仮想通貨テゾス(XTZ)とは?特徴や将来性・今後の見通しを解説|国内取引所で購入できる?

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テゾス(XTZ)は2017年にリリースされた分散型アプリケーション(DApps)の開発プラットフォームです。

独自の機能性を実装しており、処理速度や安全性に優れているため、プラットフォームとしての需要も高まっています。

近年ではその名前も広く聞かれるようになり、興味を持っている人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事ではテゾス(XTZ)の特徴や将来性についてこれから始める方でもわかりやすいように解説していきます。

この記事からわかること
  • テゾス(XTZ)はDApps開発のためのプラットフォーム
  • 独自のスマートコントラクト搭載により機能性や安全性に優れる
  • コンセンサスアルゴリズムに独自のLPoSを採用している
  • ユニークなNFTプロジェクトの立ち上げで注目を集めている
  • テゾス(XTZ)は国内取引所のDMM Bitcoinで入手できる

テゾス(XTZ)は2020年にbitFlyerに上場後、立て続けに国内取引所で上場した通貨です。

ビットコインやイーサリアムが持つスケーラビリティ問題の解決が期待されており、今後価格が上昇する可能性を秘めています。

そんなテゾス(XTZ)の入手には、まず国内取引所でのアカウント作成が必要です。

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目次

テゾス(XTZ)とは?

ここでは、テゾス(XTZ)がどんな仕組みなのかについて詳しく見ていきましょう。

テゾス(XTZ)とは?
引用:tezos
名称テゾス
シンボルXTZ
現在の価格(2024年1月現在)¥146.15
時価総額(2024年1月現在)¥143,060,310,872
時価総額ランキング(2024年1月現在)67位
購入できる取引所DMM Bitcoinなど
詳細公式サイト

テゾス(XTZ)は、独自のスマートコントラクトを搭載した分散型アプリケーション開発プラットフォームです。

テゾス内で発行されるトークンのXTZは、主にテゾスサービスの支払いに活用されています。

分散型アプリケーションとは?

DAppsとも呼ばれており、管理者が存在しなくても稼働するアプリのことを指します。

例えば、現在注目を集めているNFTゲームやDEX(分散型金融)もDAppsのひとつです。

DAppsの基盤としてイーサリアム(ETH )が代表的ですが、ユーザー数の増加に伴った処理速度の遅延や手数料の高騰といった「スケーラビリティ問題」が大きな課題のひとつです。

しかし、テゾス(XTZ)は独自のブロックチェーンやスマートコントラクトを採用しているため、スケーラビリティ問題に悩まされないメリットがあります。

また、テゾス(XTZ)は大手企業やプロスポーツチームとの提携で話題にもなりました。

例えば、マンチェスター・ユナイテッドやレッドブルレーシングなどとタッグを組んでおり、テゾス(XTZ)自体の知名度や存在感を強めています。

テゾスが発行するトークンであるXTZは、国内取引所で簡単に入手できます。

国内大手の取引所であるDMM BitcoinでもXTZの取り扱いがあるため、興味のある方はDMM Bitcoin(PR)公式ページをチェックしてみましょう。

テゾス(XTZ)の特徴

テゾスやXTZが持つ特徴は以下の通りです。

テゾス(XTZ)の特徴
  • コンセンサスアルゴリズムに独自のLPoSを採用
  • 独自のスマートコントラクトを搭載
  • 無制限にアップグレードできる

コンセンサスアルゴリズムに独自のLPoSを採用

テゾス(XTZ)では、独自のコンセンサスアルゴリズムであるLPoS(Liquid Proof of Stake)を採用しているのが特徴です。

コンセンサスアルゴリズムとは?

