仮想通貨OMGとは?今後の見通し・将来性を徹底解説!
仮想通貨のOMGはDMM BitcoinやCoincheckなど、国内の複数の仮想通貨取引所が取り扱っている銘柄です。
以前は、OMG Networkのユーティリティトークンとして使用されていました。
しかし、2021年にOMG NetworkはBOBA Networkにサービスを移行しており、2024年現在はサービスを提供していないため、取引する場合は注意が必要です。
今回はOMGについて特徴や価格動向、今後の見通し、取引できる国内の取引所を紹介します。
- OMG Networkはオンライ決済を導入するためのプラットフォームだった
- OMG Networkはサービス提供を終了しており、BOBA Networkに移行している
- OMGの保有者にBOBAトークンのエアドロップが実施された
- OMGの用途は資産としての保有のみ
- 2023年6月にGMOコインとコインチェックで取り扱い停止が発表
OMG Networkはサービス提供を終了しており、仮想通貨のOMGには用途がない状況ですが、市場の影響を受けた価格変動が見られます。
興味がある方は、国内取引所のDMM Bitcoinで扱っているので、DMM Bitcoinの公式サイトを確認してみてください。
OMGとは?
OMGの概要から見てみましょう。
名称 | OMG Network |
シンボル | OMG |
現在の価格(2023年11月現在) | ¥106.74 |
時価総額(2023年11月現在) | ¥14,980,655,925 |
時価総額ランキング(2023年11月現在) | 304位 |
購入できる取引所 | DMM Bitcoin |
詳細 | OMG Foundationの公式サイト |
OMGはOMG Foundationが発行するERC-20規格の仮想通貨で、2021年まではOMG Foundationが運営するOMG Networkで使用されていました。
しかし、2021年にOMG NetworkはBOBA Networkにサービスを移行し、サービス提供を終了したため、現在のOMGの用途は資産として保有する以外にありません。
OMGは用途がない状況でありながら、時価総額ランキングでは304位と比較的高い順位に位置しています。
ただし、開発が行われていないことから、2023年6月にGMOコインとコインチェックの2社で上場廃止が発表されました。
興味がある方は、レバレッジ取引にも対応しているDMM Bitcoinの公式サイトを確認してみてください。
OMGの特徴
OMGおよびOMG Networkの特徴は次の3つです。
- オンライン決済のプラットフォームとして利用されていた
- BOBA Networkにサービスを移行
- OMG保有者にBOBAトークンをエアドロップ
それぞれ解説します。
オンライン決済のプラットフォームとして利用されていた
OMG Networkは、仮想通貨によるオンライン決済システムを構築するプラットフォームとして利用されていました。
OMG Networkの起源は、タイを拠点とするOmiseホールディングスが立ち上げたプロジェクトです。
タイを始め、東南アジアなどの発展途上国では、銀行口座やクレジットカードを持っている人が少なく、オンライン決済が普及していない状況があります。
そこで、ブロックチェーン技術や仮想通貨を利用して、途上国でオンライン決済を普及することを目的としてプロジェクトを開始しました。
OMG Networkが提供するサービスの特徴は、「More Viable Plasma」と呼ばれる、イーサリアムブロックチェーンのセカンドレイヤーを使用した高速で低コストな取引を実行可能な点です。
セカンドレイヤーによって、毎秒4,000件ほど(イーサリアムは毎秒15件ほど)の取引が可能になり、手数料もイーサリアム3分の1ほどです。
OMGはイーサリアムのブロックチェーンを利用しているため、スケーラビリティ問題を抱えるなど、決済には不向きなブロックチェーンでしたが、セカンドレイヤーによって決済システムとして利用できる環境を整えていました。
BOBA Networkにサービスを移行
OMG Networkは、2021年にBOBA Networkへサービスを移行しています。
OMG Networkの公式サイトは、トップページにBOBA Networkへ移動するためのリンクが掲載されているのみで、他にコンテンツはありません。
BOBA Networkは、イーサリアムの新たなレイヤー2ソリューションである「Optimisic Rollup」を採用しており、OMG Networkよりも高性能なプラットフォームです。
