仮想通貨モネロ(Monero)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説
仮想通貨に興味はあるものの、仮想通貨取引や資産が全世界へ公開されることに懸念を持たれている方は多いのではないでしょうか。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)をはじめとする仮想通貨の大半は、透明性の高いブロックチェーンを備えています。
取引は、世界中の誰もが、検証や追跡することができます。
一方で、今回紹介するモネロ(Monero)は、ユーザーの匿名性を確保するために、様々なプライバシー強化技術を使用しています。
- ブロックチェーンに刻まれた取引は、世界中の誰でも検証や追跡することが可能
- モネロ(Monero)の取引は、機密性が高く追跡は不可能
- モネロ(Monero)は、すべてのユーザーがデフォルトで匿名である唯一の仮想通貨
- モネロ(Monero)は、オープンソースのコミュニティ主導型プロジェクト
- ASIC耐性により安全性を高めている
- マイナー(採掘者)は、普通のコンピュータを使用できる
- マイニングの方法は3種類ある
- Havenoは、仮想通貨と不換紙幣の非管理型分散型取引所となる予定
- 国内取引所での取り扱いがないため、海外取引所で入手する
モネロ(Monero)は、プライベートで検閲に強い取引に焦点を当てた代表的な仮想通貨です。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など、既存の仮想通貨の大半は透明なブロックチェーンを備えています。
取引は、世界中の誰でも検証及び追跡することができます。
これは、これらの取引の送信および受信アドレスが、現実世界のアイデンティティにリンクされる可能性があることを意味しています。
一方、モネロ(Monero)は、ユーザーの匿名性を確保するために、様々なプライバシー強化技術を使用しています。
モネロ(Monero)に興味がある方は、BITPointの公式サイトを確認してみてください。
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モネロ(Monero)とは?
ブロックチェーンに刻まれた取引は、世界中の誰でも検証や追跡することが可能です。
そのため、匿名性を高めたりプライバシーに配慮したりするプロジェクトもあります。
例えば、Zcash(ジーキャッシュ)やSecret(シークレット)などが該当します。
では、モネロ(Monero)とはどのようなプロジェクトなのかをみていきましょう。
名称 | モネロ(Monero) |
シンボル | XMR |
現在の価格(2023年11月現在) | ¥24,265.47 |
時価総額(2023年11月現在) | ¥445,801,150,015 |
時価総額ランキング(2023年11月現在) | 27位 |
入手できる取引所 | 国内取引所:なし 海外取引所:Binance,OKX,MEXC,Bybit |
詳細 | 公式サイト |
モネロ(Monero)の取引は、機密性が高く追跡は不可能です。
ジーキャッシュ(Zcash)などの選択的に透明な仮想通貨とは異なり、モネロ(Monero)は、すべてのユーザーがデフォルトで匿名である唯一の仮想通貨です。
シンボルはXMRで、2023年11月現在、1XMR=¥24,265.47の価格です。
モネロ(Monero)は、国内取引所での取り扱いがないため、海外取引所で入手する必要があります。
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モネロ(Monero)の特徴
モネロ(Monero)の特徴について、こちらの3点を取り上げます。
- モネロ(Monero)は、オープンソースコミュニティ
- ASIC耐性により安全性を高めている
- ソロマイニングとプールマイニング
モネロ(Monero)は、オープンソースコミュニティ
モネロ(Monero)は、オープンソースのコミュニティプロジェクトです。
つまり、それを運営する会社はなく、人を雇うCEOもいません。
すべてはプロジェクトに時間を捧げるボランティアやコミュニティから出資を受けた貢献者によって構築されています。
モネロ(Monero)は、ワークグループによって管理されています。
ワークグループとは、開発に取り組んでいる貢献者のことで、以下のグループがあります。
- ローカリゼーションワークグループ