ブロックチェーン上での取引を承認する仕組みのこと。

取引内容の正誤を確認し、ブロックチェーンに取引記録の入ったブロックを繋ぎこむ作業を行います。

LPoSはPoSがベースとなっており、通貨の保有量や保有期間によってブロックの承認作業を行う点では一緒です。

しかし、LPoSでは通貨の保有数が少ないユーザーでも承認作業に参加できます。

具体的には他のユーザーに自身のXTZを預けることで、間接的にブロックの承認作業に参加が可能です。

そのため、多くのユーザーが承認作業に関われることもあり、PoSよりも処理速度の向上を実現しています。

また、仮にXTZを預けた場合でも報酬としてXTZを獲得できるため、特定のユーザーの一人勝ちになりにくいのが特徴です。

独自のスマートコントラクトを搭載

テゾス(XTZ)では独自のスマートコントラクトを搭載し、開発の容易さやユーザーの利便性を向上しています。

これまでのスマートコントラクトは自動契約という特性上、バグやエラーが発生する可能性も少なくありません。

これらの問題は改ざんが困難であるブロックチェーンと特性のため、後からの修正はほぼ不可能です。

テゾス(XTZ)では処理内容に誤りがないかを検証する「OCaml」を搭載しており、バグやエラーが発生しても事前にはじく仕組みを採用しています。

その結果、ブロックチェーン上の処理が効率化され、処理速度の向上や承認作業のコスト削減を実現しています。

無制限にアップグレードできる

テゾス(XTZ)はハードフォークさせることなく、無制限でのアップデートに対応しています。

ハードフォークとは?

