仮想通貨レバレッジ取引とは?特徴とメリット・デメリットを徹底解説
レバレッジ取引は、信用取引やFXなどでおなじみの取引方法ですが、仮想通貨でもレバレッジ取引ができます。
レバレッジ取引はどのような特徴があり、どんなメリットがあるのでしょうか。
今回はレバレッジ取引とは何か、レバレッジ取引の特徴、メリット・デメリット、レバレッジ取引を扱っている仮想通貨取引所の選び方などについてまとめます。
- 仮想通貨取引の方法には現物取引とレバレッジ取引がある
- レバレッジ取引は差金決済取引であり、証拠金以上のトレードが可能
- メリットは下落相場でも利益を上げられることや少額で取引できることなど
- デメリットは現物取引よりも損失が大きくなりがちで、追証が発生する可能性があること
- 注意点は証拠金維持率に気を付けることや取引資金に余裕を持たせること、損切りをしっかり行うこと
レバレッジ取引を扱っている国内仮想通貨取引所の一つにDMM Bitcoinがあります。
DMM Bitcoinはレバレッジ取扱銘柄が国内ナンバー1の仮想通貨取引所で、31銘柄の取扱があります。
ビットコイン・イーサリアム・リップルといった知名度の高い銘柄だけではなく、ジパングコインやエンジンコインのような話題性が高い銘柄も取り扱っています。
取扱銘柄について詳しく知りたい方は、DMM Bitcoinの公式サイトをご確認ください。
レバレッジ取引とは?
仮想通貨のレバレッジ取引とはどのような取引なのでしょうか。
取引の内容についてまとめます。
- レバレッジ取引とは何か
- 現物取引とレバレッジ取引の違い
レバレッジ取引とは何か
レバレッジ取引とは、元手となる資金を担保にして行われる取引のことで証拠金取引ともいいます。
担保とした資金(証拠金)よりも大きい金額の取引が可能です。
また、「売り」から入ることができるため、相場下落時でも利益を上げられます。
現物取引とレバレッジ取引の違い
仮想通貨を取引する方法として、現物取引とレバレッジ取引の2種類が存在します。
現物取引は仮想通貨の現物を購入し、価格が上がったところで売却し利益を得ます。
レバレッジ取引は担保にした証拠金の2枚までの金額で仮想通貨を売買する取引のことで、仮想通貨の現物はやり取りしません。
その代わりに、売買で発生した差額だけをやり取りします(差金決済取引)。
DMM Bitcoinでは現物取引もレバレッジ取引も可能です。
このため、リスクを抑えたいときには現物取引を行い、ある程度リスクをとっても大きい利益を狙いたいときや下落局面で利益を上げたいときなどはレバレッジ取引を活用するといった幅のある取引が可能です。
DMM Bitcoinの取引ルールや取扱通貨ペアについては、DMM Bitcoinの公式サイトをご確認ください。
レバレッジ取引の特徴
レバレッジ取引にはどんな特徴があるのでしょうか。
特徴を3点まとめます。
- 差金決済取引である
- 証拠金以上の取引ができる
- 値下がりリスクをヘッジできる
差金決済取引である
1つ目の特徴は差金決済取引であることです。
差金決済取引とは、対象資産(FXの場合は通貨)のやり取りはせず、損益部分のみ受け渡す仕組みのことです。
取引の結果、利益が出た場合は証拠金に利益が加えられ、損失が出た場合は証拠金から損失が差し引かれます。
もし、証拠金以上の損失が出てしまったら、追加で証拠金を入金して損失を補填しなければなりません(追証)。
証拠金以上の取引ができる
2つ目の特徴は証拠金以上の取引ができることです。
レバレッジ取引では証拠金の2倍にあたる金額まで取引できます。
たとえば、証拠金が5万円しかなかったとしても、2倍のレバレッジをきかせられるので理論上は10万円まで取引可能です。
値下がりリスクをヘッジできる
3つ目の特徴は値下がりリスクをヘッジできることです。
リスクヘッジとは、不確実な将来に対して備えることで、値下がりリスクへのヘッジとは、仮想通貨が値下がりしても利益が得られることを意味します。
現物取引の場合、購入時よりも価格が上昇していたら利益を得られますが、下落時には損失が拡大してしまいます。
