仮想通貨のレンディングとは?メリットや始め方/おすすめ取引所を徹底比較!
「レンディング」という言葉をご存知でしょうか。
「レンディング」とは、保有している金融資産(株式や有価証券など)を貸し付け、その見返りとして金利を得ることです。
仮想通貨(暗号資産)でもレンディングをすることができます。
今回は暗号資産のレンディングの概要やメリット・デメリット、始め方、おすすめの暗号資産取引所、レンディングの注意点やQ&Aについてまとめます。
- レンディングとは、保有している仮想通貨を暗号資産取引所に貸し出して利子を得ること
- メリットは、仮想通貨を貸し出すだけで高い金利仮想通貨を増やすことができること
- デメリットは、貸出中に仮想通貨の価格が下落する可能性があることや、レンディングでの利益が売却益よりも小さいこと
- レンディングの注意点は、仮想通貨が預金保険の対象ではないことやルールが暗号資産取引所ごとで異なること
- レンディングでの利益は雑所得とみなされ、総合課税の対象となる
- レンディングについて詳しく知りたいならレンディングに特化したサービスを提供しているBitLendingが最適
BitLendingは、暗号資産のレンディングに特化した『月刊暗号資産』を運営するJ-CAMが提供しているサービスです。
取引所で入手した仮想通貨を預け入れるだけで、高い利率が受け取れます。
詳しくは、BitLending の公式サイトをご覧ください。
レンディングとは
レンディングとはどのような仕組みなのでしょうか。
レンディングについて2点まとめました。
- レンディングの意味
- 仮想通貨のレンディングとは
レンディングの意味
レンディングとは、株式や債券などの有価証券を証券会社などに貸し付け、その見返りとして利子に相当するものを受け取る仕組みです。
証券会社が提供する”貸株サービス”は、レンディングの1種と考えられます。
株式などの有価証券を借りた証券会社は、他の投資家に借りた株を貸し、金利を受け取ります。
仮想通貨のレンディングとは
仮想通貨のレンディングとは、仮想通貨取引所に保有している仮想通貨を貸し出し、その見返りとして利子に相当する仮想通貨を得る仕組みです。
基本的に、貸暗号資産の期間や最低預入量、利率などは、各暗号資産取引所で異なります。
ただ、多くの場合、銀行の普通預金・定期預金よりも高い利子を得られると考えてよいでしょう。
例えば、BitLendingであれば、最大8%の高い利率がついているので、効率良くレンディングが行えます。
詳しくは、BitLending の公式サイトをご覧ください。
レンディングのメリット
レンディングにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
メリットを3点まとめました。
- 保有しているだけで仮想通貨を増やせる
- 売買のタイミングをはからなくてもよい
- 銀行預金よりも高い金利で仮想通貨を増やせる
保有しているだけで仮想通貨を増やせる
1つ目のメリットは、保有しているだけで暗号資産を増やせることです。
株取引や仮想通貨の取引で利益を上げるには、売買の差額を利益とするキャピタルゲインと株式の配当や債券の利子のように金融商品を保有していることで利益を得るインカムゲインがあります。
不動産収入(家賃)などもインカムゲインの一つといえるでしょう。
レンディング(貸暗号資産)はインカムゲインの一つで、保有しているだけで利子に相当する仮想通貨を手に入れることができます。
売買のタイミングをはからなくてもよい
2つ目のタイミングは、売買タイミングを計らなくてもよいことです。
仮想通貨の売買で利益を上げるには、価格の変動を常に注視し、売買タイミングを計らなければなりません。
しかし、レンディング(貸暗号資産)の場合、売買する機会が少ないため、売買タイミングを計る必要があまりありません。
レンディングは仮想通貨を保有、あるいは積立購入を続けるだけで、仮想通貨が増えていくため、売買初心者でも取引しやすい手法だといえます。
銀行預金よりも高い金利で仮想通貨を増やせる
3つ目のタイミングは、銀行預金よりも高い金利で仮想通貨を増やせることです。
2023年7月段階での、大手メガバンク3行(三菱UFJ、三井住友銀行、みずほ銀行)の金利は以下の通りです。
銀行名 | 普通預金金利 | 定期預金金利 |
三菱UFJ銀行 | 0.001% | 0.002% |
三井住友銀行 | 0.001% | 0.002% |
みずほ銀行 | 0.001% | 0.002% |
仮に、1年間100万円を預け入れたとしても、普通預金なら10円、1年定期であれば20円の金利が得られることを意味します。
1年間、100万円の資金を拘束された挙句、得られる利益は預け入れた元本からすればはるかに少ない金額となります。
