【ステーブルコイン】ジパングコインとは?特徴や将来性・今後の見通しについて徹底解説

近年、金の価格との連動を目指したステーブルコインが注目を集めています。
その中でも、将来性を期待されているのがジパングコインです。
日本初となる金との価格連動を目指した通貨ということもあり、その動向に注目している方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではジパングコインの特徴や将来性などについて解説します。
- ジパングコインは日本初となる金の価格との連動を目指したステーブルコイン
- 資産運用・リスクヘッジのみならず小口での決済にも対応予定
- 大手取引所bitFlyerが提供するブロックチェーンmiyabiを基盤として開発
- ユーザーが購入するジパングコインと同等の金を購入し、資産の裏付けを担保
- 2022年7月にDMM Bitcoinでの取り扱いを開始
ジパングコインは仮想通貨に金投資商品をプラスした、新しいジャンルの通貨です。
2022年7月には国内取引所DMM Bitcoinでのジパングコイン取り扱いしています。
DMM Bitcoinでは手数料無料での仮想通貨取引が行えますので、興味のある方はDMM Bitcoin公式サイトをチェックしてみてください。
ジパングコインとは?
ここではさらに詳しくジパングコインの概要をチェックしていきましょう。

名称 | ジパングコイン |
シンボル | ZPG |
現在の価格(2023年現在) | 9,821.58円 |
時価総額(2023年現在) | 不詳 |
時価総額ランキング(2023年現在) | 不詳 |
購入できる取引所 | デジタルアセットマーケッツ DMM Bitcoin |
詳細 | 公式サイト |
ジパングコインは三井物産デジタルコモディティーズが発行する、金との価格連動を目指したステーブルコインです。
具体的には、ロンドンの取引市場の金の価格を基準とし、1ZPGが金現物1gと同価値になるように調整されています。
また、従来の金投資商品と同様、資産運用やインフレへのリスクヘッジといった機能性を持っているのがポイント。
もちろん仮想通貨としての機能性も備えており、今後は送金・決済機能の搭載が予定されています。
2022年7月には取引所拡大の先駆けとして、DMM Bitcoinでのジパングコイン取り扱いがスタートしました。
DMM Bitcoinはスマホから手軽に仮想通貨取引を行えるので、興味のある方はDMM Bitcoin公式サイトをチェックしてみましょう。
ジパングコインの特徴
ジパングコインが持つ特徴は以下の通りです。
- 金との連動を目指した信頼性の高い仮想通貨
- bitFlyerが提供するmiyabiを基盤として開発
- 送金・決済手段としての機能性を追加予定
金との連動を目指した信頼性の高い仮想通貨
ジパングコインは金との価格連動のため、他のステーブルコインと比べても比較的信頼性が高いのが特徴です。
ステーブルコインでは金の他にも、法定通貨や別の仮想通貨と連動する銘柄が数多く存在します。
- 日本円との価格連動を目指した「JPYC」
- 米ドルとの価格連動を目指した「USDT」
- イーサリアム等の仮想通貨との価格連動を目指した「DAI」
上記のようなステーブルコインは、発行枚数に対して同額の法定通貨や仮想通貨の担保が必要です。
中には発行元の資産の裏付けが確認できず、保有に疑念を持つ投資家が多い通貨も少なくありません。
その点、ジパングコインでは通貨の裏付けとなる金現物をしっかり準備しているのがポイント。

ジパングコイン提供の流れは上記のようになっており、事前に金現物をロンドン市場から入手しています。
実際に販売するジパングコイン分の金を保有しているため、発行元に信頼を持って取引が行えるでしょう。
bitFlyerが提供するmiyabiを基盤として開発