たとえば、価格上昇を見越して購入した現物取引で損失を出したとしても、価格下落に備えてレバレッジ取引も設定しておけば、現物取引の損失を抑えられます。
仮想通貨取引所の中には、現物取引しか扱っていないところもありますが、DMM Bitcoinは現物取引とレバレッジ取引の双方を取り扱っています。
取引に慣れていないうちは現物取引のみ行い、慣れてきたらレバレッジ取引に移行することも可能です。
現物取引とレバレッジ取引の違いや、取引ルールについて知りたい方はDMM Bitcoinの公式サイトをご確認ください。
レバレッジ取引のメリット
レバレッジ取引のメリットは何でしょうか。
メリットを3点紹介します。
- 下落相場でも利益を上げられる
- 少額で取引できる
- 毎日24時間取引できる
下落相場でも利益を上げられる
1つ目のメリットは下落相場でも利益を上げられることです。
現物取引では、購入価格よりも上昇しなければ利益を得られません。
しかし、レバレッジ取引の場合は「売り」から入ることができるため、価格が下落しても利益を得られます。
少額で取引できる
2つ目のメリットは少額で取引できることです。
仮想通貨のレバレッジ倍率は2倍であるため、証拠金の2倍まで取引できます。
見方を変えれば、現物取引の半分の資金でトレード可能だといえ、資金効率の良い取引ができるといえます。
毎日24時間取引できる
3つ目のメリットは毎日24時間取引できることです。
株取引であれば株式市場が開いている時間が取引の中心であり、FXであれば平日が取引の中心となります。
仮想通貨は毎日24時間取引できるため、すきま時間で取引するのにちょうど良いのです。
といっても、取引時間中にどのようなトラブルが起きるか予想できません。
そんな時に大切なのは、仮想通貨取引所がどのくらいトラブルに対応してくれるかです。
たとえば、DMM Bitcoinは土日祝を含めた24時間365日、問い合わせフォームやLINEで対応サポートをしてくれます。
初心者のうちはわからないことが多いので、こうしたサポートは非常に心強いといえるでしょう。
DMM Bitcoinのサポート体制などについて詳しく知りたい方は、DMM Bitcoinの公式サイトをご確認ください。
レバレッジ取引のデメリット
レバレッジ取引のデメリットは何でしょうか。
デメリットを2点紹介します。
- 現物取引よりも損失が大きくなりがちである
- 追証が発生する可能性がある
現物取引よりも損失が大きくなりがちである
1つ目のデメリットは現物取引よりも損失が大きくなりがちな点です。
レバレッジ取引は最大で現物取引の2倍の利益を得られる反面、損失も2倍になってしまうからです。
資金効率がよいことの裏返しではありますが、損失が大きくなることも踏まえてトレードしなければなりません。
追証が発生する可能性がある
2つ目のデメリットは追証が発生する可能性があることです。
レバレッジ取引では、利益が得られれば利益分が証拠金に加算されますが、損失が出れば損失分が証拠金から差し引かれます。
預け入れた証拠金以上に損失が膨らんだ場合、差額分を仮想通貨取引所に支払わなければなりません。
この追加で支払う証拠金のことを追証(追加証拠金)といいます。
追証支払いに追い込まれる前に、損切りをして損失を確定させなければなりません。
レバレッジ取引する際の国内仮想通貨取引所を選ぶポイント
レバレッジ取引する際の国内仮想通貨取引所を選ぶポイントは何でしょうか。
ポイントを3点取り上げます。
- レバレッジ取引をしているか確認する
- 取り扱っている仮想通貨銘柄を確認する
- 手数料で比較する
レバレッジ取引をしているか確認する
1つ目のポイントはレバレッジ取引を扱っているか確認することです。
仮想通貨(暗号資産)のレバレッジ取引は2019年の法律改正により金融商品取引法の対象となり、第一種金融商品取引業登録を行った業者のみ取り扱えるようになりました。
そのため、レバレッジ取引を扱っている仮想通貨取引所と扱っていない仮想通貨取引所が存在します。