それに対し、仮想通貨のレンディングでは数%の金利がつきますので、銀行預金よりもはるかに大きな利子を得られます。
レンディングを専門に運営しているBitLendingであれば、高い利率がついており効率良く利子を得られます。
詳しくは、BitLending の公式サイトをご覧ください。
レンディングのデメリット
レンディングにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
デメリットを3点まとめました。
- 貸出中に仮想通貨の価格が下がる可能性がある
- 貸出中に暗号資産取引所が破綻する可能性がある
- レンディングで得られる金利は売買で得られる利益よりも小さい
貸出中に仮想通貨の価格が下がる可能性がある
1つ目のデメリットは、レンディングサービスを利用中に仮想通貨の価格が下がる可能性があることです。
仮想通貨の特徴の一つにボラティリティの高さがあります。
これはXRP(リップル)チャートですが、2017年末から2018年に急激な価格上昇がみられましたが、そのブームは数か月で沈静化し、長期間の低迷期に入りました。
レンディング中にこうした価格変動にみまわれると仮想通貨の価値が下がってしまい、せっかくの利子収入を台無しにするような損失を被るかもしれません。
レンディングサービスを利用するときは、急激な価格低下の可能性を頭に入れておきましょう。
貸出中に暗号資産取引所が破綻する可能性がある
2つ目のデメリットは、仮想通貨の貸出中に暗号資産取引所が倒産する可能性があることです。
2014年におきたマウントゴックス事件では、マウントゴックス社が破綻に追い込まれましたが、そういった事件が今後起きないとも限りません。
暗号資産取引所には、銀行に適用されるような預金保護の仕組みがありません。
もし、暗号資産取引所が破綻してしまったら、貸した仮想通貨が貸主に戻ってこない可能性があるので注意しましょう。
レンディングで得られる金利は売買で得られる利益よりも小さい
3つ目のデメリットは、レンディングで得られる利益は売買で得られる利益よりも小さいことです。
仮想通貨はボラティリティが高く、短期間に急騰・急落がおきやすいという特徴を持ちます。
そのため、うまくタイミングをつかめれば大きな利益を上げられます。
しかし、レンディングの場合は数%の利益しか上げることができませんので、売買で得られるよりも小さな利益にとどまってしまいます。
レンディングの始め方
レンディングをはじめるには、どのようにすればよいのでしょうか。
レンディング開始の順番をまとめます。
- 暗号資産取引所でアカウントを作成
- 暗号資産を入手
- レンディング(貸暗号資産)サービスに申し込む
暗号資産取引所でアカウント作成
レンディングをはじめるには、暗号資産取引所でアカウントを作成しなければなりません。
アカウント作成の流れは以下の通りです。
- メールアドレス
- 基本情報の入力
- 本人確認書類の提出
- 口座開設の審査
- 口座開設の完了
メールアドレスは暗号資産取引所のアカウント作成に必要です。
本人確認書類として認められるのは以下のものです。
- 運転免許証
- 写真付きのマイナンバーカード
- パスポート
- 在留カード
いずれも、写真付きの身分証明書です。
暗号資産取引所への本人確認書類の提出は、スマートフォンを利用するのが一般的となりつつあります。
そのため、早ければその日のうちにアカウントの作成が可能です。
後にご紹介するBitLendingというサービスを利用するには、暗号資産取引所で口座開設をする必要があるので、ビットポイントなどの国内取引所を確認しておきましょう。
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仮想通貨を入手
暗号資産取引所でアカウントを作成したら、日本円を入金し、取り扱っている仮想通貨を入手します。
暗号資産取引所で仮想通貨を入手するには、販売所と取引所の2つの方法があります。
販売所は初心者でも簡単に入手できますが、売買価格の差であるスプレッドが大きいため、顧客負担が重くなってしまいます。
一方、取引所では販売所よりもスプレッドを小さくできますので、取引に慣れている方は取引所を利用したほうが良いでしょう。
レンディング(貸暗号資産)サービスに申し込む
仮想通貨を入手したら、レンディングサービスを申し込みます。
サービスの申込み方法や対象となる仮想通貨の種類、レンディングの利率などは各暗号資産取引所で異なりますので、それぞれの公式サイトで確認したほうが良いでしょう。
BitLendingを例に挙げると、5銘柄の暗号資産の対象で、それぞれ高い賃借料が得られます。
詳しくは、BitLending の公式サイトをご覧ください。
仮想通貨レンディングの取引所の選び方
