仮想通貨FRAXとは?特徴や将来性・今後の見通しを徹底解説
従来の仮想通貨と比べても、比較的安定した値動きを実現しているステーブルコイン。
法定通貨や他の仮想通貨を担保にするなど、通貨によっても裏付け方法は異なります。
今回紹介するのは、既存の裏付け方法のハイブリッド型となるステーブルコイン「FRAX」です。
この記事では、FRAXの特徴から今後の予想について解説します。
- FRAXは部分担保を強みとした、米ドルと連動を目指すステーブルコイン
- USDCによって部分担保しており、アルゴリズムの活用で価格調整も行う
- イーサリアムベースで開発され、マルチチェーンにも対応
- USDC以外にも担保となる資産の導入を検討している
- FRAXは流動性の高いDEX(分散型取引所)での入手がおすすめ
FRAXは、仮想通貨による裏付けとアルゴリズムを掛け合わせた、新しいジャンルのステーブルコインです。
ボラリティが従来の仮想通貨と比べても低いため、初心者でも手をつけやすい通貨といえるでしょう。
FRAXを入手するためには、まず元手となる仮想通貨を国内取引所から入手する必要があります。
国内大手であるBITPointであれば、スマホからの手軽な入出金・取引が可能です。
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FRAXとは?
では、FRAXとはどんな通貨なのかを見ていきましょう。
名称 | Frax |
シンボル | FRAX |
現在の価格(2023年現在) | ¥150.49 |
時価総額(2023年現在) | ¥101,085,026,549 |
時価総額ランキング(2023年現在) | 212位 |
購入できる取引所 | Curve Finance、Uniswap、Sushiswap、Gate.io |
詳細 | FRAX公式サイト |
FRAXは「Frax Finance」が発行する、米ドルと価格連動したステーブルコインです。
最大の特徴は既存のステーブルコインとは異なる、「部分担保型」の仕組みを採用している点。
一部は既存の仮想通貨を担保にしており、独自のアルゴリズムによって「1FRAX=1ドル」に価格調整されています。
現在は1000億円ほどの時価総額を誇り、時価総額ランキングも212位にまで上昇。
USDTやDAIといったメジャーなステーブルコインの後を追う形で、勢いを増している仮想通貨です。
FRAXを入手するためには、まず国内取引所のアカウント作成が必須です。
BITPointを始めとした取引所でアカウント作成を済ませ、ぜひFRAX取引を進めてみてください。
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FRAXの特徴
FRAXが持つ特徴は、以下のとおりです。
- 部分担保型のステーブルコイン
- マルチチェーンに対応
- 担保資産の追加を検討
部分担保型のステーブルコイン
FRAXは従来の仕組みとは一線を画した、部分担保型となるステーブルコインです。
通貨の担保には、米ドルと価格連動するステーブルコイン「USDC」を採用。
市場の需給を加味し、アルゴリズムによって自動的に担保比率を調整しています。
また、担保比率の増減はFrax Financeが発行する「FXS」の買い戻しと再担保によって実現。
- 買い戻し(担保比率を下げる):FXSをバーン(焼却)した対価として、USDCをユーザーへ提供する
- 再担保(担保比率を上げる):FXSをお得に購入できるのと引き換えに、USDCをユーザーから提供してもらう
例えば、1FRAXが1ドルを上回れば、アルゴリズムによってUSDCの担保比率を下げられます。
逆に、1FRAXが1ドルを下回れば、アルゴリズムがUSDCの担保比率を上げるという仕組みです。
USDCによる担保で通貨としての安全性を高めながら、ユーザーへの積極的なバーン&担保提供によって価格を維持しているのがFRAXの最大の特徴といえるでしょう。
マルチチェーンに対応
FRAXは、マルチチェーンに対応したステーブルコインである点も特徴です。
複数のブロックチェーン間で、シームレスな取引ができる状態のこと。
各チェーンに対応したトークンへの交換を挟まなくて済むので、低コスト・手軽な取引を実現している。
FRAXは現状、15種類の豊富なブロックチェーンに対応。
例えば、イーサリアムキラーとして名を連ねているBNB ChainやAvalancheはもちろん、PolkadotのパラチェーンとなるMoonbeamでもシームレスな取引が可能です。
