仮想通貨ICPとは?価格推移と今後の予想・将来性を解説
ICPとは、ブロックチェーン上で提供するクラウドサービスを目的としたプロジェクトです。
これまでのクラウドサービスは、Google Cloudのように、大企業が運営する中央集権型のシステムが一般的でした。
ICPは、このような中央集権的なサービスの脱却を目指し、分散型のクラウドシステムの実現を目指しています。
今回の記事では、そんな仮想通貨ICPについて解説します。
- ICPは、ブロックチェーン上でクラウドサービスを提供する
- 従来のクラウドサービスは、大企業が運営する中央集権型が一般的とされていた
- ICPプロジェクトでは、独自のプログラミング言語「Motoko」が使用されている
- 2021年5月の上場後、ICPの価格は急落
- 今後はビットコインユーザーの参入も期待される
ICPは日本円で購入することができないため、あらかじめ取引に使用する仮想通貨を用意しておく必要があります。
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仮想通貨ICPとは?
名称 | Internet Computer |
シンボル | ICP |
開発会社 | DFINITY財団 |
現在の価格(2024年7月現在) | ¥1,167.27 |
時価総額(2024年7月現在) | ¥756,682,509,889 |
時価総額ランキング(2024年7月現在) | 25位 |
購入できる取引所 | ・Binane ・Bybit ・Gate.io |
詳細 | Internet Computer公式サイト |
仮想通貨Internet Computer(インターネットコンピュータ / ICP)とは、スイスを拠点とするDFINITY財団が開発している仮想通貨です。
DFINITY財団はブロックチェーンの大規模な研究開発チームを抱えており、270名を超えるチームメンバーがブロックチェーンの研究開発に携わっています。
そんなDFINITY財団が開発する仮想通貨ICPは、2021年5月にリリースされたばかりの比較的新しいコインです。
このプロジェクトは、ブロックチェーン上で展開するクラウドサービスを構築することを目的としています。
高速な処理や手数料の安さのほか、独自のプログラミング言語「Motoko」が使用されていることなどが、ICPの特徴として挙げられます。
ICPは、取引の際に発生する手数料や、ネットワーク参加者に対する報酬として支払われています。
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仮想通貨ICPの特徴
まずは、仮想通貨ICPとはどのような通貨なのか、解説します。
ICPは、以下のような特徴が備わった仮想通貨です。
- 分散型のクラウドサービスを提供
- 高速スマートコントラクト
- 独自のプログラミング言語「Motoko」
各項目について、順番に説明していきます。
分散型のクラウドサービスを提供
ICPは、ブロックチェーン技術を活用したクラウドサービスの構築を目的としたプロジェクトです。
クラウドサービスとは、ネットワークを利用して行うデータの管理方法です。
クラウドサービスにおいて、ユーザーがデータを保管する際、ユーザーのコンピュータやUSDメモリードライブなどの保存媒体に保存するのではなく、インターネット上に雲(クラウド)のように存在する保存場所に保存します。
これにより、どこにいても保存したデータへのアクセスが容易になります。
また、コンピュータが壊れてデータが取り出せなくなる、データを保存しているUSDなどが紛失・盗難の被害に遭うといった事態を防ぐこともできます。
従来のクラウドサービスは、GoogleによるGoogle Cloudのように、大企業が管理する中央集権型のサービスが一般的でした。
一方、ICPが提供しているクラウドサービスとは、Internet Computerプロトコル(ICP)にもとづいて、DAOによって管理される分散型システムによるデータ管理です。
中央集権的なシステムでクラウドサービスを運営すると、運営元のトラブルや様々な要因により、システムが使えなくなってしまうリスクがあります。
ブロックチェーン上にクラウドを構築することで、こうしたリスクを防ぐことにつながり、大切なデータを誰でも安心して保管できるようになります。
高速スマートコントラクト
