仮想通貨/ビットコインの寄付とは?メリットや方法・注意点などを徹底解説
2022年2月27日、ロシアと戦闘状態に入ったウクライナ政府は公式Twitterで仮想通貨ビットコイン、イーサリアム、テザーの寄付を全世界に呼びかけました。
賛同した多くの人々が仮想通貨をウクライナに寄付しました。
このことは、寄付のあり方に大きな影響を与えています。
今回は、仮想通貨の寄付やメリット・デメリット、寄付の具体例、寄付する方法、寄付の注意点、よくある質問などについてまとめます。
- ウクライナが仮想通貨での寄付を受け付けことにより仮想通貨の寄付に関心が高まった
- メリットは直接寄付できることやすぐ送金できること、透明性が確保されること
- デメリットは寄付にあたって仮想通貨の知識が必要であることや寄付先が限られること
- 仮想通貨を寄付するには暗号資産取引所でアカウントを作成しなければならない
- 主な寄付受付仮想通貨はビットコインやイーサリアム、ステーブルコインなど
- 詐欺被害に遭う可能性がある
- 誤送金は取り消せない
- DMM Bitcoinなら手軽にアカウント作成が可能
仮想通貨の寄付をする際は、まず仮想通貨取引所のアカウントが必要です。
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仮想通貨/ビットコインの寄付とは?
仮想通貨の寄付とは、所有しているビットコインなどの仮想通貨を必要としている団体などに寄付する行為のことです。
インターネット上でやり取りできる仮想通貨は、仲介を必要とせず直接相手に送金できるため有効な寄付の手段として注目されています。
ウクライナに対する仮想通貨の寄付額は受け付け開始から1週間後の3月6日の段階で、253BTC(約987万ドル)に達しました。
出典:第一生命経済研究所
これにより、仮想通貨送金の利便性や寄付における有効性が確認できました。
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仮想通貨/ビットコインを寄付するメリット
仮想通貨を寄付するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
メリットを3点紹介します。
- 直接寄付できる
- すぐに送金できる
- 透明性が確保される
直接寄付できる
1つ目のメリットは直接寄付できることです。
ウクライナの例で分かるように、仮想通貨の支援は支援したい人が直接相手に送金できます。
たとえば、NPO法人兵庫子ども支援団体の例では、2017年から2019年にかけてビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、モナコイン(MONA)、NEM(XEM)、リップル(XRP) の寄付が確認されています。
これらの寄付は直接NPO法人に送金されています。
すぐに送金できる
2つ目のメリットはすぐに送金できることです。
インターネット上で流通している仮想通貨は、銀行などの金融機関を介さず送金可能です。
そのため、従来の募金に比べるとはるかに早く送金できます。
実際、ウクライナの例では募集開始から1週間で987万ドル相当のビットコインが寄付されました。
透明性が確保される
3つ目のメリットは透明性が確保されることです。
仮想通貨は取引履歴が全てブロックチェーン上に記録されます。
そのため、自分が寄付した通貨が確実に相手にわたっているか確認できます。
通常の募金では一度、日本赤十字などの第三者機関が預かり、寄付を必要としている団体などに送金されます。
寄付した人は送金が確実に行われたかどうか確認するすべがありませんが、仮想通貨での寄付なら相手に渡ったかどうかを調べられます。
その意味で、透明性が高い寄付手段であるといえるでしょう。
DMM Bitcoinはセキュリティ能力が高い暗号資産取引所です。
世界に通用するセキュリティ能力を持っていますので、仮想通貨を送る前に管理するウォレットとして相応しい実力を備えています。
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仮想通貨/ビットコインを寄付するデメリット
仮想通貨を寄付することでどのようなデメリットがあるのでしょうか。
デメリットを2点紹介します。
- 仮想通貨に関する知識が必要
- 寄付先が限られる
仮想通貨に関する知識が必要
1つ目のデメリットは仮想通貨に関する知識が必要なことです。
仮想通貨を日常的に扱っている人にとって、相手先のウォレットに送金することはさほど難しいことではありません。
しかし、仮想通貨にあまり精通していない人が仮想通貨で寄付しようとするアカウントの作成や入金、仮想通貨の入手・送金などでかなり手間取るかもしれません。
その意味で、初めての人にとってはなかなか大変な作業かもしれません。
寄付先が限られる
2つ目のデメリットは寄付先が限られていることです。
一般的な寄付の場合、コンビニやスーパーなどの募金箱や街頭での募金活動に対し募金すれば寄付ができます。
しかし、仮想通貨で寄付を受け付けている団体は少ないのが現状です。
より、仮想通貨の知識が広がり仮想通貨を送金することが当たり前になれば、寄付受け入れが増加するかもしれません。
仮想通貨/ビットコインの寄付の例
ウクライナや上記のNPO以外に仮想通貨の寄付の事例はあるのでしょうか。