また、各ブロックチェーンで展開しているDEX(分散型取引所)の数々に上場しているため、FRAXを用いたDeFiサービスの利用で収益化を目指すこともできるでしょう。
担保資産の追加を検討
FRAXはUSDC以外にも、価格の担保となる仮想通貨の追加を検討しています。
担保資産の追加はプロジェクトの発足時より構想しており、今後はビットコイン・イーサリアムといった主要ブロックチェーンの独自通貨を担保として追加していく予定です。
担保となる通貨が増えることで、ひとつの通貨が急落した場合のFRAXへの影響を抑えられるでしょう。
そんなFRAXを取引するためには、まず元手となる仮想通貨の準備が必須です。
国内取引所であるBITPointであれば豊富な取り扱い通貨を最小500円と低コストから入手できます。
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FRAXの現在の価格動向
従来のステーブルコインと比べても、ハイブリッド型とも言えるFRAX。
ここでは、FRAXの現在価格の動向をチェックしていきましょう。
以下は、直近のFRAXの価格チャートです。
FRAXは米ドルとの連動を目指しているため、基本的には1ドル付近で価格推移しています。
しかし、ここ1年は全体的に1$を下回る価格で推移しており、-2〜3%の価格下落を続けている状況です。
アルゴリズムによる価格調整を行っているため、ある程度誤差が出るのは仕方ない部分があるでしょう。
また、直近ではFRAXの買い圧が強まっており、1.06$と6.8%近くまで価格が高騰。
アルゴリズム正常に作用していることもあり、現在価格が再び1$に戻ろうとしています。
FRAXを入手する際は、国内取引所のアカウント作成から進めていきましょう。
特に国内大手のBITPointは、ブラウザ・スマホアプリ上からシンプルな取引を実現しており、仮想通貨初心者でも利用しやすいと評判の取引所です。
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FRAXのこれまでの価格動向
続いて、FRAXのこれまでの価格動向もあわせてチェックしておきましょう。
ここでは以下の2つの期間に分けて、FRAXがどんな価格推移をしてきたのかを見ていきます。
- 2021年1月〜2021年12月
- 2022年1月〜2022年8月
2021年1月〜2021年12月
2021年も直近価格同様、1ドルを大きく乖離することなく価格推移している印象です。
しかし、2021年初頭における取引所でのFRAX取り扱いスタート時は、価格の振れ幅が激しいことがわかります。
FRAXの価格は2月の頭にかけて上昇しており、2月8日には1.1ドル付近にまで上昇。
その後は1ドルまで価格を戻すも、3月の終わりには価格が0.86ドルを下回る形で推移しています。
年初は価格が荒れた出だしとなったものの、その後は大きな動きがなく、穏やかな価格変動を続けました。
2022年1月〜2022年8月
2022年は年初から横ばい状態で推移したものの、5月より価格の動きを見せています。
この価格変動はFRAXと同様のステーブルコインである、Terra USDのディペック騒動が価格に強く影響。
アルゴリズム型ステーブルコイン「Terra USD」が大暴落を引き起こした騒動。
裏付け資産となるLUNAも連鎖的に暴落し、仮想通貨市場全体が落ち込む要因となりました。
FRAXもユーザーの不信感からか売り圧が強まり、0.95ドルにまで価格を一気に下落しています。
その後も価格を落とすタイミングがあったものの、アルゴリズムによる発行&バーンが機能し、1ドルの価格帯をキープした価格推移を続けました。
そんなFRAXを入手するためには国内取引所のアカウント作成を進め、元手となる仮想通貨の入手が必要です。
BITPointであれば、手軽・低コストでの取引ができるます。
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FRAXの今後の見通し・予想
FRAXが今後需要を拡大させていくかは、以下のポイントが大きく影響してくるでしょう。
- ステーブルコインとしての認知拡大
- 大手取引所への上場
- ステーブルコインに対する規制強化
ステーブルコインとしての認知拡大
FRAXが他のステーブルコインと同程度に、認知を拡大できるかが重要になるでしょう。
現状、FRAXは時価総額ランキング上位のステーブルコインと比べると、まだ注目度が低いのが現状です。
ステーブルコイン | 時価総額(2023年10月執筆時点) | 時価総額ランキング(2023年10月執筆時点) |
---|---|---|
