【仮想通貨】Maple(MPL)とは?特徴と今後の見通し・将来性を徹底解説
イーサリアムを中心としたスマートコントラクトを実装できる仮想通貨により、Defiは知名度とユーザーを獲得してきました。
一方、Defiは誕生して数年であるため課題も多く、その一つが、匿名であることから資金借入を行うにはより多くの担保を必要とする、という問題です。
これは、ベンチャーキャピタルのような機関投資家にとっては大きな負担であり、より大きな額を取り扱うことから、機関投資家の成長が妨げられることは仮想通貨市場全体の成長が妨げられると見ることも出来ます。
その解決を目指して設立したプロジェクトが、Mapleです。
- Mapleは、機関投資家向けに低い担保でローンを行うプラットフォーム
- 2021年4月にローンチされた、新しいプロジェクト
- 個人投資家ができない、機関投資家のリスク査定をプラットフォーム内で完結
- 個人投資家は、USDCなどの貸出とステーキングにより、7%以上の年率で利息を稼ぐことができる
- SOLANA(ソラナ)チェーンへの対応などにより価格が上昇
- ロードマップ実現とDefi市場の成長の行方により、2025年までに2倍以上の成長が見込まれる
このような特徴を持つMapleは、海外取引所とDEX(分散型取引所)に上場されています。
この2つの取引所を利用する際に、国内取引所のアカウントが一つでもあると、保有する日本円をMapleに交換する際、とても便利です。
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Mapleとは?
Mapleは、第三者機関が資金を求めている機関投資家のリスク査定を行い、低い担保額でローンを実施できる、機関投資家向けDefiプラットフォームです。
名称 | Maple |
シンボル | MPL |
現在の価格(2023年現在) | ¥2,011.35 |
時価総額(2023年現在) | ¥8,887,678,757 |
時価総額ランキング(2023年現在) | 407位 |
入手できる取引所 | Gate.io(ゲート) Coinbase(コインベース) Gemini(ジェミニ) BKEX(ビーケーエックス) |
詳細 | 公式サイト |
2019年初頭に開発が始まり、2021年4月に正式にローンチされたばかりの、比較的新しいプロジェクトです。
また、ブロックチェーンはERC20という、イーサリアムのネットワークの内の一つを使用しnfます。
2020年からブームが起こったDefiのプロジェクトは、個人、機関投資家を問わないものが圧倒的多数の中、Mapleはベンチャーキャピタルなどの機関投資家向けに絞ったサービスを提供していることが特徴です。
一方、個人投資家がMapleのプラットフォームを利用することで、利息を稼ぐことができることも見逃せません。
本記事ではそんなMapleについて解説していきますので、読み終えた後、Mapleにご興味を持たれた方は、国内取引所と海外取引所経由で入手されると、円滑に取引が進められます。
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Mapleの特徴
次に、Mapleの特徴について見ていきましょう。
- 機関投資家が、低い担保額で資金調達できる。
- 信用調査は、Pool Delegateが請け負う
- 個人投資家は、貸付とステーキングで稼げる
機関投資家が、低い担保額で資金調達できる。
Mapleは、個人投資家ではなく、ベンチャーキャピタルなど多額の資金を用いて投資を行う機関投資家が、より低い担保金額で投資資金を調達できるプラットフォームです。
通常、ベンチャーキャピタルが投資資金を確保する際、法人や個人の投資家から募りますが、時間や労力が掛かる上、万が一投資に失敗した際のための担保を負担する必要もあります。
また、Defi(分散型金融)でも資金調達が可能になりましたが、匿名である代わりに、仮想通貨による多額の担保金額を差し出さなければならず、ベンチャーキャピタルにとっての資金負担が大きくなります。
一方、Mapleはそのような多額の担保を必要とせず、少額、もしくは資金無しでの資本調達を可能にしました。
具体的には、Mapleに参加する以下4つの主体の内、Pool Delegateがベンチャーキャピタル(Borrower)の信用を調査し、信頼性があると判断できた場合に資金提供をする、という仕組みです。
詳細は、特徴2つ目「信用調査は、Pool Delegateが請け負う」で解説します。
このように、少額、あるいはゼロの担保を元にお金を生み出し、運用することで利息や手数料を獲得する仕組みを、フラクショナルリザーブバンキングと呼び、世界中の銀行が行っている金融手法です。
Mapleは、従来の方法やDefiを通じた資金調達における、手間や担保の負担を解決し、ブロックチェーンによってフラクショナルリザーブバンキングを実現した、画期的な仕組みなのです。
信用調査は、Pool Delegateが請け負う