また、独自にBOBAトークンを発行しています。
BOBA NetworkはOMG Netoworkを移行する形で誕生しましたが、仮想通貨のOMGを利用する機会はないため、別のプラットフォームとも言えます。
現在では、BOBAトークンの取り扱いを増やしている取引所も多いです。
OMG保有者にBOBAトークンをエアドロップ
2021年11月には、OMGの保有者に対してBOBAトークンのエアドロップが行われました。
配布量はOMGに対して1対1の割合です。
OMG Networkはサービスを終了しOMGの用途がなくなるため、投資家に対してBOBA Networkへの誘導を示した措置と考えられます。
これらの特徴を持つOMGは、国内取引所のDMM Bitcoinで取引できます。
興味がある方は、DMM Bitcoinの公式サイトを確認してみてください。
OMGの現在の価格動向
次に、OMGの現在の価格を見てみましょう。
上記の画像は、直近2年間の米ドルに対するOMG(OMG/USD)の価格チャートです。
現在にかけて大きく下落している事が分かります。
2023年3月下旬から一時的な価格が上昇傾向にありましたが、現在は再度減少に転じており約0.701ドル付近で推移しています。
直近の価格動向はビットコインの価格推移と類似しているため、仮想通貨市場の影響を受けて上下していると考えられます。
OMGに興味がある方は、DMM Bitcoinで取引できるので、ぜひ公式サイトを確認してみてください。
OMGのこれまでの価格動向
続いて、これまでのOMGの価格動向について見てみましょう。
上記の画像は米ドルに対するOMG(OMG/USD)の価格チャートです。
2017年に仮想通貨取引所に上場して移行、上昇と下降を繰り返しています。
OMGの価格動向について、次の4つの時期に分けて解説します。
- 2017年7月〜2018年12月:仮想通貨バブルの影響
- 2019年1月〜2020年12月:OMG Networkへのリブランド
- 2021年1月〜2021年6月:NFTブームの影響
- 2021年7月〜2022年3月:BOBAトークンのエアドロップ
それぞれ解説します。
2017年7月〜2018年12月:仮想通貨バブルの影響
2017年7月から2018年12月にかけてのOMG/USDの価格チャートです。
2017年末から仮想通貨バブルが起き、仮想通貨市場全体の価格が上昇しました。
OMGも仮想通貨バブルの波に乗り、最大で約26ドルまで価格が高騰しています。
しかし、仮想通貨バブルが終わると徐々に価格は下がり、2018年末には上場直後に近い約1.2ドルまで下落しました。
2019年1月〜2020年12月:OMG Networkへのリブランド
2019年1月から2020年12月にかけてのOMG/USDの価格チャートです。
仮想通貨バブルが終わってから、しばらく低価格の相場が続いていましたが、2020年9月に約6.5ドルまで価格上昇しました。
その要因は、OmiseGOの名称で提供していたサービスを、OMG Networkにリブランドしたためです。
リブランドに合わせて今後の方針などを公開したため、投資家からの注目も集まり、価格が上昇したと考えられます。
2021年1月〜2021年6月:NFTブームの影響
2021年1月から2021年7月にかけてのOMG/USDの価格チャートです。
この時期は世界的なNFTブームが起こり、仮想通貨市場全体の価格が上昇しました。
OMGも市場の影響を受けて、2021年5月には最大で約13ドルまで価格が上がっています。
その後はNFTブームも落ち着き、価格は下落に転じました。
2021年7月〜2022年:BOBAトークンのエアドロップと仮想通貨市場全体の下落に連動
2021年7月から2022年3月にかけてのOMG/USDの価格チャートです。
2021年11月に、約19ドルと、仮想通貨バブルの時期につぐ高水準まで価格が上昇しました。
この要因は、OMGの保有者に対してBOBAトークンがエアドロップされたためです。
OMGに注目が集まり、価格が大きく上昇しました。
その後は、目立った動きがなく、仮想通貨市場も減少傾向が続いているため、OMGの価格は約0.702ドル付近にまで低下しています。
また、開発が終了していることを受け、2023年6月にはコインチェックとGMOコインの2社で上場が廃止されています。
OMGは国内取引所のDMM Bitcoinで取引できるので、詳しくはDMM Bitcoin(PR)の公式サイトを確認してみてください。
OMGの今後の見通し・予想
OMGの特徴や価格動向がわかったところで、今後の見通しについて考えます。
OMG今後の動向として次の3点が考えられます。
