、ネムなどで、利用料の利率は最大で5%になります。
Coincheckの口座を保有している人なら、誰でも利用できるのも便利な点であり、長期的な資産形成に最適と言えるでしょう。
Coincheckでんき
Coincheckは、電気料金やガス料金をビットコインで支払えるCoincheckでんきのサービスを開始しました。
Coincheckでんきは、各地の電力会社と提携することにより確かな電力品質を保証しており、全国ほぼすべてのエリアが対象となっています。
申し込むと、2つのプランから1つを選択できます。
1つはビットコイン付与プランで、電気料金の1~7%に相当する金額のビットコインを得られるサービスです。
もうひとつは、電力料金をビットコインで決済するビットコイン決済プランで、料金が1~7%安くなります。
このように、Coincheckは仮想通貨の取引だけではなくさまざまな分野に積極的に取り組み、経営の多角化を図っています。
Coincheckが展開するほかのサービスにも興味がある方は、公式サイトからサービス内容をご覧ください。
コインチェックのメリット
数多くある仮想通貨取引所の中で、Coincheckを選ぶメリットはなんでしょうか。
Coincheckで取引するメリットをまとめました。
- 国内トップクラスの仮想通貨取扱数
- 取引所の取引手数料が無料
- 少額から取引できる
国内トップクラスの仮想通貨取扱数
Coincheckでは、ビットコインやリップル、イーサリアムといった比較的メジャーなものを中心に29種類の仮想通貨を取り扱っています。
他にも、ビットコインの補完を目指して開発されたライトコインや日本初の仮想通貨であるモナコイン、ビットコインとイーサリアムのいいとこどりを目指したクアンタムなど個性的なアルトコインの売買もできます。
次々と新しい仮想通貨をラインナップに加えてきたCoincheckですので、今後の動きからも目が離せません。
※OMGは2023年6月に取り扱い停止が発表されています。
取引所の取引手数料が無料
Coincheckは、取引所手数料や販売所手数料、コインチェックつみたて手数料、入金手数料がいずれも無料で、入金するのが日本円ではなく、仮想通貨であっても無料です。
ただし、販売所を利用する場合は手数料相当額(取引金額の0.1%~5%)や銀行振込手数料、仮想通貨の取引手数料はかかります。
また、日本円を出金する場合も手数料がかかるので注意しましょう。
少額から取引できる
Coincheckで仮想通貨を取引する際、最低購入価格が設定されています。
取引所であれば、日本円で500円以上、ビットコインで0.005BTC以上で、販売所でも同様の最低購入価格が設定されています。
つまり、500円という少額から仮想通貨取引を始められます。
Coincheckつみたてでも、月々1万円から始められることを考えると、Coincheckは少額投資に向いているといえます。
数多くの仮想通貨で取引できるということは、それだけリスクの分散がしやすいということです。
また、取引所の手数料が無料で少額から取引できることは、多額の投資資金を用意できない投資初心者にとって使いやすい取引所であるといえます。
さまざまな仮想通貨を、少額から取引したいと考えているなら、Coincheck公式サイトをチェックしてみてください。
コインチェックのデメリット
Coincheckはメリットが多い仮想通貨取扱事業者ですが、デメリットはないのでしょうか。
デメリットを2点まとめました。
- レバレッジ取引に対応していない
- 販売所の取引ではスプレッドが発生する
レバレッジ取引に対応していない
現在、Coincheckはレバレッジ取引に対応していません。
以前は扱っていたのですが、2020年3月13日でレバレッジ取引サービスを終了してしまいました。
今後サービスが再開されるかは不明です。
レバレッジ取引をしたい方は、DMM BitcoinやGMOコインなどの公式サイトをチェックしてみてください。
販売所の取引ではスプレッドが発生する
販売所での取引ではスプレッド(購入価格と売却価格の差額)が発生するというデメリットがあります。
取引所は、Coincheckを利用しているトレーダー同士で取引するため手数料を抑えることができます。
しかし、Coincheckとトレーダーが取引する販売所で売買すると、スプレッドが発生してしまいます。
販売所での手数料は無料ですが、スプレッドは支払わざるを得ず、取引コストが増大してしまいます。
とはいえ、他の仮想通貨取引所でも、販売所を利用すればスプレッドが発生するためCoincheckだけのデメリットとは言えません。
また、レバレッジ取引にしても、取引初心者からすればすぐに手を出せるものではないので、取引経験を積んでから検討しても遅くありません。