Mapleは4つの主体によって成り立っており、その内のPool Delegateが資金調達をしたいベンチャーキャピタルの信用審査を請け負うことで、ベンチャーキャピタルの資金調達を可能にしています。
参加する4つの主体は、以下の通りです。
- Borrower 資金調達をする主体。ベンチャーキャピタルなど。
- Pool Delegate 資金プールを作り、運用戦略を考える主体。
- Cover Provider ステーキングを行い、万が一Borrowerが返済不可となった場合の資金をカバーする主体
- Lender USDC(USDを裏付けとしたステーブルコイン)を預けることで資金提供する主体
このようなPool Delegateが信用調査を全面的に行う仕組みにより、資金提供を行うLenderにとってのメリットが大きくなります。
なぜなら、ベンチャーキャピタルの信用調査や運用戦略の管理を、その道のプロであるPool Delegateに任せられるためです。
また、Pool Delegateにとっても、通常自社で行わなければならない資金提供者(Lender)の募集を、Mapleの知名度とプラットフォームを利用して簡単に行うことができる、というメリットがあります。
Mapleは、資金運用者と資金提供者がどちらもメリットを受けられるプラットフォームなのです。
個人投資家は、貸付とステーキングで稼げる
Mapleを利用することで、私たちのような個人投資家は貸付とステーキングという2つの手法で稼ぐことができます。
Mapleの仕組みの上では、貸付をした人はLender、ステーキングの場合はCover Providerと呼ばれます。
Lenderは、Pool Delegateが作成した資金プールにUSDCを提供することで、APY(年率)に応じたUSDCと、MPLトークンを獲得できます。
Maple上では、USDCの年率はLending APY(貸付年率)、MPLトークンの年率はMPL Rewards APY(MPL報酬年率)として表示されます。
本記事執筆時点で、イーサリアム・ネットワーク上で資金調達が行われている6つの資金プールの内、Orthogonal Tradingというベンチャーキャピタル向けのプールは、Lending APYが7.0%、MPL Rewards APYが3.6%の、合計10.6%という高い年率が設定されています。
一方、Cover Providerとしては、BalancerというdApps上でUSDCとMPLを預け入れる代わりにBalancer Pool Tokens (BPTs)を獲得し、そのBPTsをMaple上でステーキングすることで稼ぐことができます。
その場合も、Staking APYに応じたBPTsと、MPL Rewards APYに応じたMPLトークンの2つを稼ぐことができます。
個人投資家にとっては、貸付、ステーキングどちらでも高い年率で資金を運用できるため、投資先の一つとして検討する価値があるでしょう。
Mapleへの貸付、もしくはステーキングをしてみたいと思われた方は、お手元の日本円をUSDC、MPLトークンに変えるため、国内取引所と海外取引所、両方でのアカウント作成を行うとスムーズです。
国内取引所でのアカウント作成がこれからの方は、BITPointなどの国内取引所公式サイトにて、手順が詳しく解説されていますので、ご覧になってみて下さい。
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Mapleの現在の価格動向
ここで、Mapleの価格動向を見ていきましょう。
以下が、2022年2月から2023年11月にかけての、Mapleの価格チャートです。
MPLは2022年2月に上場し、上場直後の3~4月にかけて大きく上昇しました。
2022年4月末は50.00USD台で推移していた価格は徐々に下落傾向に入り、2023年1月には3ドル付近で推移します。
この下落基調は、仮想通貨市場全体の傾向と相関をしています。
2023年も停滞が続きますが、11月現在はビットコインの現物ETF承認期待により仮想通貨市場全体で上昇し、現在は13ドルほどまで上昇しています。
もしMapleの入手を検討されていれば、現在の価格は割安と判断できるかもしれません。
Mapleの取引にご興味のある方は、取引を決断した時にすぐに入手できるよう、BITPointなど、信頼できる国内取引所にてアカウントを作成しておくと良いでしょう。
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Mapleのこれまでの価格動向
ここで、Mapleのこれまでの価格動向をおさらいしていきましょう。
- ローンの総額10億USDを達成
- Bitcoin2022
- SOLANA(ソラナ)への対応
ローンの総額10億USDを達成
2022年3月25日、Mapleは公式Mediumアカウント上で、ローンチ前から、ローン総額が10億USDを達成したと発表しました。
この10億USDという数字は、Mapleの運営側もKey Milestone(重要な中間目標)と定めていたため、宣言した目標を達成したこととなります。
