仮想通貨の板取引とは?便利な取引所やメリット・デメリット徹底解説

仮想通貨の取引形態の一つに「板取引」というものがあります。
板取引自体は株式の売買などで使われるメジャーな取引方法ですが、仮想通貨の場合はどのように運用されているのでしょうか。
今回は仮想通貨の板取引の内容や販売所取引との違い、メリット・デメリット、板の見方、板取引の手順、板取引におすすめの暗号資産取引所、Q&Aなどについてまとめます。
- 板情報とは、買い注文と売り注文の希望価格と数量がまとめられた一覧表のこと
- 板取引が利用できるのは取引所での売買のみ
- メリットは、指値取引でき、相場の状況をつかみやすく、手数料やスプレッドを抑えられること
- デメリットは、流動性が低いと取引が成立しないことや板情報を自分で分析しなければいけないこと
- おすすめの取引所はDMM Bitcoin、LINE BITMAX、Coincheck
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仮想通貨の板取引とは
板取引の「板」とは、価格ごとの買い注文と売り注文の一覧表のことで、これを見ると買い希望の価格と数量、売り希望の価格と数量が一目でわかります。

画面右の表が「板情報」で、これを見ると、購入希望数量や購入希望価格(赤字)と売却希望数量と売却希望価格(緑字)が一目でわかりますので、使いこなせば非常に便利です。
こういった「板情報」は、株取引などで頻繁に使われているので、株取引の経験がある人にとっては馴染みのあるものかもしれません。
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仮想通貨の板取引の特徴
板取引にはどのような特徴があるのでしょうか。
特徴について3点まとめました。
- 板取引を利用できるのは取引所のみ
- 狙った価格で購入・売却しやすい
- 板の厚みで流動性を把握できる
板取引を利用できるのは取引所のみ
1つ目の特徴は、板取引を利用できるのは取引所のみだということです。

仮想通貨を扱っている暗号資産取引所には、ユーザー同士が暗号資産交換業者の注文板を利用して取引する取引所と、ユーザーが暗号資産取引業者と取引する販売所があります。
販売所では暗号資産交換業者が提示する金額での売買しかできないため、板取引は注文板がある取引所での取引に限られます。
狙った価格で購入・売却しやすい
2つ目の特徴は、狙った価格で購入・売却しやすいことです。
取引所での板取引では、板に出ている価格をみて購入または売却を決められます。
そのため、自分が思っていたよりも高かったり安かったりといった価格のずれが小さくなります。
板の厚みで流動性を把握できる
3つ目の特徴は、板の厚みで流動性を把握できることです。
板情報を見ると、どの価格帯でどれだけの買い注文・売り注文が出ているか一目瞭然でわかります。
もし、買い注文が売り注文よりも多い(厚い)場合は価格上昇が期待できますし、逆に売り注文の方が多ければ価格が下落する可能性があります。
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仮想通貨の板取引のメリット
仮想通貨の板取引にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
メリットを3点まとめました。
- 指値で取引できる
- 相場の状況を把握できる
- 手数料やスプレッドが少なくて済む
指値で取引できる
1つ目のメリットは、指値(さしね)で取引できることです。
指値とは、指定した価格で売買する注文方法です。

上のチャートの場合、現在の価格が1BTC=1,010,000円です。
指値で1BTC=1,000,000のときに買うと指示すると、ビットコインの価格が1,000,000を下回ったら買い注文が実行されます。
板注文の場合、板に書かれている価格を参考にしながら指値を入れられるのでとても便利です。
相場の状況を把握できる
2つ目のメリットは、相場の状況を把握できることです。
板情報を見ると、価格だけではなく注文数量も併せて確認できるため、買い注文と売り注文のどちらが優勢かを視覚的に把握できます。
手数料やスプレッドが少なくて済む
3つ目のメリットは、手数料が少なくて済むことです。
暗号資産取引所で仮想通貨を売買すると、手数料やスプレッドが発生します。