FRAX | ¥101,079,260,890 | 212位 |
USDT | ¥12,693,691,265,285 | 3位 |
USDC | ¥3,775,074,757,410 | 6位 |
BUSD | ¥310,353,374,480 | 29位 |
DAI | ¥804,383,817,632 | 16位 |
時価総額・ランキングからも分かるとおり、現在主流で利用されているステーブルコインと比べてもその差は歴然。
DeFiを始めとしたプロジェクトでもステーブルコインの利用頻度は多いため、今後いかにFRAXがその輪の中に食い込んでいけるかが認知拡大のポイントになるでしょう。
大手取引所への上場
FRAXの認知拡大を促進させるのが、大手取引所への上場です。
なぜなら、取引所への上場はユーザーが仮想通貨を知るひとつのタイミングになるためです。
ユーザーからの興味関心が集まれば、今後のFRAXの需要にも大きく影響してくるでしょう。
しかしFRAXは、海外大手となる取引所での取り扱いがほとんどありません。
事実、FRAXはDEXでの取引がメインとなり、CEX(中央集権型取引所)よりも取引量が先行しています。
DEXも現在利用者数が増えている状況ですが、まだまだ利用者数や人気はCEXには及んでいません。
今後FRAXが大手のCEXへ上場することで、ステーブルコインとしての活用の幅が広がる可能性もあるでしょう。
ステーブルコインに対する規制強化
各国によるステーブルコインへの規制強化は、FRAXの将来性に大きく影響してくるでしょう。
ステーブルコイン規制が進むこととなった大きな要因が、上記でも紹介した「Terra USDのディペッグ騒動」です。
これまでステーブルコインに対して主だった法案や規制がなかったことから、各国での規制強化が一気に加速しました。
また、担保型ステーブルコインの裏付け資産への透明性も、規制強化に影響した要因といえるでしょう。
担保型となるステーブルコインは、プロジェクトが通貨発行分の裏付け資産を証明できない場合、ユーザーからの不信感・価格の急落を招いてしまうリスクがあります。
ユーザーの大きな損失を防ぐため、国内でも担保型ステーブルコインを対象とした法案を追加。
ステーブルコインの取引・管理が登録制となり、発行に関しては銀行や賃金移動業者・信託会社に限定されました。
FRAXを今後取引していく際は、この先のステーブルコイン規制状況にもアンテナを張っておくべきでしょう。
FRAXの買い方
FRAXの購入は、以下の5つのステップで進めていきましょう。
- 国内取引所のアカウント作成
- 国内取引所で仮想通貨を購入
- ウォレット作成・仮想通貨の送金
- DEXとウォレットを連携
- 購入した仮想通貨をFRAXへスワップ
国内取引所のアカウント作成
FRAXの元手となる仮想通貨入手のため、まずは国内取引所のアカウント作成を進めます。
取引所の種類もさまざまですが、おすすめは手軽・低コストから仮想通貨を入手できるBITPointです。
BITPoint
取引所名称 | BITPoint(ビットポイント) |
取り扱い通貨数 | 22種類 |
取引手数料 | 取引所の手数料:無料 ※販売所で売買するとスプレッドの負担 |
入金手数料 | 即時入金:無料 銀行振込:無料 ※振込手数料は顧客負担 |
出金手数料 | 振込手数料を顧客が負担 |
提供サービス | 現物取引 つみたて レンディング ステーキング |
公式サイト | BITPointの公式サイト |
関連記事 | BItPointの評判 |
BITPointはBITPointジャパンが運営する仮想通貨(暗号資産)取引所で、SBIホールディングスの子会社です。
取引手数料や入金手数料が無料であるため、低コストで取引できます。
マイナー通貨の取り扱いが多いこともBITPointの特色の一つで、豊富なNFT関連の通貨も取り扱っています。
現物取引以外にもつみたてや仮想通貨の貸し付けサービスであるレンディング、仮想通貨ADAのステーキングなど幅広いサービスを提供しています。
興味がある人はBITPointの公式サイトにてご確認ください。
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国内取引所で仮想通貨を購入
国内取引所のアカウント作成後は、日本円を入金して元手の仮想通貨を購入します。
購入する通貨はビットコイン・イーサリアムなど、主要の通貨を選択しておけば大丈夫です。
しかし、取引所によっては各通貨で送金手数料が設定されている点に注意が必要。
この後解説しますが、FRAX入手には仮想通貨の送金が必須です。