- コミュニティワークグループ
- GUIワークグループ
- アウトリーチワークグループ
ワークグループは、ほとんどが独立しており、独自の構造を持っています。
ASIC耐性により安全性を高めている
ASICとは、汎用的に作られた通常のコンピュータとは逆に、一つの仕事だけをするために作られた特殊なコンピュータです。
つまり、マイニング専用に作られたコンピューターが該当します。
このようなコンピューターは、非常に高価であり、少数の人しか買うことができません。
このため、少数の事業者がネットワークのハッシュレートを大量に所有することになり、ネットワーク自体のセキュリティに対する深刻な脅威となります。
例えば、大規模なASIC事業者が結託してネットワークのハッシュレートの大部分を獲得することに成功した場合、彼らは恣意的に取引を拒否することができます。
モネロ(Monero)は、ASIC耐性によってこの問題を解決しています。
ASICの効率を低下させるアルゴリズム(RandomX)を使用しており、ASICを構築しても採算が合わなくなります。
マイナー(採掘者)は、普通のコンピュータを使用できるため、公正な競争が可能になります。
モネロ(Monero)ネットワークは、現在「普通の」コンピュータを使用する数千人のマイナー(採掘者)によって守られています。
この結果、ネットワークは攻撃されにくくなり、どのマイナーも他のマイナーに対して大きな優位性を持ちません。
ソロマイニングとプールマイニング
マイナー(採掘者)は、ソロマイニングかプールマインニングかを選択することができます。
それぞれのマイニング方法には、長所と短所があります。
長所・短所 | ソロマイニング | プールマイニング |
---|---|---|
長所 | プールよりネットワークの安全性を高めることができる Moneroウォレットを使って採掘可能 追加のソフトウェアが不要 | 好きなプールにどれだけ参加しているかによって、XMRを受け取ることができる |
短所 | ハッシュレートによっては、ブロックを見つけるまでに数ヶ月かかる場合がある | プール運営者に手数料を支払う必要がある サードパーティーのソフトを使用しないと採掘できない 1つのプールで採掘する人が多すぎると、そのプール全体の50%以上のハッシュレートを持つことになり危険である |
その他のマイニングとして、「P2Pool」を利用したマイニングも推奨されています。
「P2Pool」は、モネロ(Monero)を採掘する新しい方法です。
ソロマイニングとプールマイニングの長所を併せ持つマイニングです。
P2Poolは、peer to peerのマイニングプールで、マイナー(採掘者)は自分のMoneroノードと採掘するものをコントロールすることができます。
モネロ(Monero)の特徴に興味を持たれた方は、BITPointの公式サイトをチェックしてみてください。
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モネロ(Monero)の現在の価格動向
モネロ(Monero)の価格動向は、どのようになっているのでしょうか。
2022年5月頃からの推移から確認していきましょう。
TradingViewから引用します。
2022年4月22日に1XMR=37,287円の価格となっていました。
その後価格は、1万円ほど下落しており、現在では約¥2,4000前後で推移しております。
USDも同様の推移を示しており、円安の影響では無さそうです。
モネロ(Monero)のこれまでの価格動向
では、もう少し長期間で価格動向を見ていきます。
2020年5月から2023年の11月までの約3年間の推移です。
こちらもTradingViewから引用します。
- 2020年5月から2023年11月の全体像
- 2020年6月から2021年6月まで
- 2021年6月から2022年10月まで
2020年5月から2023年11月の全体像
こちらが、2020年5月から2023年11月の価格動向です。
3年間の価格動向を見ることで、長期的な推移を理解することができます。
この2年間では、2021年5月ごろに価格のピークがあります。
2021年6月ごろより少し下落し、上下を繰り返しています。
2020年6月から2021年6月まで
上記が、2020年6月から2021年6月までの価格推移です。
2021年5月8日に、1XMR=53,298円の価格となりました。
2021年5月に何かあったのでしょうか。