スプレッドとは、買値と売値の価格差(差額)のことで、差額は暗号資産取引所の収益になるのでスプレッドは事実上の取引手数料と考えられます。(※相場の状況を把握できる)
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仮想通貨の板取引のデメリット
仮想通貨の板取引にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
2点まとめました。
- 流動性が低いと取引が成立しない
- 板情報を自分で読み解かなければならない
流動性が低いと取引が成立しない
1つ目のデメリットは、流動性が低いと取引が成立しないことです。
流動性とは、暗号資産取引所での出来高であり、どの程度、活発に仮想通貨が取り引きされているかを表すもので、流動性が低いとは取引が活発に行われていない状態を意味します。
板取引では、売り注文や買い注文が少なく、板の厚みが薄い状態と言い換えることができます。
取引する相手が少なければ、自分が思うような取引ができません。
板情報を自分で読み解かなければならない
2つ目のデメリットは、板情報を自分で読み解かなければならないことです。
板情報自体は、とてもシンプルですが、その情報が何を意味しているかを自分で考え取引しなければなりません。
それには、板取引についての知識だけではなく取引の経験が必要です。
仮想通貨の板取引のやり方
板取引はどうやって行ったらよいのでしょうか。
板取引のやり方についてまとめます。
- 購入・売却希望の仮想通貨を選択
- 板の中から自分の希望する購入・売却価格を選択
- 取引量を入力し、注文する
購入・売却希望の仮想通貨を選択
まず、自分が購入あるいは売却を希望している仮想通貨を選択します。

右上の「現物」をクリックすると、取引対象が仮想通貨の組み合わせが表示されます。
この中から、自分が取引したい仮想通貨の組み合わせを選択します。
板の中から自分の希望する購入・売却価格を選択
次に、板の中から自分の希望する購入・売却価格を見つけます。

画面上の赤字は「Ask」(売り注文)で、下の黄字は「Bid」(買い注文)、中央の白文字が直近で取引が成立したときの価格です。
自分の希望価格が板上にあるかどうか確認しましょう。
取引量を入力し、注文する
最後に取引量を入力し、注文を確定させます。

板情報を参考に、数量や価格を指定して注文します。
注文が約定するかどうかは、その時の状況によりますが、うまくいけば希望する価格で購入、または売却できます。
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仮想通貨の板取引における板の見方
板情報はどうやって見たらよいのでしょうか。
板情報の見方についてまとめます。
- 板情報の基本知識
- 板の見方
板情報の基本知識
板情報は、購入または売却の希望価格と数量についてまとめられた表です。
板の中央にある価格は「気配値」といい、買い方や売り方の希望価格を意味し取引の成立とともに刻一刻と変化します。
たまに、買い注文ばかりで売り注文がなく売買が成立しないことがありますが、この状態を「買い気配」といい、逆に、売り注文ばかりで買い注文がない場合を「売り気配」といいます。
買い気配、売り気配ともに取引が成立すると消化されて新たな気配値が現れます。
板の見方

上の画像は、bitFlyerのビットコイン取引所の板情報と約定履歴です。
まず、板情報は大きく分けて上下二つに分かれ、上の赤字は「買い方」、下の緑地は「売り方」をあらわします。
中央の価格はそれぞれの希望価格(気配値)、気配値の右あるいは左に書かれているのが数量で、これを見ると、買いと売りのどちらが多いのかを判別できます。
上の画像であれば、ほぼ互角ですが、やや買い方が優勢なので価格が上昇しやすい状態です。
また、赤と緑の境界線に近づくほど、両者が折り合う可能性が高い気配値となります。
たとえば、「買い」取引を成立させたいなら、境界線に最も近い赤字の5,089,000円で買い注文を出すか、それに近い数字で買い注文をだすと約定する可能性が高まります。
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仮想通貨の板取引におすすめな国内取引所
仮想通貨の板取引がしやすい国内暗号資産取引所はどこでしょうか。
4つの暗号資産取引所をとりあげます。
DMM Bitcoin

名称 | DMMビットコイン |
暗号資産数 | 現物取引:20種類 レバレッジ取引:26種類 |
最低取引金額 | 0.0001BTC |
売買手数料 | 無料 ※BitMatch手数料を除く |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
提供サービス | 販売所 レバレッジ取引 |
レバレッジ倍率 | 2倍 |
公式サイト | DMMビットコイン公式サイト |
関連記事 | DMMビットコインの評判 |
DMM Bitcoinは、DMMグループに属する暗号資産取引所で、グループのノウハウを生かしたセキュリティ技術に定評があります。
また、レバレッジ取引の対象となっている暗号資産は26で、業界でもトップクラスです。

取引所が開設されていない代わりに、DMM Bitcoinが仲介役となって買い方と売り方の仲値を設定する「BitMatch」という新サービスを打ち出しています。
詳しくは、DMM Bitcoinの公式サイトをご確認ください。
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LINE BITMAX