公表していた目標を成し遂げたことは市場にも好意的に受け止められ、30.00〜40.00USDを推移していた価格が、50.00USD台まで上昇しました。
その直後は、一時40.00台前半まで落ち込むものの、以後40.00台後半以上の価格を保つことになり、このニュースがMPLの底堅い価格を作るきっかけとなりました。
Bitcoin2022
2022年4月6日から9日にかけて、アメリカのマイアミにて、暗号資産やブロックチェーン関連の運営や投資家が集まる国際会議、Bitcoin2022が開催されました。
2021年は約12000人だった1日あたりの来場者は、2022年には約25,000人を越える中、Maple Financeの運営も参加者とのパネルディスカッションに参加する様子が、公式ツイッター上だけではなく、複数の参加者よりツイートされていました。
一方、この開催のタイミングと同時期の4月6日から11日にかけて、Mapleの価格が40.00USD台後半から70.00USDまでに近づくほど、価格が伸長しました。
Bitcoin2022は、毎年開催されている最も知名度の高い暗号資産関連の国際会議の一つであることから、Mapleは参加者を中心により知名度を広げたことが影響した、と考えられています。
Bitcoin2023も開催が予定されている上、暗号資産関連への関心の高まりから今後もこういった大規模なイベントが開催されることで、Mapleの価値を認知する人が増え、結果価格が上昇することが予想できます。
SOLANA(ソラナ)への対応
2022年4月22日、Mapleの公式ツイッターは、新たにSOLANA(ソラナ)エコシステム上での担保なしローンを、4月25日より開始すると発表しました。
SOLANA(ソラナ)は、毎秒50,000回の圧倒的な取引速度と安価な手数料を誇るブロックチェーンで、イーサリアムと同様にスマートコントラクトを実装でき、300以上のDappsが開発されています。
イーサリアムに加えてSOLANA(SOLANA)もローンチされ、マルチチェーン対応となったことで、異なるネットワークのプログラマーやユーザーを取り込むことが出来るようになるため、Mapleにとって非常に前向きなニュースでした。
これに市場も敏感に反応し、前日4月21日は50.00USD前後を推移していた価格が、一時65.00USDを超える急騰を見せました。
Mapleの今後の見通し・予想
次に、Mapleの今後の見通しを見ていきましょう。
- Defi市場全体が成長するか
- 2023年、2025年の価格予想
Defi市場全体が成長するか
Mapleは暗号資産の中でもDefiに分類されるプロトコルであるため、Defi市場全体の成長にも影響を受けます。
各Defiに関するデータを集約しているDefi Liamaによると、現在イーサリアム上のDefiプロトコルに預けられた総資産(Total Value Locked, TVL)は約7,430億USDと、金額のみで見ると非常に大きな金額である一方、グラフを見ると分かる通り、2021年11月をピークに伸び悩んでいます。
また、Defiの成長に対する悲観的な見方もあります。
暗号資産関連のニュースに特化した海外サイトCoindeskによると、アメリカの大手銀行モルガン・スタンレーは、規制と過剰担保により、Defiの規模は「極めて小さくなる」という見解を示しています。
反対に、レバレッジ取引市場として急速に人気を集めている海外取引所Bybit(バイビット)のHead of crypto insightsであるDerek Lim氏は、以下のようなポジティブな見方を示しています。
“In my opinion, and in spite of the exponential growth this sector has experienced in the past year, I still think DeFi is still at the innovation and early adopter stage of its adoption lifecycle,”
“私の見解としては、この(Defi)分野は過去数年、指数関数的な成長を遂げましたが、市場に適応するライフサイクルの中ではまだ発明と早期適合者が参加する段階であると考えています。”
引用:TechCrunch
このように、専門家の間でもDefiの将来性は意見が割れている状況です。
Defiは今後縮小するか、それともまだ拡大の余地があると見るかにより、Mapleの将来性への見方も異なるでしょう。
2023年、2025年の価格予想
ここで、2023年、2025年の価格予想を見ていきましょう。
尚、本記事執筆時点でのMPLの価格は、13USDです。
- 2023年末の価格予想
- DigitalCoinPrice 53.34 USD
- Walletinvester 61.156 USD
- 2025年末の価格予想
- DigitalCoinPrice 77.13 USD
- Walletinvester 156.230 USD