2021年5月14日に、Monero GUI「Oxygen Orion」をリリースしたと公式blogで発表しています。
これは、マイナーリリースで、以下のような項目を修正しております。
- macOSでの基本的なメニューバーのサポートを追加
- マルチモニターを使用するシステムでGUIが見えない問題を修正
- 転送後に進捗状況を表示するボタンを追加
- 転送ページにツールチップを追加
- ローグラフィックモードで表示されないアイコンを修正
- マーチャントページで選択されたサブアドレスを表示
- マイナーなバグフィックスとUIの改善
Monero GUI「Oxygen Orion」のリリースと価格の推移についての相関はよくわかっておりません。
2021年6月から2022年10月まで
これは、2021年6月から2022年10月までの推移です。
この期間は、価格は上下を繰り返しています。
2021年11月ごろは、仮想通貨全体的に価格上昇した時期ではありますが、モネロ(Monero)は特に影響を受けていないようです。
今後もモネロ(Monero)の価格変動に注目される方は、BITPointの公式サイトをチェックしてみてください。
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モネロ(Monero)の今後の見通し・予想
- Roadmapの中の「Haveno」
- マネーロンダリング対策は
- モネロ(Monero)の改善
Roadmapの中の「Haveno」
モネロ(Monero)の公式サイトには、Roadmapのサイトがあります。
2022年以降には、以下3つがOngoing taskに設定されています。
- Haveno
- Bulletproofs+
- Triptych: logarithmic-sized linkable ring signatures with applications
Havenoは、仮想通貨と不換紙幣の非管理型分散型取引所となる予定です。
- モネロ(Monero)で構築
- TORで構築
- モネロ(Monero)をサポート
- 使いやすい
- 非中央集権的
- 非公務員制
マネーロンダリング対策
匿名性が高いモネロ(Monero)プロジェクトのデメリットは、トラベル・ルールを遵守できない可能性があります。
マネーロンダリングに関する金融活動作業部会(FATF)が、定めた国際基準ルールです。
仮想通貨関連事業者による仮想通貨の送金と受金に関して、送り主と受取人の個人情報を記録する必要があります。
モネロ(Monero)は、過去に仮想通貨取引所OKEx korea上場廃止ということがありました。
モネロ(Monero)の取引は、機密性が高く追跡は不可能であるため、今後もマネーロンダリングやテロ資金供与対策について説明を求められることが想定できます。
モネロ(Monero)の改善
モネロ(Monero)は、オープンソースのコミュニティ主導型プロジェクトであることは、既に紹介しました。
プロジェクトを支援する方法はいくつかありますが、そのうち3つを解説します。
- ノードを運営する
- 開発する
- マイニングする
ノードを運営する
モネロ(Monero)ネットワークを支援する簡単で効果的な方法は、ノードを実行することです。
ノードは、ネットワークが安全かつ非中央集権的に稼働し続けることを保証しています。
ネットワークを支援するためには、完全に同期されたシンプルなノードがあれば十分ですが、オープンなリモートノードを運営して、他の人が接続できるようにすることもできます。
開発する
モネロ(Monero)は、オープンソースでパーミッションレスであり、貢献者を歓迎し推奨しています。
開発者は、様々なプロジェクトに貢献することができます。
マイニングする
マイニングは、ネットワークの安全性を確保します。
モネロ(Monero)は、「RandomX」を使用しています。
モネロ(Monero)の買い方
モネロ(Monero)は、国内取引所での取り扱いはありません。
よって、海外取引所で入手する必要があります。
海外取引所で入手する手順は以下のとおりです。
- 国内取引所:BITPoint
- モネロ(Monero)を取り扱っている海外取引所
- 海外取引所への送金の流れ
国内取引所:BITPoint
取引所名称 | BITPoint(ビットポイント) |
取り扱い通貨数 | 22種類 |
取引手数料 | 取引所の手数料:無料 ※販売所で売買するとスプレッドの負担 |
入金手数料 | 即時入金:無料 銀行振込:無料 ※振込手数料は顧客負担 |