名称 | LINE BITMAX |
暗号資産数 | 7種類 |
最低取引金額 | 1円相当額 |
売買手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | LINE Pay:110円(税込) 銀行口座:400円(税込) |
提供サービス | 販売所 暗号資産貸出サービス NFTマーケットβ 取引所(フィンシアのみ) |
レンディング | 最大利率8%(業界最高水準) |
独自仮想通貨 | フィンシア(FNSA) |
レバレッジ取引 | 最大2倍(売りのみ) |
公式サイト | LINE BITMAX公式サイト |
関連記事 | LINE BITMAXの評判 |
LINE BITMAXは、LINEの関連会社であるLINE Xenesis株式会社が運営する暗号資産取引所です。
取扱暗号資産数は少ないですが、少額から取引できるのが特徴で、暗号資産の貸出サービスやNFTマーケットにも乗り出し、積極的に業務を拡大しています。
現在はフィンシア(FNSA)のみでしか取引所のサービスを行っていませんが、業務が拡大するにつれ導入する可能性はあるでしょう。
LINEアプリを使って手軽に通貨の取引ができるほか、レンディングやレバレッジ取引などの各種機能が備わっています。
特にレンディングは、最大利率8%と業界最高水準となっています。
詳しくは、LINE BITMAXの公式サイトをご確認ください。
\LINEでどこでも簡単取引!/
Coincheck

名称 | Coincheck |
暗号資産数 | 19種類 |
最低取引金額 | 0.005BTC以上 かつ 500円(相当額)以上 |
売買手数料 | 販売所:無料 取引所:無料 ※手数料相当額:0.1~5.0% |
入金手数料 | 銀行振込:無料(振込手数料は顧客負担) コンビニ入金:3万円未満は770円、3万円以上は1018円 クイック入金:3万円未満は770円、3万円以上は1018円 |
出金手数料 | 407円 |
提供サービス | 販売所 取引所 Coincheck NFT(β版) Coincheckつみたて 貸暗号資産サービス Coincheckでんき Coincheckガス |
レバレッジ取引 | 取扱なし |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
関連記事 | Coincheckの評判 |
Coincheckはマネックスグループ傘下の暗号資産取引所です。
取扱通貨数は業界でもトップクラスの19種類を取り扱っています。
販売所や取引所、つみたて、貸暗号資産などのサービスに加え、NFTやでんき、ガスのサービス展開も行っています。
レバレッジ取引は導入してませんが、それでも取扱通貨数が多いのは魅力的です。
詳しくは、Coincheckの公式サイトをご確認ください。
上記以外の仮想通貨取引所が気になる方は、当サイトの仮想通貨取引所おすすめランキングをご覧ください。
仮想通貨の板取引に関するQ&A
仮想通貨について、よくある質問をまとめました。
- ビットコイン以外のアルトコインも板取引で売買できますか?
- マイナス手数料とは何ですか?
- ビットコイン以外のアルトコインも板取引で売買できますか?
-
ビットコイン以外のアルトコインも取引可能です。
どの仮想通貨が板取引できるかは、暗号資産取引所ごとで異なりますので、各暗号資産取引所の公式サイトなどで確認してください。
- マイナス手数料とは何ですか?
-
マイナス手数料とは、仮想通貨の板取引独特の用語です。
「maker(メイカー)」は板情報にない価格で注文し約定した取引のことで、「taker(テイカー)」は板情報に出ている価格で約定した取引のことです。
メイカーは、取引の選択肢の幅を広げるため手数料が優遇され、テイカーよりも安い手数料となります。
場合によっては、手数料がマイナスとなるマイナス手数料が発生し、取引所がメイカーにお金を支払うことも起きます。
仮想通貨の板取引のまとめ
今回は、仮想通貨の板取引についてまとめました。
- 板情報とは、買い注文と売り注文の希望価格と数量がまとめられた一覧表のこと
- 板取引が利用できるのは取引所での売買のみ
- メリットは、指値取引でき、相場の状況をつかみやすく、手数料やスプレッドを抑えられること
- デメリットは、流動性が低いと取引が成立しないことや板情報を自分で分析しなければいけないこと
- DMM Bitcoin、LINE BITMAX、Coincheckが人気の取引所
板情報は買い注文と売り注文の価格、数量が把握できる一覧表であり、その情報を利用して指値注文するのが板取引です。
しかし、販売所では板取引ができず、取引所でのみ利用できる取引方法です。
板取引は指値で取引できるため、コストを小さくできるというメリットがある一方、流動性が低いと取引そのものが成り立たないというデメリットを持っています。
円滑に取引するためには、ある程度の取引量がある暗号資産取引所を選ぶべきでしょう。
DMM Bitcoinには板取引がありませんが、スプレッドを気にせず、ミッド(仲値)価格で売買可能なBitMatch注文ができます。
販売所方式とオークション方式のハイブリッド注文方法が提供されており、幅広い取引に対応しています。
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※キャンペーン期間:2023年10月1日(日)午前6時59分まで