ICPは、「キャニスター」という形式の高速なスマートコントラクトの実行を可能にします。
スマートコントラクトとは、あらかじめ設定したルールにもとづいてトランザクションなどの契約を実行する、ブロックチェーンシステムにおけるプログラムです。
一定のルールにしたがって自動的に契約を実行するスマートコントラクト技術は、DeFiにおける金融取引や、NFTの取引などに活用されています。
仮想通貨のイーサリアムにもスマートコントラクトが使用されており、自動的なトランザクション(取引)が可能なシステムが構築されています。
ただし、トランザクションの際にネットワークによる承認作業が必要となるため、ユーザー数の増加によるイーサリアムのスケーラビリティ問題(承認にかかる時間が増えることによる処理速度の低下や、それにともなう手数料の高騰など)が問題視されてきました。
高速なスマートコントラクトが強みであるICPは、こういったスケーラビリティ問題の解決を可能にする仮想通貨としての将来性が見込まれています。
ICPを活用することで、高速な処理と低い手数料の実現が期待されています。
独自のプログラミング言語「Motoko」
「Motoko」は、ICPの開発元であるDfinity財団が独自に開発したプログラミング言語です。
Motokoは、様々な開発者がブロックチェーン上で自由にシステムを構築できるように設計されており、ブロックチェーン独自の機能を簡単に利用することを可能にします。
この言語を使用することで、ウェブサイトやアプリなどのインターネットサービスを、容易にブロックチェーン上に構築できるとされています。
現在も開発は進んでおり、テスト用のインフラストラクチャーは部分的にDfinity財団の内部サービスに依存していますが、将来的には誰でもアクセスが可能なサービスを目指しています。
Motokoの開発により、プラットフォームを安全で使いやすく、誰でもシームレスに利用できるようになります。
Dfinity財団は、MotokoによるプログラミングやICPを学校教育に取り入れることを計画しています。
ICPの今後の普及に期待が高まりますが、日本の取引所への上場はまだ先のこととなりそうです。
現在上場している海外の取引所にてICPを購入するには、あらかじめ取引用の仮想通貨が必要ですので、この機会に国内取引所BITPOINTの公式サイトをチェックしてみてください。
仮想通貨ICPの価格動向
仮想通貨ICPの、現在までの価格動向をチェックしてみましょう。
2021年5月7日、DFINITY財団は5年にわたる開発期間を経て、ついに仮想通貨ICPを発表しました。
これを機にネットワークが公開されるようになり、Internet Computer Protocol (ICP)プロジェクトが本格的に始動することとなりました。
そして、その3日後にあたる2021年5月10日より、Coinbase Pro、Binance、Huobiなどの海外取引所におけるICPの取り扱いが、続々と開始されました。
上場直後は420USDほどでしたが、その後急速に下落することとなりました。
同年7月には少し回復したものの、同年7月10日の価格はおよそ38USDであり、上場から2か月で約90%もの下落を記録したこととなります。
その後は横ばいに近い緩やかな下落を続けていました。
ただし、2023年10月~現在までの直近チャートを見ると、大きく上昇している最中であることが分かります。
ビットコイン現物ETF承認期待による仮想通貨市場全体での上昇や、米利上げ据え置きによるハイテク株の高騰がICPの上昇を後押ししたと考えて良いでしょう。
一時は19ドルまで上昇しましたが、現在は少し反発し7ドル台で推移しています。
今後、ICPが広く普及されるようになれば、ICPの価格も上昇していくことが予想されます。
今後の価格上昇に期待し、今のうちにICPを入手しておきたい人は、ぜひBITPOINTの公式サイトをチェックしてみてください。
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仮想通貨ICPの将来性・今後の予想
仮想通貨ICPは、Web3クラウドサービスを実現する次世代のプロジェクトです。
そんなICPは、今後どのように普及していくのでしょうか。
ICPの将来性や今後について、予想してみましょう。
分散型サービスの実現を目指す