仮想通貨の仕組みの方向性によって、現在の通貨と分裂して新たな通貨が生まれること。

これまでの仮想通貨はその仕組みを修正する場合、仮想通貨をハードフォークして対応するのが一般的です。

例えば、イーサリアムは過去に起きたハッキング事件の影響による仕組み変更のため、ハードフォークを行なってイーサリアムクラシックと分裂しました。

しかし、ハードフォークによって資産が分散される上、機能制限や大きな価格変動が起こるなど不安定な相場になりやすいデメリットがあります。

その点、テゾス(XTZ)では仕様変更によるハードフォークが起きない仕組みになっており、通貨としての価値の安定やユーザーの信頼獲得につなげています。

独自の機能面に優れたテゾス(XTZ)の入手には国内取引所が必要です。

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テゾス(XTZ)の現在の価格動向

現在注目を集めているテゾス(XTZ)ですが、現在の価格はどのように推移しているのでしょうか。

以下のチャートはテゾス(XTZ)の2022年~2024年1月現在の価格動向を表したものです。

引用:Tradingview

テゾス(XTZ)は現在下降傾向にあり、価格は$0.839程を推移しています。

2022年年初では$5近くの価格であったにもかかわらず、価格は5分の1以下にまで下落している状況です。

現在は仮想通貨市場全体が下落の流れとなっており、テゾス(XTZ)もその流れに引っ張られていると考えられます。

2023年後半からビットコイン現物ETF承認の影響で仮想通貨市場は徐々に上昇傾向でしたが、まだテゾスは安値圏にあると言えるでしょう。

しかし、今後他の仮想通貨が上昇するにつれて、価格を上げてくる可能性も少なくありません。

そのため、主要通貨であるビットコインやイーサリアムなどの価格動向もあわせてチェックしておくとよいでしょう。

テゾス(XTZ)の取引は国内取引所で簡単に行えます。

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テゾス(XTZ)のこれまでの価格動向

現在価格が下落傾向にあるテゾス(XTZ)ですが、これまではどんな価格推移をしてきたのでしょうか。

ここからは以下の2つの期間に分けて、テゾス(XTZ)の価格動向をチェックしていきましょう。

テゾス(XTZ)のこれまでの価格動向
  • 2020年1月1日〜2020年12月31日
  • 2021年1月1日〜2021年12月31日

2020年1月1日〜2020年12月31日

2020年1月1日〜2020年12月31日
引用:Tradingview

2020年は大きな変動がなく、$1.5〜4.5あたりを推移しています。

年初の$1から右肩上がりに上昇を続け、小さな値動きを続けながら徐々に価格を上げていき、2020年8月には再度価格が$4あたりまで急上昇しました。

この価格上昇には、テゾス自体のアップデートの発表や、国内取引所への新規上場などが少なからず価格に影響してきています。

しかし、テゾス(XTZ)に対してよいニュースがあったにもかかわらず価格は伸び悩んでおり、年末にかけて$2〜3程と横ばい状態が続きました。

2021年1月1日〜2021年12月31日

2021年1月1日〜2021年12月31日
引用:Tradingview

2021年に入り、テゾス(XTZ)は再び価格上昇の兆しを見せました。

価格は5月にかけて右肩上がりに上昇し、一時は$7と昨年の倍近い価格をつけています。

同時期にビットコインやイーサリアムの価格も急上昇し、テゾス(XTZ)もその価格上昇に引っ張られたと考えられます。

しかし、5月の中頃になると上昇の勢いが弱まり、価格を$3程まで落としてしばらく横ばい状態となりました。

9月にはテゾス(XTZ)を基盤とするNFTプロジェクトの盛り上がりも相まって、再度価格を上昇させています。

10月3日には過去最高額となる$8.7の終値をつけるものの、10月は仮想通貨市場全体が下落傾向となったこともあり、その流れに抗えずに価格が下落しています。

現在価格が落ち着いているテゾス(XTZ)は、国内取引所であるDMM Bitcoinにて取引が行えます。

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テゾス(XTZ)の今後の見通し・予想

独自のスマートコントラクトを採用し、さまざまな企業やスポーツチームと手を組んでいることからも、テゾス(XTZ)は今後伸びていく可能性を秘めているでしょう。

その他にも、以下のような特徴がテゾス(XTZ)の将来性を見極めるポイントとなってきます。

テゾス(XTZ)の今後の見通し・予想
  • ユニークなNFTプロジェクトの立ち上げ
  • リング署名の採用
  • フランス中央銀行での実用試験

ユニークなNFTプロジェクトの立ち上げ

テゾス(XTZ)はNFTプロジェクトの立ち上げに対して積極的であり、ユニークなプロジェクトを運用しています。

例えば、色をNFT化して売買が行える「tzcoloer」というプラットフォームを立ち上げています。

1690色以上の色が現在市場に流通しており、テゾス(XTZ)が持つ革新的な取り組みのひとつです。

また、NFT音楽プラットフォームである「OneOf」では、多数の著名アーティストが既に参加しており、NFTという形で音楽を楽しめる新鮮さでユーザー数を着々と獲得しています。

今後これらのNFTプロジェクトが注目されることで、テゾス(XTZ)を保有するユーザーが増えていく可能性があるでしょう。

リング署名を採用

テゾス(XTZ)では通貨の取引を保証する仕組みとして、リング署名を採用しています。

ビットコインやイーサリアムなどは取引の際の送金アドレスを誰でも確認できる電子署名を採用しており、「誰が誰に送金したのか」がわかる仕組みになっています。

対してリング署名では、複数人でひとつの送金アドレスを発行するのが特徴となっており、匿名性の高い取引が可能です。

送金アドレスから個人を特定できない仕組みのため、従来よりも安心して仮想通貨取引が行えるでしょう。

しかし、その匿名性の高さから、マネーロンダリングのために利用される懸念がなされています。

今後不正利用の課題をクリアにし、積極的に活用が進むかもテゾス(XTZ)の将来性を判断するポイントです。

フランス中央銀行での実用試験

テゾスのブロックチェーン技術は大手銀行でも活用が進んでいます。

具体的には、2020年9月にフランス中央銀行がテゾスブロックチェーンを活用したデジタル通貨「CBDC」の実用試験に採用されています。

CBDCは主に銀行決済の実現に向けて検証が行われ、その動向に注目が集まりました。

その結果、同年12月にはスイス国立銀行との間で国際間取引決済の試験に成功しています。

このようにテゾス(XTZ)は金融機関が認めた経緯があるため、今後金融機関での取り扱いが本格化されれば、テゾス(XTZ)の価格上昇のための大きな一歩になるでしょう。

テゾス(XTZ)の買い方

テゾス(XTZ)は国内取引所にてアカウント作成を行い、日本円を入金するだけで簡単に入手できます。

テゾス(XTZ)を取り扱う主要な国内取引所は以下の通りです。

テゾス(XTZ)の取り扱いがある国内取引所

DMM Bitcoin

dmmbitcoin-top
名称DMMビットコイン
暗号資産数38種類(レバレッジ取引を含む)
最低取引金額0.0001BTC
売買手数料無料
※BitMatch手数料を除く
入金手数料無料
出金手数料無料
提供サービス販売所
レバレッジ取引
レバレッジ倍率2倍
公式サイトDMMビットコイン(PR)公式サイト
関連記事DMMビットコインの評判

DMM BitcoinはDMMグループが運営する国内大手の仮想通貨取引所です。

数々のサービス展開をおこなうDMMグループのセキュリティ技術が活用されており、ユーザーの資産のほとんどはネットから切り離したコールドウォレットにて管理されています。