ジパングコインはmiyabiというブロックチェーンを基盤として開発されています。
miyabiは大手取引所bitFlyerが提供しており、分散型データベースの一種として位置付けられたブロックチェーンです。
従来のブロックチェーンでは不特定多数のユーザーによってチェーンが維持されるため、仕組みの変更などの承認作業に時間がかかり、スピーディーな対応が行えませんでした。
また、誰でも参加できるという点を利用し、悪意のあるユーザーの参加・排除ができない点も課題といえるでしょう。
しかし、miyabiはプライベートチェーンのため、管理者を置いた中央集権的な仕組みになっています。
そのため、意思決定が迅速に行われるのと共に、チェーンの利用者を限定することで悪意のあるユーザーを排除できるのがポイントです。
他にも、毎秒4,000件の高速な取引処理を可能にしており、従来のブロックチェーンが抱える処理速度の遅延や手数料の高騰といった課題が発生しにくいのもmiyabiを基盤とするメリットでしょう。
送金・決済手段としての機能性を追加予定
ジパングコインは今後、送金・決済などの仮想通貨としての機能性が実装される予定です。
金は資産運用やインフレへのリスクヘッジがメインとなり、決済としての利便性はほぼ皆無といえます。
その点、ジパングコインはポータビリティや分割性に優れており、送金や決済シーンでの活用が期待できます。
金の価格変動幅が少ない分、従来の仮想通貨と違ってさまざまなシーンで活用が普及されていく可能性があるでしょう。
そんなジパングコインは、大手取引所のDMM Bitcoinで取り扱っています。
興味のある方はぜひDMM Bitcoin公式サイトをチェックしてみてください。
ジパングコインの現在の価格動向
ジパングコインはいわゆるデジタルゴールドであるため、価格動向は金価格と近い動きになっているのが特徴です。
ジパングコイン公式サイトの情報から判断すると、金との価格に大きな乖離がなく価格推移していることがわかります。

つまり、ジパングコインの価格動向はこれまでの金の価格と相違ありません。

金は2022年から価格を伸ばしており、その勢いが長続きしています。
2022年はFRBの利上げによる下落する場面もありましたが、大きな下落ではなく相場のリスクオンから価格を伸ばした状況です。
金相場は世界経済が低迷する2023年現在で高値を更新中であり、ジパングコインも同様に連動した上昇トレンドを形成していると言えるでしょう。
興味のある方はぜひDMM Bitcoin公式サイトから、詳細情報をチェックしてみてください。
ジパングコインのこれまでの価格動向
現在、価格を下落させている金ですが、これまではどのような価格動向をしてきたのでしょうか。
ここでは以下の2つの期間に区切って、金の価格動向をチェックしていきましょう。
- 2020年1月1日〜2020年12月31日
- 2021年1月1日〜2021年12月31日
2020年1月1日〜2020年12月31日

2020年の金は一時的な下落があったものの、全体的には価格が上昇傾向にあった年でした。
価格上昇の理由はさまざまですが、中でも新型コロナウイルスの世界的感染拡大の影響は金の価格に大きく影響してきたといえるでしょう。
不要不急の外出を余儀なくされ、世界経済の先行きが怪しくなったことから、安全資産である金を求める人が続出。
その影響もあり、価格上昇は8月の初めまで継続し、6日には$2,063の終値をつけました。
しかし、その後は上昇の勢いがストップし、価格を上下させながらも横ばい状態が続きます。
価格上昇分の利確や新型コロナウイルスのワクチン開発が進んだことが市場に影響したと考えられます。
そのため金の需要が弱まって$1,800あたりまで下落するも、年初と比べればその価格は大きく伸びたといえるでしょう。
2021年1月1日〜2021年12月31日