あらかじめ送金手数料を加味した上で、購入する仮想通貨を検討してみるのもよいでしょう。
ウォレット作成・仮想通貨の送金
次にウォレットを作成し、購入した仮想通貨を送金しましょう。
ウォレットはさまざまなチェーンに対応し、汎用性の高いMetaMaskを利用するのがおすすめです。
ブラウザの拡張機能から簡単にインストール可能な、無料で利用できるウォレット。
ウォレットとして通貨の送受信・管理ができるだけでなく、通貨同士の換金にも対応しています。
まずは、ブラウザの拡張機能からインストールを進め、アカウント作成を済ませておきましょう。
ウォレットの作成後はMetaMaskのアドレスを指定し、国内取引所から仮想通貨の送金を進めてください。
DEX(分散型取引所)とウォレットを連携
上記でも解説したとおり、FRAXの取引は現状DEXがメインとなります。
DEXも含め、現在FRAXを取引できる取引所は以下のとおりです。
- Curve Finance
- Uniswap
- Sushiswap
- Gate.io(CEX)
ここではDEXで最も取引量の多いUniswapを例に、ウォレット連携の流れを解説します。
Uniswap公式サイトにアクセスし、画面右上から利用するチェーンを選択して「接続」をクリック。
その後、「Connect wallet」をクリックしてウォレットの選択画面に移ります。
ウォレットの候補が表示されるので、MetaMaskを選択してウォレット連携完了です。
購入した仮想通貨をFRAXへスワップ
ウォレット連携後、送金した仮想通貨をFRAXへスワップしましょう。
スワップ元を送金した通貨に設定し、スワップ先をFRAXに設定してください。
スワップ元通貨の数量を入力後、「スワップ」をクリックします。
確認画面が表示されるので、「スワップの確認」をクリックします。
その後MetaMaskが起動するので、支払い設定を完了させればFRAXの入手が完了です。
FRAXに関するQ&A
ここでは、FRAXに関してよくある質問について回答します。
- FRAXは最大供給量が設定されていますか?
- FRAXの価格調整に利用されるFXSとはどんな通貨ですか?
- FRAXの担保比率はどのようにして確認できますか?
FRAXは最大供給量が設定されていますか?
FRAXは最大供給量が設定されていません。
これは発行元であるFrax Financeが、既存通貨の固定供給に代わる通貨提供をビジョンとしているためでしょう。
FRAXは現状、約11億枚が市場に流通しています。
FRAXの価格調整に利用されるFXSとはどんな通貨ですか?
FXSは、FRAXの価格調整のために発行&バーンされる機能性を持ったトークンです。
FRAXとは異なり、BinanceやKucoinなど海外大手の取引所で取り扱いされているのが特徴です。
また、保有しておくことでFrax Finance上の意思決定に参加できる「ガバナンストークン」としても機能しています。
FRAXの担保比率はどのようにして確認できますか?
FRAXの担保比率は、Frax Finance公式サイトのダッシュボードから確認できます。
上図で言うところの「COLLATERAL RATIO」が、USDCによる担保比率を表しています。
FRAXリリース当初の担保比率は100%でスタートしており、その後は83〜90%の間で推移している状況です。
公式サイト上でしっかり担保比率を提示している点は、ホルダーの安心につながる要素でしょう。
FRAXのまとめ
ここまで、FRAXの特徴や今後の予想などについて解説しました。
今回の内容をまとめると、以下のとおりです。
- FRAXは部分担保を強みとした、米ドルと連動を目指すステーブルコイン
- USDCによって部分担保しており、アルゴリズムの活用で価格調整も行う
- イーサリアムベースで開発され、マルチチェーンにも対応
- USDC以外にも担保となる資産の導入を検討している
- FRAXは流動性の高いDEX(分散型取引所)での入手がおすすめ
FRAXは部分担保という、新たなジャンルを開拓したステーブルコインです。
USDT・USDCといった人気通貨が主流の市場に対し、今後いかにFRAXが活用の幅を広げていくかに注目です。
しかし、ステーブルコインは規制が進む一方のため、最新の規制情報をチェックしながら取引を進めましょう。
FRAX入手には、まず国内取引所のアカウント作成が必要です。
ぜひこの機会に、少額から仮想通貨取引可能なBITPointの公式サイトをチェックしてみてください。
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