実際に行われた寄付の例についてまとめます。
- bitFlyerによる日本赤十字への寄付
- ユニセフ仮想通貨ファンド
- 「kizuna」の寄付プロジェクト
bitFlyerによる日本赤十字への寄付
bitFlyerでは日本赤十字への仮想通貨寄付を受け付けており、集められた寄付金は3か月に1回、日本赤十字に全額寄付されます。
日本赤十字の活動について知りたい方は、日本赤十字の公式サイトでご確認ください。
ユニセフ仮想通貨ファンド
2019年10月9日、ユニセフ(UNICEF:国連児童基金)はユニセフ仮想通貨ファンドを開設したと発表しました。
これにより、ビットコインやイーサリアムをファンドに寄付できるようになりました。
ファンドの創設にあたり、イーサリアムを運用するイーサリアム財団はフランスのユニセフ協会を通じて最初の寄付を行い話題となりました。
集められた仮想通貨は新興国での事業や世界的な問題解決のためにブロックチェーン技術を開発していている企業、世界の学校にインターネットを普及させる事業などに投資しています。
詳しくは、ユニセフの公式サイトをご確認ください。
「KIZUNA」の寄付プロジェクト
「KIZUNA」は株式会社グラコネが運用するビットコイン寄付フラットフォームで、2017年1月から活動を開始しました。
銀行を介さず、少ない手数料で送金できることを利用し、世界各地の支援が必要な団体に直接送金するためのプラットフォームとして開設されました。
はじまりは2016年に実施されたクラウドファンディングで、そのときは111名の支援者から171万円の資金提供を受けています。
通信制・定時制高校生徒たちを支援するNPO法人やシリア難民への支援、ケニアの音楽スクールの支援などに取り組んでいます。
詳しくは、KIZUNAの公式サイトをご確認ください。
こうした支援に参加するには仮想通貨を保持していなければなりません。
しかし、国内暗号資産取引所でアカウントを作成するのが面倒と思う方がいると思います。
たとえば、DMM Bitcoinならスマートフォンだけでアカウント作成が完了し、スピーディーにアカウントを作成できます。
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仮想通貨/ビットコインを寄付する方法
仮想束を寄付するにはどのようにすればよいのでしょうか。
寄付の手順についてまとめます。
- 国内暗号資産取引所でアカウントを開設
- 仮想通貨の入手
- 仮想通貨を送金
国内暗号資産取引所でアカウントを作成
仮想通貨を入手・送金するためには、国内暗号資産取引所でアカウントを作成しなければなりません。
アカウント作成には次のものが必要です。
- メールアドレス
- 本人確認書類
現在、多くの暗号資産取引所で「スマートフォンによる本人確認」が導入されています。
必要事項やメールアドレスを記入すると、本人確認書類を撮影し提出することが求められます。
たとえば、DMM Bitcoinでは以下の6つの書類のうちどれか一つが必要です。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 在留カード
- 運転経歴証明書
- 特別永住者証明書
- 日本政府発行のパスポート
必要事項の記入を終え、本人確認書類を送信するとアカウント作成手続きが終了します。
送信された内容をもとに、暗号資産取引所が審査し、特に問題なければアカウント作成が完了します。
仮想通貨を入手
アカウント作成後、日本円を送金し仮想通貨を入手します。
寄付を重視するなら、多くの団体が受け入れを表明しているビットコインやイーサリアムを入手すると良いでしょう。
仮想通貨を送金
ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を入手したら送金作業に移ります。
仮想通貨の寄付を受け付けている団体はウォレットのアドレスを公開していますので、そちらに送金しましょう。
ウォレットアドレスは非常に複雑ですので、手打ちではなくコピペするのが無難です。
DMM Bitcoinのサイトやスマホアプリは非常にシンプルにできていますので、見間違えや入力ミスが発生しにくくなっています。
仮想通貨の寄付が初めてでわからないことが多いという人は、迷わず取引・送金しやすいDMM Bitcoinを検討してみてはいかがでしょうか。
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仮想通貨/ビットコインの取引におすすめの国内取引所
おすすめの国内暗号資産取引所を3つ紹介します。
- DMM Bitcoin
- BitPoint
DMM Bitcoin
名称 | DMM Bitcoin |
暗号資産数 | 現物取引:28種類 レバレッジ取引:34種類 |
最低取引金額 | 0.0001BTC |
売買手数料 | 無料 ※BitMatch手数料を除く |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
提供サービス | 販売所 レバレッジ取引 |
レバレッジ倍率 | 2倍 |
公式サイト | DMM Bitcoin公式サイト |
関連記事 | DMMビットコインの評判 |
DMM BitcoinはDMMグループに属する暗号資産取引所です。