DigitalCoinPriceは、2017年に設立された、仮想通貨に関する、最新ニュースやチャート分析などを専門に扱うウェブサイトです。
一方、Walletinvesterは、こちらも2017年に設立した、仮想通貨や株式のテクニカル分析に特化した情報を配信する、ハンガリー発の会社です。
上記2つの海外サイトによると、2023年末と2025年末、いずれも前向きな予想がされています。
特に2025年末は、もっともポジティブな予想だと156.230 USDと、現在価格から約4倍も上昇すると見られています。
前述の通り、MapleはUSDCの貸出やステーキングで稼ぐことができるので、Mapleの値上がりが期待できると思われる場合は、保有するだけではなく、Mapleのプラットフォームで運用すると、より効率よくMapleの枚数を増やすことが出来るでしょう。
Maple取引におすすめな国内取引所
取引所名称 | BITPoint(ビットポイント) |
取り扱い通貨数 | 22種類 |
取引手数料 | 取引所の手数料:無料 ※販売所で売買するとスプレッドの負担 |
入金手数料 | 即時入金:無料 銀行振込:無料 ※振込手数料は顧客負担 |
出金手数料 | 振込手数料を顧客が負担 |
提供サービス | 現物取引 つみたて レンディング ステーキング |
公式サイト | BITPointの公式サイト |
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BITPointはBITPointジャパンが運営する仮想通貨(暗号資産)取引所で、SBIホールディングスの子会社です。
取引手数料や入金手数料が無料であるため、低コストで取引できます。
マイナー通貨の取り扱いが多いこともBITPointの特色の一つで、豊富なNFT関連の通貨も取り扱っています。
現物取引以外にもつみたてや仮想通貨の貸し付けサービスであるレンディング、仮想通貨ADAのステーキングなど幅広いサービスを提供しています。
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Mapleに関するQ&A
最後に、Mapleに関するQ&Aを見ていきましょう。
- 個人投資家はローンを利用できますか。
- 貸出やステーキングを利用するには、どうしたら良いですか。
- Mapleで貸出をするメリットは何ですか。
個人投資家はローンを利用できますか。
個人投資家は利用できません。
ローンの申請フォームに会社名の記述箇所があり、審査も行われることから、現状は機関投資家のみが利用できます。
貸出やステーキングを利用するには、どうしたら良いですか。
Mapleの公式サイトにアクセスした後、ご自身のウォレットを接続することで可能となります。
ウォレットは複数の種類がありますが、ERC20(イーサリアム・ネットワークの内の一つ)の場合はメタマスク、SOLANA(ソラナ)の場合はファントムを選ばれると良いでしょう。
どちらもユーザーが多く、日本語対応もしているので安心です。
Mapleで貸出をするメリットは何ですか。
機関投資家への投資に参加することで、他のDefiとは異なる投資先となり得ることです。
Defiの一例としてはDEX(分散型取引所)が挙げられますが、DEXへの貸出やステーキングを行うことで得られる利息の源泉は、通貨トレードの利用者が支払う手数料ですが、Mapleの場合は、機関投資家が支払い元となります。
よって、Mapleに貸出をすることは、DEXとは異なる源泉から利息を得ることになるので、投資の分散先の一つとして検討の価値があると言えるでしょう。
Mapleのまとめ
今回は、Mapleの特徴や価格動向、今後の見通しなどを見てきました。
- Mapleは、機関投資家向けに低い担保でローンを行うプラットフォーム
- 2021年4月にローンチされた、新しいプロジェクト
- 個人投資家ができない、機関投資家のリスク査定をプラットフォーム内で完結
- 個人投資家は、USDCなどの貸出とステーキングにより、7%以上の年率で利息を稼ぐことができる
- SOLANA(ソラナ)チェーンへの対応などにより価格が上昇
- ロードマップ実現とDefi市場の成長の行方により、2025年までに2倍以上の成長が見込まれる
この様に、今までの銀行や金融の仕組みを置き換える機能を持つMapleは、仮想通貨業界だけではなく、金融業界からも大変注目をされています。
また、Defiは数が多いが似ているように見えるプロジェクトばかりで、どれに投資したらよいか分からないという方も、自分の資金額に応じて機関投資家への投資に参画できることは大きな魅力です。
本記事を通して、Mapleの将来性に期待ができる、と思われた方は、国内取引所にてアカウント作成の後、Mapleが上場している海外取引所やDEX(分散型取引所)で取引をしてみて下さい。
国内取引所であれば、BITPointの公式サイトにアカウント作成の手順がわかりやすく解説されていますので、気になる方は、BITPointの公式サイトを確認してみてください。
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