ICPスマートコントラクトにおいて、中央集権的な管理者は設けられておりません。
ICPは、ユーザー自身がブロックチェーンのネットワークに参加し、ブロックチェーン上に存在するデータを参加者自身が管理するDapps(分散型アプリケーション)を実現します。
ICPのDappsに参加するユーザーは、Dappsの管理や作成・維持などに対する報酬としてICPトークンを獲得します。
また、ICPトークンは、Dappsが提供するサービスに対する支払いにも使用されます。
このようなWeb3形式のサービスは、これまで多くの課題を抱えてきました。
たとえば、イーサリアムは処理速度、トランザクションにかかるコストなど、数々の問題に直面しています。
その結果、完全に分散化されたブロックチェーンのアプリケーションの実現が難しくなってしまい、実際には、分散化された部分と中央集権的な部分をあわせ持ったアプリケーションが多く存在します。
しかし、中央集権的な部分が存在する限り運営元の状況に依存することは避けられず、運営元にトラブルが起きてしまうとアプリケーション自体が利用できなくなってしまう可能性があります。
これからの時代は、こういった事態に対処できるような、Web3型アプリケーションの需要が高まるでしょう。
ICPの提供するクラウドサービスも発展途上であり、現在は中央集権的な部分もあわせ持っていますが、将来的には完全な分散型サービスの実現を目指しています。
具体的には、個人による介入が無く、組織などの制御下にも無い状態で、スマートコントラクトが自動的に実行されるようなコンピュータネットワークです。
このようなWeb3サービス実現への期待が高まり、ICPのサービスが普及するようになると、長期的な成長が見込まれるでしょう。
クラウドサービスそのものの需要拡大
今後、クラウドサービスそのものの需要は拡大する見通しです。
従来は、データの保管場所はパソコン本体やUSBメモリードライブなどが一般的でした。
このような、データのオフライン保存は今でも一定の需要があり、今後も需要が無くなるとは考えにくいと言えます。
とはいえ、このような保存方法では、データを保管しているパソコン自体がクラッシュしてしまったり、メモリードライブの紛失や盗難などの被害に遭ってしまったりといった危険性があります。
そういったリスクに対しては、オンラインでのデータ保管のほうが、より強いと考えられます。
テレワークが一般的となった現代において、どこにいても容易にアクセスが可能なオンラインでのデータ保管ができるクラウドサービスは、今後ますます需要が高まるでしょう。
ただし、オンラインでは、オフラインに比べて第三者による不正アクセスなどのリスクが高くなります。
また、中央集権的なクラウドサービスでは、すべてのデータを運営元に預けることになるため、信頼性の低い運営元だった場合、運営側によりデータが不正に使用されてしまう可能性も否定できません。
そういった中央集権型のクラウドサービスが抱えるリスクを解決するためのシステムとして、今後は、分散型クラウドサービスを目指すICPが必要とされることが期待されます。
ビットコインネットワークとの統合が発表された
2022年12月6日、Dfinity財団は、ICPとビットコインネットワークとの統合を発表しました。
ネットワークが統合されることで、ICPのスマートコントラクトにおいて直接ビットコインを扱えるようになり、強固なセキュリティが実現します。
これまで、様々なブロックチェーンにおいて、「トークンブリッジ」がハッキングの対象となってきました。
トークンブリッジとは、ある仮想通貨を他のブロックチェーンで利用するために両替することを指しています。
トークンブリッジの機能はハッカーに狙われやすいため問題視されてきましたが、今回のネットワークの統合により直接ビットコインをやり取りすることが可能になります。
これにより、脆弱なトークンブリッジの工程が不要になり、システムの安全性が保たれるようになったのです。
高いセキュリティを維持しながら、ビットコインを用いたDappsがICPネットワークにて扱えるようになりました。
そして、ビットコインネットワークにおいて不可能とされてきたスマートコントラクト機能が可能になり、ビットコインを使用したDeFiやDappsの可能性が見出されました。
ビットコインユーザーも参入しやすくなったため、今後のICPの需要は徐々に高まっていくかもしれません。