取引初心者であれば、ダウンロード数や取扱通貨数が豊富なCoincheckから仮想通貨デビューをする方が多い傾向にありますので、そのような方は是非公式サイトを確認して見て下さい。
また、コインチェック以外の仮想通貨取引所も気になる方はぜひ仮想通貨取引所おすすめランキングの記事を確認して見て下さい。
コインチェックの口コミ・評判
Coincheckについて、メリットやデメリットを紹介してきましたが、実際に利用している人はどのように感じているのでしょうか。
Coincheckの口コミ・評判をまとめます。
良い評判・口コミ
【仮想通貨つみたて結果:7ヶ月目】
◎2021/7/7からCoincheckでビットコインを毎日積立中◎
7ヶ月目(1/7〜2/6)
投資額:70,000円
評価額:62,305円
含み損:-7,695円
保有量:0.01302466BTC
価格:約478万/BTC
上がっても下がっても毎日コツコツつみたてます
Twitter
CoinCheckでんきのことを知らない人が多すぎる。
電気料金の7%のビットコインが自動付与される。
仮想通貨をどうやって始めたらいいのか困っている人にはとてもいいチャンス。
家族で生活しているなら年間1万円くらいは投資することになる。
更に値上がりすればそれ以上の価値に。
注意点はプロフにて。
Twitter
コツコツ積み立てるCoincheckつみたてを実践している方のツイートですが、価格に関係なく積み立てるドルコスト平均法の考え方で投資されているようです。
ただ、Coincheckでんきや、Coincheckガスなどのサービスはまだまだ知名度が低いようです。
悪い評判・口コミ
半分趣味でBTCへの投資を始めた。
Coincheckで6,000円分購入したけど、買った瞬間5,500円ほどに。
これが販売所の見えない手数料ってやつだと実感。
ただ初心者はここが楽ではある笑 もっと勉強しないとな。
bit bankの方が手数料は抑えられてるみたいだから次はそこに入金してみよう。
Twitter
コインチェック。なるほど。。。。
貸出申請中が永遠に続くという罠か。。。
ずるいぞ。潔く最初からやってませんっていえよ。
永遠に待たせるな。
やっぱ借りる需要より貸す供給のほうが圧倒的に多いよな。。。
Twitter
仮想通貨販売所で気になるのがスプレッドです。
手数料がかからなくても、スプレッドで投資資金が差し引かれてしまうと利益を出し図づらくなってしまいます。
また、貸暗号資産サービスは、借り手がつかないと「貸出申請中」が続き、利用料が得られませんので要注意です。
Coincheckの場合、販売所でのスプレッドが気になるなら、取引所を利用することで解決できます。
ビットコインのように取引が活発な仮想通貨であれば、取引所での売買が成立しやすいため、スプレッドなしでの取引が可能です。
詳しくは、Coincheck公式サイトをご確認ください。
コインチェックの口座開設方法
Coincheckで口座を開くにはどのようにすればよいのでしょうか。
口座開設に必要な事柄をまとめました。
- アカウントを登録する
- 本人確認を行う
- 本人確認書類の提出
アカウントを登録する
アカウントを作成するには、Coincheck公式サイトからアカウントを登録しなければなりません。
アカウント登録はスマートフォンのアプリからでも、パソコンのブラウザからでも可能です。
アカウントの作成には、メールアドレスが必要になるので、登録前に準備しておきましょう。
本人確認を行う
本人確認は、アプリやブラウザの指示に従って行います。
提示される各種重要事項を閲覧のうえ、同意すると電話番号の入力が求められるので、指示に従い入力しましょう。
すると、電話にSMS(ショートメッセージ)に番号が表示されるので、それを用いて電話番号を認証します。
その後、氏名・住所などの基本情報を入力することで、ネット上の本人確認が終わります。
本人確認書類の提出
本人確認書類として認められるのは以下の書類です。
運転免許証(表面と裏面)
パスポート(「顔写真ページ」と「住所記載ページ」)
在留カード(表面と裏面)
特別永住者証明書(表面と裏面)
運転経歴証明書(表面と裏面。交付年月日が2012年4月1日以降のもの)
住民基本台帳カード(表面と裏面)
個人番号カード(表面のみ、裏面は提出不要) ※「通知カード(写真なし)」は本人確認書類としては利用不可
これらのうち、一つを提出します。
次に、画面の指示に従って自分の写真と本人確認書類を撮影します。
そして、これらのデータを送信すると、Coincheck側で審査を開始し、承認されるとCoincheckの全ての機能が使えるようになります。
はじめてCoincheckに登録したいと思っている方は、こちらを見ると、動画付きで口座開設方法を説明してくれています。