レバレッジ取引に興味がある場合は、最初から取り扱いのある仮想通貨取引所を選択しましょう。
取り扱っている仮想通貨銘柄を確認する
2つ目のポイントは取り扱っている仮想通貨銘柄を確認することです。
ビットコインやイーサリアム、リップルといった比較的メジャーで流通量の多い銘柄はほとんどの仮想通貨取引所で取り扱っています。
その一方、マイナーな通貨や比較的新しい通貨は取り扱いが限られています。
仮想通貨取引所を選択する際には、取り扱っている銘柄をしっかりと確認しておきましょう。
手数料で比較する
3つ目のポイントは手数料で比較することです。
ここで述べる手数料とは、取引手数料だけではなく入出金手数料や送金手数料など各種手数料の全てを対象としています。
当然のことながら、手数料が少なければ少ないほどトレードの利益を確保しやすくなります。
DMM Bitcoinを例にとると、口座開設手数料・維持手数料・日本円のクイック入金手数料・出金手数料・仮想通貨の送金手数料・取引手数料などの各種手数料が無料です。
手数料が少ないとトレードが有利になりますので、できるだけコストをかけたくない人はDMM Bitcoinのような各種手数料無料の仮想通貨取引所を選ぶとよいでしょう。
DMM Bitcoinの各種手数料について知りたい方は、DMM Bitcoinの公式サイトをご覧ください。
レバレッジ取引におすすめの国内取引所
レバレッジ取引ができるおすすめの国内仮想通貨取引所を紹介します。
- DMM Bitcoin
- SBI VC Trade
DMM Bitcoin
名称 | DMM Bitcoin |
暗号資産数 | 現物取引:28種類 レバレッジ取引:34種類 |
最低取引金額 | 0.0001BTC |
売買手数料 | 無料 ※BitMatch手数料を除く |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
提供サービス | 販売所 レバレッジ取引 |
レバレッジ倍率 | 2倍 |
公式サイト | DMM Bitcoinの公式サイト(PR) |
関連記事 | DMM Bitcoinの評判 |
DMM BitcoinはDMMグループに属する暗号資産交換業者です。
レバレッジ取引可能な銘柄が業界最多クラスであり、レバレッジ取引に関しては外すことができない仮想通貨取引所です。
他にも、各種手数料が無料である点など非常に魅力的な仮想通貨取引所だといえます。
DMM Bitcoinについて詳しく知りたい方は、DMM Bitcoinの公式サイトをご参照ください。
SBI VC Trade
名称 | SBI VC Trade |
暗号資産数 | 現物取引:24種類 レバレッジ取引:13種類 |
最低取引金額 | 0.00000001BTC |
売買手数料 | 販売所:無料 取引所:メイカー/テイカー手数料 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
提供サービス | 販売所 取引所 貸コイン 積立 ステーキング |
レバレッジ倍率 | 2倍 |
公式サイト | SBI VC Tradeの公式サイト |
関連記事 | SBI VC Tradeの評判 |
SBI VC TradeはSBIグループに属する仮想通貨取引所です。
他の仮想通貨取引所と比べると取扱銘柄が少ないですが、幅広いサービスを展開しています。
販売所や取引所といった一般的なサービスのほかに、仮想通貨の貸し出しサービスや積立サービス、カルダノを預けるだけで増やせるステーキングといったものも展開しています。
SBI VC Tradeのサービス内容について詳しく知りたい方は、SBI VC Tradeの公式サイトをご参照ください。
\SBIグループが運営!/
レバレッジ取引の注意点
レバレッジ取引にはどのような注意点があるのでしょうか。
注意点を3点取り上げます。
- 証拠金維持率に注意する
- 取引資金に余裕を持たせる
- 損切りをしっかりと行う
証拠金維持率に注意する
1つ目の注意点は証拠金維持率です。