ここではレンディングに最適な取引所の選び方を解説します。
利率の高さ
注目すべき点の1つ目は、利率の高さです。
利率が高くなると同時にリスクも高くなりますが、効率よく利益を出すことができます。
例えば、BitLendingはBTCやETHなどの主要銘柄の利率が8%と業界最高水準を誇ります。
利率は取引所だけではなく、銘柄によっても変わるので、取引所と銘柄を合わせて確認しておきましょう。
貸出期間
注目すべき点の2つ目は、貸出期間です。
一般的なレンディングの場合、通貨の貸し出しから一定期間売却できないことが多いです。
貸出期間が長いと利回りも高くなりますが、下落時に引き出すことができないため、実質的なリスクは上昇することになります。
そのため、取引所を選ぶ際は自分に合った期間貸し出すことができる取引所を選択するようにしましょう。
取り扱い銘柄
注目すべき点の3つ目は、取り扱い銘柄です。
取引所によって取り扱い銘柄は異なります。
したがって、自分がレンディングしたい名がrを扱っている取引所を選ぶ必要があります。
また、取り扱い銘柄が豊富な取引所では、複数の銘柄に分散投資することでリスク分散することもできるので、選ぶ際の参考にしてください。
仮想通貨レンディングに特化したBitLendingは業界最高水準の利率を誇るので、公式サイトで詳細を確認しておきましょう。
レンディングが可能な国内取引所
レンディングが可能な国内取引所をいくつか紹介させていただきます。
BitLending
名称 | BitLending |
暗号資産数 | 5種類 |
最低枚数 | BTC: 0.001 BTC ETH: 0.1 ETH USDT (TRC-20): 50 USDT (TRC-20) USDT (ERC-20): 50 USDT (ERC-20) USDC (TRC-20): 50 USDC (TRC-20) USDC (ERC-20): 50 USDC (ERC-20) DAI: 50 DAI |
送金手数料 | BTC: 0.0005 BTC ETH: 0.00625 ETH USDT (TRC-20): 1 USDT USDT (ERC-20): 35 USDT USDC (TRC-20): 1 USDC USDC (ERC-20): 35 USDC DAI: 15 DAI |
最低貸出期間 | 1ヶ月 |
最大年率 | BTC:8% ETH:8% USDT:8.0% USDC:8.0% DAI:8.0% |
提供サービス | 仮想通貨のレンディング |
公式サイト | BitLending |
BitLendingは、暗号資産のレンディングを専門に行う、『月刊暗号資産』を運営するJ-CAMが提供しているサービスです。
BitLending は、取引所や販売所は運営せず、顧客から預かった暗号資産を他者に貸し付け、顧客に利子を払い出します。
2022年10月段階で提示されている利率は、特筆すべき高さですが、暗号資産取引所としての機能はないので、仮想通貨の購入・売却はできません。
あくまでも仮想通貨レンディングのプラットフォームとしての役割に特化していますので、他の暗号資産取引所とは違うものだと認識する必要があります。
BitLendingのサービスを利用するには、他の暗号資産取引所で仮想通貨を入手し、BitLending に預けなければなりません。
日本円や米ドルといった法定通貨を入金し、仮想通貨を入手することはできませんので注意しましょう。
詳細については、BitLending の公式サイトをご覧ください。
SBI VCトレード
サービス名 | SBI VCトレード(SBI VC Trade) |
---|---|
現物取引(取り扱い銘柄数) | 販売所形式:20通貨 |
レバレッジ取引 | あり |
最小発注数量(BTC) | 販売所形式:0.0001BTC 取引所形式:0.000001BTC |
取引手数料(BTC) | 取引所:Maker -0.01・Taker 0.05% 販売所:無料 |
レンディング対応通貨 | ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH) エックスアールピー(XRP) ライトコイン(LTC) ビットコインキャッシュ(BCH) ポルカドット(DOT) チェーンリンク(LINK) カルダノ(ADA) ドージコイン(DOGE) ステラルーメン(XLM) テゾス(XTZ) ソラナ(SOL) アバランチ(AVAX) ポリゴン(MATIC) フレア(FLR) オアシス(OAS) エックスディーシー(XDC) シバイヌ(SHIB) ダイ(DAI) コスモス(ATOM) |
入金手数料 | 0円 |
出金手数料 | 0円 |
取り扱いサービス | 仮想通貨取引(現物・レバレッジ) 貸暗号資産 など |