コインチェックがおすすめな人
さまざまな仮想通貨取引所がある中で、Coincheckがおすすめなのはどのような人でしょうか。
おすすめのタイプをまとめました。
- 仮想通貨でつみたて投資をしたい人
- 貸暗号資産サービスを利用したい人
仮想通貨でつみたて投資をしたい人
「仮想通貨の取引をしてみたい」
「でも、買うタイミングがわからない」
そんな人におすすめなのが、Coincheckつみたてです。
Coincheckつみたては毎月(毎日)一定金額の仮想通貨を積立購入するCoincheckのサービスのことです。
Coincheckつみたてを利用できるのは、Coincheckで口座を持っている個人・法人の顧客で、ビットコインをはじめ26の暗号資産でつみたて可能です。
積立金額は月々1万円から1,000円単位で決定できます。
つみたてサービスは手数料が無料ですので、気軽に開始できます。
貸暗号資産サービスを利用したい人
Coincheckでは、貸暗号資産というサービスの提供を行っています。
Coincheckの口座で保有する暗号資産を、一定期間、Coincheckに貸し出すことで利用料をもらえるサービスのことです。
長期投資などが目的で保有し、売買の予定がない仮想通貨を貸し出すだけで利用料がもらえるのはかなりお得なサービスで、利用料は最大で5%となります。
対象となる仮想通貨は、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ネムなどです。
Coincheckでアカウントを作成していれば、すぐに貸暗号資産サービスを利用できます。
Coincheckつみたても、貸暗号資産サービスもCoincheckでアカウント作成していれば、すぐに開始できるサービスなので、興味がある方は公式サイトのつみたてサービスや暗号資産サービスの内容をご覧ください。
コインチェックに関するQ&A
Coincheckに関して寄せられている質問にはどのような内容があるのでしょうか。
2つの質問について取り上げます。
- 日本円の出金にはどのくらい時間がかかりますか?
- Coincheckのセキュリティはどうなっていますか?
日本円の出金にはどのくらい時間がかかりますか?
出金申請を行うタイミングによって異なります。
銀行営業日の午前9時までに出金を申請した場合、申請日当日、または翌日に出金されます。
銀行営業日の午前9時以降に出金を申請した場合は、申請日の翌日、または翌々日に出金されます。
日本円の出金は、本人確認の手続きが終了していればアプリでもブラウザでも行うことができます。
出金先の本人名義の銀行口座、またはゆうちょ銀行の口座です。
Coincheckのセキュリティはどうなっていますか?
Coincheckは、顧客資産を保護するためセキュリティを強化してきました。
まず、顧客資産と会社資産は完全に分離し、顧客資産を会社運営に用いるようなことはできない仕組みにしています。
さらに、SMSやデバイスによる2段階認証も導入し、本人確認機能を強化しました。
また、SSL暗号化通信を採用することで顧客とCoincheckのやり取りを第三者がみられないよう保護し、一定時間以上「何もしない」状態が続くと、自動的にログアウトする仕組みも採用しています。
かつて、Coincheckでは仮想通貨NEMの流出事件がありました。
それを教訓に、サービスの安全性やセキュリティを徹底して強化しています。
仮想通貨で保有する資産を守る取り組みについては、公式サイトの「安全性・セキュリティについて」や「安心してお取引いただくための取組」にまとめられています。
コインチェックの評判・口コミまとめ
今回はCoincheckについてまとめました。
- Coincheckはマネックスグループに買収された仮想通貨取扱事業者
- 仮想通貨の販売所や取引所だけではなく、Coincheck NFTやCoincheckつみたて、貸暗号資産サービスなども取り扱っている
- 国内トップクラスの通貨数を誇り、500円から投資できる
- レバレッジ取引は休止中で再開するかは不明
- 仮想通貨つみたてをしたい人や貸暗号資産サービスを利用したい人に最適
- 仮想通貨の取扱数が多く、さまざまなサービスを展開している
Coincheckはマネックスグループに買収された、さまざまな仮想通貨ビジネスを展開している事業者です。
最近話題になっているNFTや企業の資金調達、でんきやガスの事業参入など今までの仮想通貨取扱事業者にはない新たな試みに次々とチャレンジしています。
一時期は、NEMの流出問題などで顧客の信用を大きく失ってしまいましたが、セキュリティ面でも大幅に改善しています。
仮想通貨投資に興味がある方は、まずコインチェック公式サイトを確認してみてください。