DMM Bitcoinの魅力は取り扱っている銘柄数の多さで、現物取引で20銘柄、レバレッジ取引で26銘柄取り扱っています。
また、入出金手数料が無料であることもDMM Bitcoinのアピールポイントといえるでしょう。
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BITPoint
取引所名称 | BITPoint(ビットポイント) |
取り扱い通貨数 | 22種類 |
取引手数料 | 取引所の手数料:無料 ※販売所で売買するとスプレッドの負担あり |
入金手数料 | 即時入金:無料 銀行振込:無料 ※振込手数料は顧客負担 |
出金手数料 | 振込手数料を顧客が負担 |
提供サービス | 現物取引 つみたて レンディング ステーキング |
公式サイト | BITPointの公式サイト |
関連記事 | BITPointの評判 |
ビットポイントは、仮想通貨取引の初心者から上級者まで幅広く利用されている国内取引所です。
取引手数料などの各種手数料が無料ですので、取引回数が多い人も安心して利用できます。
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仮想通貨/ビットコインを寄付する際の注意点
仮想通貨を寄付する際に注意すべきことは何でしょうか。
注意点を3点とりあげます。
- 受け付けている仮想通貨が限定される
- 詐欺被害に遭う可能性がある
- 送金は取り消せない
受け付けている仮想通貨が限定される
1つ目の注意点は受け付けている仮想通貨が限定されるということです。
多くの場合、時価総額が大きいビットコインやイーサリアムなどが受け取り通貨に指定されています。
これらの仮想通貨は取引量の増大により送金時間がかかったり、手数料が高騰したりする問題(スケーラビリティ問題)が起きていますので、思ったような寄付ができない可能性があります。
詐欺被害に遭う可能性がある
2つ目の注意点は詐欺被害に遭う可能性があることです。
2022年3月7日、在日ウクライナ大使館は以下のツイートを発し、詐欺メールに注意するよう促しました。
最近は当館を装って、ビットコインなどの暗号通貨を含めて寄付を呼び掛ける詐欺のメールが現れたと承知しています。詐欺にご注意をお願いします!
Twitter
仮想通貨での寄付が話題になると、それに乗じた詐欺行為が横行しますので、寄付が本物か詐欺か自分で見極めなければなりません。
送金は取り消せない
3つ目の注意点は送金が取り消せないことです。
仮想通貨は1度送金してしまうと、どのような理由があっても取り消せません。
詐欺サイトのウォレットに入金してしまったり、ウォレットアドレスの入力ミスで別のウォレットに送ってしまったりしたとしても取り消せません。
入金前にウォレットアドレスをしっかり確認しておきましょう。
仮想通貨/ビットコインの寄付に関するQ&A
仮想通貨の寄付に関してよくある質問を2点とりあげます。
- 寄付できる通貨はどのようにして決まるのですか?
- 詐欺に遭わないためには何に気を付けるといいですか?
寄付できる仮想通貨はどのようにして決まるのですか?
寄付を受け付ける仮想通貨は寄付の受け取り手が指定します。
現金と異なり、仮想通貨は取引に関する知識が必要なため、受け取り手が処理でき、価値が比較的安定しているものを選ぶ傾向があります。
具体的にはビットコインやイーサリアム、海外であればテザーやUSDコインといったステーブルコインが選ばれやすいといえます。
受け取り手の公式サイトなどでご確認ください。
詐欺に遭わないためには何に気を付けるといいですか?
詐欺にあわないためには公式サイトであるかどうかを見極める必要があります。
ただ、年々詐欺サイトの作りは巧妙になっているのでなかなか見抜けないかもしれません。
そんな時はbitFlyerなどで実施している第3者が取りまとめに関わっている寄付を選択すると良いでしょう。
もし、ピンポイントで寄付したいのであれば自己責任でそれらのサイトで情報を確認し、寄付を行いましょう。
仮想通貨/ビットコインの寄付のまとめ
今回は仮想通貨の寄付についてまとめました。
- ウクライナが仮想通貨での寄付を受け付けことにより仮想通貨の寄付に関心が高まった
- メリットは直接寄付できることやすぐ送金できること、透明性が確保されること
- デメリットは寄付にあたって仮想通貨の知識が必要であることや寄付先が限られること
- 仮想通貨を寄付するには暗号資産取引所でアカウントを作成しなければならない
- 主な寄付受付仮想通貨はビットコインやイーサリアム、ステーブルコインなど
- 詐欺被害に遭う可能性がある
- 誤送金は取り消せない
- DMM Bitcoinなら手軽にアカウント作成が可能
ウクライナが仮想通貨での寄付を受け付けたことがきっかけとなり、仮想通貨での寄付が注目されるようになりました。
仮想通貨の寄付は相手に直接送金でき、透明性が確保されることが評価されています。
ただ、仮想通貨を寄付するには仮想通貨に関する最低限の知識が必要となります。
また、寄付を装った詐欺などもあるので十分注意して仮想通貨の寄付を行いましょう。
DMM Bitcoinなら取引ツールが使いやすく、銀行口座からの送金が比較的容易ですので仮想通貨の入手が容易です。
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