2021年は再び新型コロナウイルスの猛威や経済政策等によって、金の価格が荒れた年となりました。
年初では$1,900台を推移していた価格も、1月6日より大きく下落を始めます。
この下落は世界経済の復帰に対する期待や仮想通貨ブームが重なったことが、少なからず影響しているといえるでしょう。
下落の勢いは3月の初めまで継続し、$1,700まで価格を落として推移しています。
その後は一旦価格上昇の兆しを見せるも、6月の初めには再度$1,800を割り込むまでに下落。
新型コロナウイルスの感染拡大やコロナ禍による失業率の低下が市場に大きく影響し、その後も大きく価格が上向くことなく推移を続けました。
また、11月になるとインフレへの懸念が強まり、金の需要が高騰。
価格を一時的に上昇させましたが、米国の長期金利上昇が意識され、価格上昇が抑えられたまま推移していきました。
ジパングコインは今後、DMM Bitcoinでの取り扱っています。
DMM Bitcoinは取引手数料無料・強固なセキュリティといった特徴があるため、興味のある方はDMM Bitcoin公式サイトをチェックしてみてください。
ジパングコインの今後の見通し・予想
ジパングコインは日本初となる金のステーブルコインであり、資産の裏付けをしっかりおこなっているため、投資家を中心に保有者を拡大していくと予想できます。
その他にも、以下のような項目がジパングコインの今後の見通しをする上で重要になるでしょう。
- 金の投資方法としての台頭
- 決済通貨として活用の普及
- 金のステーブルコインとしてのシェア確立
金の投資方法としての台頭
ジパングコインが金投資方法として台頭できるかが重要になってくるでしょう。
従来の金投資方法はさまざまであり、それぞれが独自の強みを持っていました。
- 金そのものを購入する「現物投資」
- 金の価格に連動する「ETF」
- 金を対象とした「投資信託」
しかし、上記の投資方法では少なからずデメリットも存在します。
例えばETFでは、金の価格のみならず為替相場の影響も受けるといった特徴があり、実際の金価格との乖離が発生するケースは少なくありません。
その点、ジパングコインでは他の仮想通貨に影響されることなく、金の価格のみに連動を行います。
金との価格の乖離が非常に少ないため、今後金への投資方法として活用が進み、その知名度や認知度を大きく向上させる可能性があります。
また、仮想通貨取引所を通して簡単に入手できることから、これまで金への投資に参入できなかったユーザーの獲得も期待できるでしょう。
決済通貨として活用の普及
ジパングコインが私たちの日常生活に溶け込んでいくかも、将来性を図る上では重要です。
特に、今後追加が予定されている決済機能は、ジパングコインが一般層へ普及するための後押しになるでしょう。
ジパングコインは金と違い、実体がない仮想通貨であるため、購入から管理までを容易に行えます。
インフレへのリスクヘッジ等で確保しておきながらも、ちょっとした決済に活用できるようになれば、一般層にまで利用が拡大する可能性があります。
金のステーブルコインとしてのシェア確立
ジパングコインが金のステーブルコインとして、その地位を確立できるかにも注目です。
現在、金のステーブルコインは従来の仮想通貨を上回るペースで市場を拡大しており、ジパングコイン以外にもさまざまなステーブルコインが活発に取引されています。
- Paxos社が発行する「PAX Gold(PAXG)」
- 株式会社エクスチェンジャーズが発行する「xcoin Gold(x-Gold)」
- テザー社の発行する「テザーゴールド(XAUT)」
上記のステーブルコインは豊富な機能性を持ち、ジパングコインを上回る取引量を誇っています。
しかし、ジパングコインは2022年2月に発行された、これからが期待できるステーブルコインです。
今後機能性を拡張させていくことで、金のステーブルコインとしての地位を確立する可能性が考えられます。
ジパングコイン取引におすすめな国内取引所
現在、ジパングコインを取引できるのはデジタルアセットマーケッツのみに限定されています。
取引手数料無料、日本円の入出金も55円と低コストからジパングコインが取引できるのが特徴の取引所です。
しかし、デジタルアセットマーケッツは魅力的な特徴を持つものの、
- ジパングコインのみの取り扱いとなっている
- 他の仮想通貨からジパングコインを取引できない
- PayPay銀行のアカウント作成が必要
といった面があり、デジタルアセットマーケッツでは取引がジパングコインに限定されてしまうのがネックといえます。
「ジパングコインのみならず、他の仮想通貨も取引したい」という方は、別の取引所を利用すると良いです。
中でも今後ジパングコイン取引に対応し、さまざまな仮想通貨取引が行えるDMM Bitcoinを活用していくとよいでしょう。
DMM Bitcoin