また、取引手数料から入出金までほとんどの手数料を無料にしているのもポイント。

他の取引所では一定の手数料を支払う必要がありますが、DMM Bitcoinではコストを限りなく抑えた仮想通貨取引が可能です。

さらに、売り手と買い手が理想的な価格で売買できるようなマッチング機能であるBitMatchを提供しているのも魅力のひとつでしょう。

取引画面の視認性や操作性が優れているため、仮想通貨初心者でも参入ハードルが低い国内取引所です。

テゾス(XTZ)に関するQ&A

ここではテゾス(XTZ)でよく寄せられる質問について答えていきます。

これからテゾス(XTZ)の取引を考えている場合はぜひチェックしてみてください。

テゾス(XTZ)に関するQ&A
  • テゾス(XTZ)に発行上限はありますか?
  • テゾス(XTZ)の運用元であるテゾス財団とはどんな組織ですか?
  • テゾス(XTZ)は海外取引所でも入手できますか?

テゾス(XTZ)に発行上限はありますか?

テゾス(XTZ)には発行上限の設定はありません。

現在はすでに9億枚が市場に流通しており、ビットコインの流通量約1900万枚に比べるとかなり流通していることがわかります。

しかし、通貨の流通量が多くなると希少価値が薄まり、価格が下落してしまう傾向があります。

多くの通貨は仮想通貨を買い戻し、使えなくすること(バーン)で流通量を調整していますが、テゾス(XTZ)はバーンが実行されていません。

そのため、テゾス(XTZ)は資産としての価値を大きく伸ばしにくい可能性も考えられます。

テゾス(XTZ)の運用元であるテゾス財団とはどんな組織ですか?

テゾス財団はテゾスブロックチェーンによるDAppsの開発や利用促進活動を行う団体です。

スイスを拠点としており、仮想通貨版のクラウドファンディング「ICO」では、2億3200万ドルの資金調達を行いました。

近年ではプロスポーツチームとのパートナーシップ提携を積極的に行い、Web3.0やテゾス(XTZ)の一般普及を進めています。

また、テゾス財団は以前にアメリカで無許可の証券の販売等でユーザーに訴えられた過去があります。

財団内部の揉め事によってトークン配布やプラットフォームの立ち上げが遅延していたため、財団の信用問題を解決できるかもテゾス(XTZ)の将来性に大きく影響してくるでしょう。

テゾス(XTZ)は海外取引所でも入手できますか?

テゾス(XTZ)は国内のみならず、海外取引所でも入手できます。

例えば、テゾス(XTZ)の取扱いのある海外取引所は以下の通りです。

テゾス(XTZ)の取扱いがある海外取引所
  • Binance
  • Coinbase Exchange
  • Bitfinex

上記でも解説した通り、テゾス(XTZ)は国内取引所に上場しています。

海外取引所で入手するとなると新たにアカウント作成が必要となり、取引までに手間や時間がかかるため、これから取引を始めるのであれば国内取引所を利用するのがおすすめです。

テゾス(XTZ)のまとめ

この記事ではテゾス(XTZ)の特徴や将来性について解説しました。

今回の内容をまとめると以下の通りです。

この記事のまとめ
  • テゾス(XTZ)はDAppsの開発プラットフォーム
  • 独自のスマートコントラクトの搭載で機能性や安全性に優れる
  • コンセンサスアルゴリズムに独自のLPoSを採用している
  • これまでにないNFTプロジェクトの立ち上げで注目を集めている
  • テゾスで発行されるXTZは国内取引所で入手できる

テゾス(XTZ)は独自のスマートコントラクトによって、機能性や安全性に優れた環境でDAppsの開発が行えます。

DApps開発はイーサリアム基盤が主流となっていますが、今後テゾス(XTZ)がイーサリアムに取って代わる可能性も少なくないでしょう。

現在は仮想通貨市場全体が大きく下落していることもあり、$0.98程と低価格で推移しています。

今後の仮想通貨市場の動向やテゾス(XTZ)の注目度によって、取引を検討してみるとよいでしょう。

テゾス(XTZ)は国内での取扱いがあるため、国内取引所のアカウント作成から簡単に入手できます。

DMM Bitcoinでは少ない負担からテゾス(XTZ)を入手できるので、ぜひDMM Bitcoin(PR)公式サイトをチェックしてみてください。

監修者

Market α 編集部です。仮想通貨・為替・株式投資などの多岐に渡る金融情報を、初心者の方々から上級者の方々まで参考にすることができるように配信しています。

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