- OMG Networkはサービスを終了している
- BOBA Networkの影響
- 仮想通貨市場の影響
それぞれ解説します。
OMG Networkはサービスを終了している
OMG Networkはサービスを終了しているため、今後の成長が期待できません。
OMG Networkの公式サイトは、BOBA Networkへのリンクが掲載されているのみです。
TwitterなどのSNSのリンクも切れており、ホームページの更新は2021年8月19日が最後です。
また、BOBA NetworkではOMGを利用できません。
今後、OMGの需要が高まる可能性は薄いと言われています。
BOBA Networkの影響
BOBA Networkは、OMG Networkから誕生したプラットフォームであるため、OMGの価格に影響する可能性があります。
2022年9月時点では、BOBA Networkの大きな動きがなく、BOBAトークンの価格も減少が続いているため、OMGとの親和性は確認できません。
しかし、BOBA Networkの動向次第では影響する可能性もあるため、興味がある方は BOBA Networkの公式サイトを確認してみてください。
仮想通貨市場の影響
仮想通貨市場の動きがOMGの価格に影響する可能性があります。
OMGのこれまでの価格動向を見てみると、仮想通貨市場の影響を受けて推移してる期間が多く見られます。
直近の動向も市場の影響を受けている状況です。
したがって、今後も仮想通貨市場の影響を受ける可能性があります。
OMGの取引におすすめな国内取引所
OMGの取引におすすめな国内取引所は次の3つです。
各取引所の特徴を紹介するので、OMGに興味がある方は取引所の公式サイトを確認してみてください。
DMM Bitcoinの特徴
取り扱い暗号資産数 | 販売所形式:23種類 レバレッジ取引:31種類 |
最小発注数量(ビットコインの場合) | 販売所形式:0.0001BTC レバレッジ取引:0.01BTC |
取引手数料(ビットコインの場合) | 販売所形式:無料(スプレッドあり) レバレッジ取引:無料(スプレッド及びレバレッジ手数料あり ※BitMatch注文を除く) |
入金手数料 | 銀行振込:無料 クイック入金:無料 |
日本円の出金手数料 | 無料 |
ツール | ネットブラウザ、スマホアプリ |
その他のサービス | BitMatch注文 |
公式サイト | DMM Bitcoi(PR)の公式サイト |
関連記事 | DMM Bitcoinの評判 |
DMM Bitcoinには次の特徴があります。
- レバレッジ取引の対象銘柄が豊富
DMM Bitcoinのレバレッジ取引に対応している銘柄は31種類あります。
レバレッジ取引なら少ない金額でも、大きな利益がでる可能性があります。
一方、損失が大きくなるリスクもあるため利用する際はご注意ください。
- オリジナルの注文形式を提供
DMM Bitcoinは独自の注文方式「BitMatch注文」を提供しています。
BitMatch注文で取引をすると販売所形式の取引でもスプレッドがかからないので、お得に取引可能です。
気になる方はDMM Bitcoin(PR)の公式サイトを確認してみてください。
Coincheckの特徴
取り扱い暗号資産数 | 28種類 |
最小発注数量(ビットコインの場合) | 販売所形式:500円 取引所形式:0.005BTCかつ500円 |
取引手数料(ビットコインの場合) | 販売所形式:無料(スプレッドあり) 取引所形式:無料 |
入金手数料 | 銀行振込:無料 コンビニ入金:3万円未満…770円 3万円~30万円…1,018円 クイック入金:3万円未満…770円 3万円~50万円…1,018円 50万以上…入金金額の0.11%+495円 |
日本円の出金手数料 | 407円 |
ツール | ネットブラウザ、スマホアプリ |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT(β版) Coincheckでんき/ガス 貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版) |
公式サイト | Coincheckの公式サイト |
関連記事 | Coincheckの評判 |
Coincheckには次の特徴があります。
- 取り扱い銘柄が豊富
Coincheckでは、合計で28種類の豊富な銘柄を取引できます。
- スマホアプリのダウンロード数が国内取引所でNo.1
Coincheckのスマホアプリは、ダウンロード数が国内の取引所でNo.1※です。
※※2020年1月 – 12月(データ協力:App Annie)