名称 | DMM Bitcoin |
暗号資産数 | 現物取引:25種類 レバレッジ取引:31種類 |
売買手数料 | 無料 ※BitMatch取引手数料を除く |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
提供サービス | 販売所 レバレッジ取引 |
レバレッジ倍率 | 2倍 |
公式サイト | DMM Bitcoin公式サイト |
関連記事 | DMM BItcoinの評判 |
DMM BitcoinはDMMグループが運営する国内大手の仮想通貨取引所です。
ビットコイン・イーサリアムを始めとした通貨を数多く取り扱っており、全て手数料無料で入手できます。
頻回な取引でもコストの心配が要らず、仮想通貨初心者でも利用しやすいのが特徴でしょう。
また、DMM Bitcoinではユーザーから預かった資産は、ネットから切り離して管理されており、不正アクセスといった第三者からの攻撃に強いのも安心して利用できるポイントです。
2022年7月にはジパングコインの取り扱い開始しており、今後他の仮想通貨と含めてジパングコインの取引が活発化していくでしょう。
取引画面の視認性や操作性が優れているため、仮想通貨初心者でも参入ハードルが低い国内取引所のひとつです。
ジパングコインに関するQ&A
ここではジパングコインでよくある質問について回答します。
これからジパングコインの取引を検討している方は、ぜひチェックしておいてください。
- ジパングコインは実際に金と交換できるの?
- ジパングコインには発行上限があるの?
- 発行元が破産したらジパングコインはどうなるの?
ジパングコインは実際に金と交換できるの?
現状ジパングコインは金との交換機能を搭載していません。
しかし、ジパングコインは将来的に金との交換に対応すると公式サイトに明記されています。
金との交換機能が実現すれば、リスクヘッジ手段としてさらにジパングコインの活用が進んでいくでしょう。
ジパングコインには発行上限があるの?
公式のホワイトペーパーによると、390億円に相当する数量を発行上限としているとのことです。
しかし、発行上限は今後の仮想通貨市場の動向やジパングコインの注目によって、その発行上限数を増加させる可能性があると明記されています。
ジパングコインは発行から3ヶ月後である2022年5月時点での流通量が1億円に満たない額となっており、当分はジパングコインが発行上限に達する心配はないでしょう。
発行元が破産したらジパングコインはどうなるの?
発行元が破産した場合、取引所を通じてその時の金の市場価値と同等の価格でジパングコインの買取を行います。
具体的には発行元が破産後、ジパングコイン取り扱い取引所に対して銀行保証が付与され、保証金が支払われます。
提携する銀行から、各取引所を経由してジパングコイン保有者に保証金が支払われる仕組みです。
発行元破産後のジパングコイン買取は義務であるため、保有するジパングコインの価値が0になることはありません。
しかし、買取時の金の時価が影響してくるため、元本保証がされない点には注意が必要です。
ジパングコインのまとめ
ここまでジパングコインの特徴や将来性について解説しました。
今回の内容をまとめると以下の通りです。
- ジパングコインは日本初となる金の価格との連動を目指したステーブルコイン
- 資産運用・リスクヘッジのみならず小口での決済にも対応予定
- 大手取引所bitFlyerが提供するブロックチェーンmiyabiを基盤として開発
- ユーザーが購入するジパングコインと同等の金を購入し、資産の裏付けを担保
- 2022年7月にDMM Bitcoinでの取り扱い開始
ジパングコインは日本発祥ということからも国内外の注目を集めています。
日本取引所グルーブがジパングコイン取引を行う企業に対して多額の出資をしていることからも、今後は特に国内での注目度が高まっていく可能性があるでしょう。
他の仮想通貨の価格に影響されることもないため、仮想通貨市場が低迷する中でも安定的な価格推移が期待できます。
そんなジパングコインは、DMM Bitcoinで取り扱っています。
手数料無料・強固なセキュリティを保つDMM Bitcoinのアカウント作成を今のうちに行っておきましょう。
興味のある方はDMM Bitcoin公式サイトから、取引所の詳細をぜひチェックしてみてください。