取引ツール | ネットブラウザ・スマホアプリ |
公式サイト | SBIVCトレードの公式サイト |
関連記事 | SBI VCトレードの評判 |
SBI VCトレードはSBI グループが展開する仮想通貨取引所です。
SBIグループが創業以来培ってきたノウハウを活かして、堅牢なシステムの構築や様々なセキュリティ対策が講じられている点が魅力です。
現物取引は20種類と国内取引所では少なめですが、全ての通貨でレンディングサービスが利用可能です。
公式サイト内では、暗号資産を貸し出した場合の年率や運用シミュレーションを行うことができます。
定期的に豪華なキャンペーンを実施しているので、ぜひこの機会にSBIVCトレードの公式サイトをチェックしてみてください。
\SBIグループが運営!/
BITPoint
取引所名称 | BITPoint(ビットポイント) |
取り扱い通貨数 | 22種類 |
ステーキング対応通貨 | ATOM ADA ETH TRX |
取引手数料 | 取引所の手数料:無料 ※販売所で売買するとスプレッドの負担あり |
入金手数料 | 即時入金:無料 銀行振込:無料 ※振込手数料は顧客負担 |
出金手数料 | 振込手数料を顧客が負担 |
提供サービス | 現物取引 つみたて レンディング ステーキング |
公式サイト | BITPointの公式サイト |
関連記事 | BITPointの評判 |
ビットポイントは、仮想通貨取引の初心者から上級者まで幅広く利用されている国内取引所です。
取引手数料などの各種手数料が無料ですので、取引回数が多い人も安心して利用できます。
スマートフォンアプリ「BITPOINT」を使うことで、初心者でも簡単に取引ができます。
また、ビットコインやイーサリアムなどの人気の銘柄だけでなく、信頼性の高い様々なアルトコインを取り扱っています。
運用方法も多彩で、現物取引のほかに、貸して増やす「レンディング」や、保有するだけの「ステーキング」などが利用できます。
詳しくは、ビットポイントの公式サイトをチェックしてみてください。
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GMOコイン
名称 | GMOコイン |
暗号資産数 | 26種類 |
最低取引金額 | 販売所:0.00001 BTC 取引所:0.0001 BTC |
売買手数料 | 販売所:無料 取引所:Maker:-0.01%,Taker:0.05% |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 大口出金:400円 |
提供サービス | 販売所 取引所(現物・レバレッジ) 暗号資産FX 貸暗号資産 つみたて暗号資産 ステーキング |
レバレッジ取引 | 2倍 |
公式サイト | GMOコイン公式サイト |
関連記事 | GMOコインの評判 |
GMOコインは、GMOグループに属する暗号資産取引所です。
2023年11月現在、26種類の暗号資産を取り扱っています。
また、販売所や取引所、つみたて暗号資産、貸暗号資産、暗号資産FX、ステーキングなどのサービスが受けられます。
ステーキングの対応銘柄と年率は次の通りです。
銘柄 | ステーキング報酬 | 貸暗号資産ベーシック |
---|---|---|
ポルカドット(DOT) | 5.3%〜7.8% | 10.0% |
コスモス(ATOM) | 6.5%〜7.2% | 10.0% |
ソラナ(SOL) | 4.1%〜5.4% | 3.0% |
シンボル(XYM) | 3.2%〜4.5% | 3.0% |
テゾス(XTZ) | 2.1%〜4.3% | 3.0% |
クアンタム(QTUM) | 1.3%〜4.2% | 3.0% |
アスター(ASTR) | 3.0%〜3.8% | 3.0% |
カルダノ(ADA) | 1.5%〜3.0% | 3.0% |
さまざまな通貨のステーキングに興味がある方は、GMOコインの公式サイトをご確認ください。
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コインチェック
名称 | Coincheck |
暗号資産数 | 29種類 |
最低取引金額 | 0.005BTC以上 かつ 500円(相当額)以上 |
売買手数料 | 販売所:無料 取引所:無料 ※手数料相当額:0.1~5.0% |
入金手数料 | 銀行振込:無料(振込手数料は顧客負担) コンビニ入金:3万円未満は770円、3万円以上は1018円 クイック入金:3万円未満は770円、3万円以上は1018円 |
出金手数料 | 407円 |
提供サービス | 販売所 取引所 Coincheck NFT Coincheckつみたて 貸暗号資産サービス Coincheckでんき Coincheckガス |