価格チャートの確認や取引をスマホで手軽にできます。
またデザインがシンプルなので初心者にも使いやすいです。
- オリジナルサービスが豊富
Coincheckはオリジナルサービスが豊富です。
仮想通貨の積立投資やレンディンングサービス、NFTマーケットプレイスなどがあります。
OMGは2023年6月に取り扱い停止を公表しましたが、関連サービスを利用したい方はCoincheckの公式サイトを確認してみてください。
GMO コインの特徴
取り扱い暗号資産数 | 26種類 |
最小発注数量(ビットコインの場合) | 販売所形式:0.00005BTC 取引所形式:0.001BTC レバレッジ取引:0.01BTC |
取引手数料(ビットコインの場合) | 販売所形式:無料(スプレッドあり) 取引所形式:Maker -0.01%,Taker 0.05% レバレッジ取引:無料(スプレッド及びレバレッジ手数料あり) |
入金手数料 | 銀行振込:無料 即時入金:無料 |
日本円の出金手数料 | 無料 大口出金(20,000,001円を超える出金)の場合:400円 |
ツール | ネットブラウザ、スマホアプリ |
その他のサービス | 貸暗号資産サービス つみたて暗号資産 ステーキングサービス API連携サービス |
公式サイト | GMOコインの公式サイト |
関連記事 | GMOコインの評判 |
GMOコインには次の特徴があります。
- 取扱銘柄が豊富
GMOコインでは26種類もの豊富な銘柄を取り扱っています。
- 顧客満足度が高い
GMOコインは国内の仮想通貨取引所の中で、オリコン顧客満足度1位※を2年連続で達成しています。
※2022年 オリコン顧客満足度® 調査 暗号資産取引所 現物取引 第1位
GMOインターネットグループが運営している仮想通貨取引所であるため、グループ内で培ったノウハウを活かした安全性の高い取引所運営を行なっています。
高い信頼性やセキュリティ性による顧客満足度の高さから、これら取引所を利用する人も安心して取引ができます。
コインチェックと同様に、OMGは上場廃止を公表しましたが、国内トップクラスの豊富な通貨で取引可能です。
気になる方は、GMOコインの公式サイトを確認してみてください。
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OMGに関するQ&A
OMGに関する質問に回答します。
- OMG Networkはサービスを終了した?
- OMGの用途は?
- OMG NetworkとBOBA Networkの違いは?
OMG Networkはサービスを終了した?
OMG Networkは、サービスを終了したとは発表していません。
しかし、公式サイトはBOBA Networkと、BOBA Networkを運営するEnyaの公式サイトへのリンクが記載されているのみです。
公式サイトの最終更新日は2021年8月19日が最後で、TwitterやTelegramのアカウントも消滅しているため、サービスを終了していると考えられています。
OMGの用途は?
現在のOMGの用途は資産として保有するのみです。
OMG Networkはサービス展開していないため、OMGを利用する機会はありません。
また、OMG Networkの移行先であるBOBA NetworkではBOBAトークンを発行しており、OMGは必要ない状況です。
したがって、OMGの用途は資産としての保有です。
OMG NetworkとBOBA Networkの違いは?
OMG Networkはオンライン決済に特化したプラットフォームでした。
一方、BOBA Networkはオンライン決済に加えて、DeFiやNFTなどさまざまなDapps開発に取り組んでいます。
また、イーサリアムブロックチェーンを利用している点は同じですが、使用するセカンドレイヤーが異なります。
BOBA NetworkはOptimistic Rollupを使用しており、より高速でより安価な取引を可能にしています。
OMGのまとめ
今回はOMGについて解説しました。
- OMG Networkはオンライ決済を導入するためのプラットフォームだった
- OMG Networkはサービス提供を終了しており、BOBA Networkに移行している
- OMGの保有者にBOBAトークンのエアドロップが実施された
- OMGの用途は資産としての保有のみ
OMG Networkはサービス提供を終了しており、仮想通貨のOMGには用途がない状況ですが、市場の影響を受けた価格変動が見られます。
興味がある方は、国内取引所のDMM Bitcoinで取引できるので、DMM Bitcoinの公式サイトを確認してみてください。