ICPの取引に興味がある人は、この機会にBITPOINTの公式サイトをチェックし、取引に使う仮想通貨を購入してみてください。
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仮想通貨ICPの買い方
仮想通貨ICPの買い方を説明します。
ICPは、以下のフローにて入手が可能です。
- 国内取引所で口座を開設する
- 国内取引所で取引用の仮想通貨を購入する
- 海外取引所の口座を開設
- 仮想通貨ICPを購入する
手順について、詳しく解説します。
国内取引所で口座を開設する
ICP購入のための準備として、まずは国内取引所で口座を開設します。
国内取引所としては、各種手数料が無料で、初心者でも簡単に取引を始められるBITPOINTが、特に使いやすいでしょう。
口座の開設を検討している場合は、BITPOINTの公式サイトをチェックしてみてください。
国内取引所で取引用の仮想通貨を購入する
口座開設が完了したら、日本円を入金します。
ICPは日本円での購入に対応していないため、国内取引所で日本円を取引用の仮想通貨に交換しておきます。
入金した日本円を使って、ビットコインなどの仮想通貨を購入します。
仮想通貨を海外取引所に送金
次に、海外取引所の口座を開設します。
BybitやGate.ioなどの海外仮想通貨取引所の公式サイトにアクセスし、口座を開設します。
海外取引所にて口座開設が完了したら、国内取引所で購入した取引用の仮想通貨を、海外取引所の口座へ送金します。
仮想通貨ICPを購入する
送金が完了したら、送金した仮想通貨を使ってICPを購入します。
多くの取引所では、ICPの通貨ペアとしてUSDTが利用されているため、まずはUSDTを入手します。
送金した仮想通貨で、一旦、USDTを購入しましょう。
次に、購入したUSDTを使ってICPを購入します。
ここまでの手順で、ICPを購入することができます。
ICPは日本円で直接購入することができないため、国内取引所を利用して、事前に取引用の仮想通貨を用意しておきましょう。
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取り扱い通貨数 | 24種類 |
取引手数料 | 取引所の手数料:無料 ※販売所で売買するとスプレッドの負担 |
入金手数料 | 即時入金:無料 銀行振込:無料 ※振込手数料は顧客負担 |
出金手数料 | 振込手数料を顧客が負担 |
提供サービス | 現物取引 つみたて レンディング ステーキング |
公式サイト | BITPointの公式サイト |
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また、ビットコインやイーサリアムといった人気の仮想通貨はもちろん、人気のアルトコインから珍しい銘柄まで豊富に取り扱っています。
専用アプリをインストールすると、普段使っているスマートフォンで、いつでもどこでも簡単に取引できます。
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仮想通貨ICPまとめ
今回の記事では、仮想通貨ICPについて解説しました。
- ICPは、中央集権型のサービスが抱える問題を解決するプロジェクトとして注目されている
- 「キャニスター」というICPスマートコントラクトの特徴は、処理性能の高さと手数料の安さ
- ICPの価格は、現在まで緩やかな下落が続いている
- 多くの分散型サービスは、実際には中央集権的な部分が備わっている
- ICPとビットコインネットワークとの統合が発表された
ICPは、ブロックチェーン技術を活用したクラウドサービスを提供するプロジェクトとして、注目されています。
現在は大企業が提供する中央集権型のクラウドサービスが普及しつつありますが、運営元がデータを一元管理することには、ある程度のリスクが考えられます。
そのような課題を解決するためのセキュリティの高い分散型のクラウドサービスとして、今後、ICPの需要が拡大する見通しです。
ICPは日本の仮想通貨取引所には上場していませんので、海外仮想通貨取引所などで購入しましょう。
ICPを購入するには、あらかじめBITPOINTなどの国内取引所にて、取引用の仮想通貨を入手しておく必要があります。
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