レバレッジ取引 | 取扱なし |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
関連記事 | Coincheck(コインチェック)の評判 |
Coincheckは、マネックスグループのグループ会社で、暗号資産の取り扱いに定評がある事業者です。
2023年11月の暗号資産取扱数は28で、国内トップクラスの銘柄数です。
Coincheckは販売所や取引所、貸暗号資産サービスといった仮想通貨に直接かかわる業務をはじめ、Coincheck NFTやCoincheckでんき、Coincheckガスといった新しいサービスにも積極的に取り組んでいます。
日々仮想通貨と関わっていきたい方などは、Coincheckの公式サイトをご確認ください。
レンディングを行う際の注意点
レンディングで注意すべき点は何でしょうか。
注意点を3点まとめました。
- レンディング(貸暗号資産)は預金保険の対象ではない
- レンディングの利子は、貸し出したものと同じ暗号資産で支払われる
- レンディングのルールは、暗号資産取引所によって異なる
レンディング(貸暗号資産)は預金保険の対象ではない
1つ目の注意点は、レンディングは預金保険の対象ではないということです。
銀行預金の場合、万が一銀行が破綻しても、預金者一人当たり元本1,000万円と破綻日までの利息が保護されます。
しかし、仮想通貨には預金保険の仕組みがないので、暗号資産取引所が破綻した場合、顧客の資産が戻ってくるかどうかは不透明です。
レンディングの利子は、貸し出したものと同じ暗号資産で支払われる
2つ目の注意点は、レンディングで支払われる利子は貸し出したものと同じ暗号資産で支払われるということです。
たとえば、ビットコインを預けた場合、利子として支払われるのはビットコインであり、イーサリアムやリップルで支払われることはありません。
まして、レンディングの利子が日本円で支払われることはありませんので注意しましょう。
レンディングのルールは、暗号資産取引所によって異なる
3つ目の注意点は、レンディング(貸暗号資産)のルールは、各暗号資産取引所で異なることです。
BITPointの場合、貸出期間や利率は貸出時に公表されます。
また、LINE BITMAXの場合、貸し出している暗号資産を当日〜7日に受け取れるルールなので、価格が変動した際に売却しやすいという特徴もあります。
レンディングに関するQ&A
レンディングに関するよくある質問についてまとめました。
- レンディング(貸暗号資産)はいくらから始められますか?
- レンディングの収益は課税されますか?
- レンディング(貸暗号資産)はいくらから始められますか?
-
レンディング(貸暗号資産)の最低貸出数量は、暗号資産取引所ごとで異なります。
ちなみに、LINE BITMAXの場合は暗号資産ごとで最低貸出数量が異なっています。
- レンディングの収益は課税されますか?
-
課税されます。
レンディングの収益は、仮想通貨の売買で得た収益と同じく雑所得に区分され、すべての所得と合算して課税される総合課税の対象となります。
高額の収益を上げると、累進課税の仕組みにより高い税金が課せられますので、あらかじめ課税分をよけておくなどの対策が必要です。
レンディングのまとめ
今回は仮想通貨のレンディングについてまとめました。
- レンディングとは、保有している仮想通貨を暗号資産取引所に貸し出して利子を得ること
- メリットは、仮想通貨を貸し出すだけで高い金利仮想通貨を増やすことができること
- デメリットは、貸出中に仮想通貨の価格が下落する可能性があることや、レンディングでの利益が売却益よりも小さいこと
- レンディングの注意点は、仮想通貨が預金保険の対象ではないことやルールが暗号資産取引所ごとで異なること
- レンディングでの利益は雑所得とみなされ、総合課税の対象となる
- レンディングについて詳しく知りたいならレンディングに特化したサービスを提供しているBitLendingが最適
レンディングは、保有している仮想通貨を暗号資産取引所に貸し出すことで、その見返りに利子を得るサービスのことです。
長期保有している仮想通貨を預けるだけで、利益を得られるのはレンディングの大きなメリットといえるでしょう。
しかし、貸出中に仮想通貨の価値が大幅に下落しても売却できないなど不便な点もありますので、レンディングを利用する際は十分注意して行いましょう。
BitLendingは、暗号資産のレンディングに特化した『月刊暗号資産』を運営するJ-CAMが提供しているサービスです。
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