証拠金維持率とは、証拠金全体に占める使用している証拠金の割合のことで、証拠金維持率が高いほどロスカットされる危険性が減ります。
証拠金維持率が一定の割合を下回るとロスカットが執行され、損失が確定します。
ロスカットを避けるためにも、余裕を持った証拠金維持率となるよう資金を調整しましょう。
取引資金に余裕を持たせる
2つ目の注意点は取引資金に余裕を持たせることです。
仮想通貨FXを含むレバレッジ取引では、証拠金維持率が一定の割合を下回るとロスカットが執行されます。
ロスカットは損失の拡大を防ぐために実行されるもので、ロスカット前にアラートが発せられ、そこで資金を投入するとロスカットを避けられます。
しかし、相場が急変すると資金の追加投入をする前にロスカットが執行されてしまいますので、ロスカットにならないよう、多めに資金を入れておきましょう。
損切りをしっかりと行う
3つ目の注意点は損切りをしっかりと行うことです。
レバレッジ取引の失敗の中で大きな割合を占めるのが損切りをしないことによる損失拡大です。
レバレッジ取引と同じ仕組みのFXを例に説明します。
上の例では、相場が上昇すると考えて「買い」注文を入れましたが、予想に反して相場が下落しました。
このとき、損切りタイミングを4%としていれば、その段階で損切りを実行し損失拡大を防ぎます。
しかし、相場の反転を期待して損切りせず、ポジションを維持していると損失がどんどん拡大してしまいます。
昨今の円安のように、強いトレンドが見られるときに損切りを後回しにすると大きな損失を被りかねませんので、相場反転に固執せず、速やかに損切りを実行しましょう。
レバレッジ取引に関するよくある質問
レバレッジ取引に関するよくある質問をまとめます。
- 追証が必要になったらどうすればいいのですか?
- レバレッジ取引は必ず利益を上げられますか?
- 国内暗号資産取引所の最大レバレッジはどのくらいですか?
追証が必要になったらどうすればいいのですか?
追証が必要になった時は、期限までに追加証拠金を入金しましょう。
期限までに追加証拠金不足を解消できないときは、ロスカットが執行され損失が確定します。
損失確定後であっても、不足分の証拠金は支払わなければなりません。
レバレッジ取引は必ず利益を上げられますか?
必ず利益を上げられるとは限りません。
レバレッジ取引の場合、利益も2倍になりますが損失も2倍となりますので注意しましょう。
国内暗号資産取引所の最大レバレッジはどのくらいですか?
最大レバレッジは2倍です。
これは、金融庁が定めたルールにのっとったものであり、どの国内暗号資産取引所の最大レバレッジ2倍と定められています。
レバレッジ取引のまとめ
今回はレバレッジ取引についてまとめました。
- 仮想通貨取引の方法には現物取引とレバレッジ取引がある
- レバレッジ取引は差金決済取引であり、証拠金以上のトレードが可能
- メリットは下落相場でも利益を上げられることや少額で取引できることなど
- デメリットは現物取引よりも損失が大きくなりがちで、追証が発生する可能性があること
- 注意点は証拠金維持率に気を付けることや取引資金に余裕を持たせること、損切りをしっかり行うこと
レバレッジ取引には少ない資金でより大きなトレードができるというメリットがあります。
下落相場でも利益を上げられ、24時間365日取引できるなど使い勝手がよい取引方法だといえるでしょう。
しかし、レバレッジはプラスに働く時もあればマイナスに働く時もあり、損失を大きくする原因ともなります。
証拠金維持率に注意しつつ、資金量に余裕を持たせ追証を発生させないよう注意深く取引する必要があるでしょう。
DMM Bitcoinの公式サイトにはレバレッジ取引の詳細や追証の発生条件などレバレッジ取引で必要な知識がコンパクトにまとめられているページがありとても便利です。
また、セキュリティの面でも非常に強力で、頼りになる仮想通貨取引所だといえるでしょう。
取引ルールや取扱通貨の詳細などについて詳しく知りたい方は、DMM Bitcoinの公式サイトをご参照ください。