出金手数料 | 振込手数料を顧客が負担 |
提供サービス | 現物取引 つみたて レンディング ステーキング |
公式サイト | BITPointの公式サイト |
関連記事 | BItPointの評判 |
BITPointはBITPointジャパンが運営する仮想通貨(暗号資産)取引所で、SBIホールディングスの子会社です。
取引手数料や入金手数料が無料であるため、低コストで取引できます。
マイナー通貨の取り扱いが多いこともBITPointの特色の一つで、豊富なNFT関連の通貨も取り扱っています。
現物取引以外にもつみたてや仮想通貨の貸し付けサービスであるレンディング、仮想通貨ADAのステーキングなど幅広いサービスを提供しています。
興味がある人はBITPointの公式サイトにてご確認ください。
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モネロ(Monero)を取り扱っている海外取引所
モネロ(Monero)を取り扱っている海外取引所は、以下の通りです。
- Binance
- OKX
- MEXC
- Bybit
海外取引所への送金の流れ
海外取引所への送金は、以下の流れになります。
- 国内取引所にアカウントをつくる
- 国内取引所で、仮想通貨を入手する
- 海外の取引所にアカウントをつくり、入手した仮想通貨を送金する
- 海外の取引所で、仮想通貨建てで、「モネロ(Monero)」を取引する
モネロ(Monero)に関するQ&A
ここまでで、モネロ(Monero)の特徴、価格動向、今後の見通し、買い方を解説してきました。
最後によくある質問をQ&A形式で紹介します。
取り上げる質問は、以下の3つです。
- モネロ(Monero)は、なぜ「モネロ」と呼ばれるのですか
- モネロ(Monero)は、どのような価値があるのですか
- ビットコイン(BTC)との違いはなんですか
モネロ(Monero)は、なぜ「モネロ」と呼ばれるのですか
モネロ(Monero)は、エスペラント語で「コイン」を意味する言葉です。
当初、モネロ(Monero)は、エスペラント語で「ビットコイン」と訳される「ビットモネロ」と呼ばれていました。
コミュニティが、元のメンテナからフォークすることを決めた時に、「ビット」は削除され、単に「モネロ」と呼ばれるようになったのです。
モネロ(Monero)は、どのような価値があるのですか
モネロ(Monero)に価値があるのは、人々が喜んで買ってくれるからです。
誰もモネロ(Monero)を買いたいと思わなければ、モネロ(Monero)に価値はありません。
モネロ(Monero)の価格は、需要が供給を上回れば上昇し、供給が需要を上回れば下降します。
ビットコイン(BTC)との違いはなんですか
モネロ(Monero)は、ビットコイン(BTC)をベースにしているわけではありません。
CryptoNoteプロトコルをベースにしています。
ビットコイン(BTC)は、完全に透明なシステムで、あるユーザーから別のユーザーにどれだけのお金が送られたかを正確に見ることができます。
モネロ(Monero)は、すべての取引においてユーザーのプライバシーを保護するためにこの情報を隠しています。
モネロ(Monero)のまとめ
モネロ(Monero)の特徴、価格動向、今後の見通し、買い方、Q&Aを解説してきました。
ブロックチェーンに刻まれた取引は、世界中の誰でも検証や追跡することが可能です。
一方、モネロ(Monero)の取引は、機密性が高く追跡は不可能です。
仮想通貨を保有したいが、プライバシーが気になる方から注目のプロジェクトです。
- ブロックチェーンに刻まれた取引は、世界中の誰でも検証や追跡することが可能である
- モネロ(Monero)の取引は、機密性が高く追跡は不可能
- モネロ(Monero)は、すべてのユーザーがデフォルトで匿名である唯一の仮想通貨である
- モネロ(Monero)は、オープンソースのコミュニティ主導型プロジェクト
- ASIC耐性により安全性を高めている
- マイナー(採掘者)は、普通のコンピュータを使用できる
- マイニングの方法は3種類ある
- Havenoは、仮想通貨と不換紙幣の非管理型分散型取引所となる予定
- 国内取引所での取り扱いがないため、海外取引所で入手する
ブロックチェーンのプライバシーを気にされる方は、BITPointの公式サイトを確認してみてください。
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